DNPのオリジナル書体『秀英体』17書体をMonotype Imagingから提供開始
フォント販売サイト「MyFonts」で6月21日に販売スタート
大日本印刷株式会社(DNP)は、DNPのオリジナル書体「秀英体」を米国に本社を持つMonotype Imaging Inc.(Monotype)にライセンス提供しました。Monotypeは、「秀英体」17書体を、機器やソフトウェアへの組込みフォントとして販売するほか、米国時間の6月21日より、同社のフォント販売サイト「MyFonts」のラインアップとして提供を開始しました。
DNPは、多彩なフォントを世界各国に供給しているMonotypeに「秀英体」をライセンス提供することで、多くの海外のユーザーにも幅広く利用してもらえるよう事業展開していきます。
【書体の仕様と提供方法について】
●今回Monotypeに提供する秀英体の17書体
●秀英体フォントの仕様
○文字セット : Adobe-Japan1-3(9,354字)
※秀英明朝L、秀英明朝M、秀英明朝Bの3書体はAdobe-Japan1-6(23,058字)
○フォーマット : OpenTypeフォント
●秀英体フォントの提供方法
Monotypeのフォント販売サイト「MyFonts」および機器やソフトウェアへの組込みフォントとして提供します。
※詳細はこちらのウェブサイトをご覧下さい。→ https://www.monotype.com/jp
※MyFontsの詳細はこちらのウェブサイトをご覧下さい。→ http://www.myfonts.com/
【秀英体について】
秀英体はDNPが明治時代から開発を続けているオリジナルの書体です。優美でしなやかな線画を持ち、美しく読みやすい書体として多くの書籍や辞典に使われるなど、編集者やデザイナーだけでなく、読者からも親しまれてきました。DNPは2005年から、「秀英体」をよりオープンなデジタル環境で活用するためのリニューアル事業「平成の大改刻*1」に取り組み、2009年からはDTP(Desk Top Publishing)環境のほか、電子書籍ビューアーやワープロソフト等にライセンス提供するなど、その利用範囲を広げています。