2017年5月17日

NFC関連ビジネスの推進を強化

NFC Forum Co-Chairmanの田川晃一氏をジェネラルマネージャーとしてスカウト

大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、NFC*関連ビジネスのさらなる拡大に向け、NFCの国際標準化団体NFC ForumのCo-Chairman(議長)を務める田川晃一を、本年4/1に標準化担当ジェネラルマネージャーとして迎えました。

*NFC:Near Field Communication 近距離無線通信


【背景とねらい】

2020年の国際社会に向けてキャッシュレス化やインバウンド対応が進むなか、スマートフォンでの電子決済やRFIDを利用した情報通信などに利用されているNFCは、これまでのICチップやハードウェア中心から、アプリケーションやサービスを中心とした利用にシフトしてきています。また、かざすだけでデータを簡単に通信できる特性を活かし、NFC機能を備えた機器同士でデータの授受をおこなうIoTやAutomotive(車載機器)分野等でも利用拡大が見込まれています。
一方、日本のモバイルを含む非接触ICカードの通信方式は、「FeliCa®」が広く普及していますが、国際的には複数の通信方式があり、今後活発になるインバウンド・アウトバウンドでの利便性を考えると、これらの通信方式間での互換性の確保が必須です。グローバル分野での対応デバイス間の相互運用性を実現した「NFC Forum規格」のさらなる拡張が求められています。

これまでもDNPは、決済やコミュニケーションの分野でNFCを利用したサービスを提供しており、NFC Forumには2006年に加入し、2014年からスポンサーメンバーに昇格しました。今回、Co-Chairmanの田川氏をジェネラルマネージャーとして迎え、NFC Forumを牽引する日本企業として、決済、交通、ポイントサービスなどの顧客ロイヤリティ、認証等既に普及している利用方法に加えて、IoT、Automotive、NFC タグを利用するシステム等、利便性の高いサービスを積極的に展開し、市場拡大を図ります。

■NFC Forum
2004年、NXP(旧フィリップス)とソニー株式会社などが共同で設立したNFC推進団体で、世界の標準的なインフラとして、NFCの利用促進や各種標準化作業及び、認証の構築を進めている。半導体メーカー、家電メーカー、国際決済ブランドや通信事業者など世界で130社以上が参加している。

■田川晃一 (たがわこういち)略歴
2003年からNFC Forum設立にあたるソニー代表として関連諸活動に参画、2007年Felica事業部 グローバル標準化渉外部 統括部長。2004年NFC ForumのVice Chairman、2008年9月Chairman、2017年3月NFC ForumのCo-Chairman制度導入を機にCo-Chairmanに就任。2017年4月大日本印刷株式会社入社。

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