「DNP感情表現フォントシステム」を開発

文章の内容からその気持ちにマッチしたフォントで情感あふれるメッセージを表現

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義斉 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、テキストデータを自動解析する技術を活用し、文章の内容や感情に合わせて、最適なイメージのフォントを自動的に判別して表示する「DNP感情表現フォントシステム」を開発しました。本システムは、文章中の言葉や絵文字の意味を解析し、その文章を12種類の感情・イメージに分類して、それに最適なフォントに変換して情報を表示することができます。



【開発の背景】

近年、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や電子メールなどが日常的に利用されるなかで、声のトーンや表情が直接伝わる会話と比べて、文字によるコミュニケーションは送り手の意図や気持ちが伝わりにくいという課題がありました。DNPは明治時代から続くオリジナル書体「秀英体*」の開発などで培ってきた文字表現技術や、印刷会社として印刷物に用いられる多様なフォントやコンテンツを用いたコミュニケーションのノウハウを活かし、文章の内容から伝えたい感情にマッチしたフォントを自動的に判別して表示する「DNP感情表現フォントシステム」(特許出願中)を開発しました。

【「DNP感情表現フォントシステム」の特長】

1.言葉・絵文字に応じてフォントを自動変換

文中の言葉や絵文字を解析し、それらが持つ感情やイメージを12種に分類して、最適なフォントへ自動変換します。12種の分類は、安らぎ、穏やか、楽しい、喜び、好き、哀れ、不安、恐怖、怒り、驚き、デジタル(ネットスラング)、ニュートラル(中立)です。単語や絵文字が持つ感情やイメージの設定、変換するフォント、使用フォント数はカスタマイズも可能です。

DNP感情表現フォントシステムの導入イメージ

絵文字からの感情の解析
2.入力するテキストのリアルタイムな分類が可能

テキストの入力時にリアルタイムで内容を解析し、順次フォントを自動判別しながら、文章全体で感情・イメージを伝えるフォントに変換します。また、利用者自身が自分の好みのフォントを選択する機能もあります。今後は、本システムで利用者のフォント選択結果(ログ)を収集して、さらなる判別精度の向上を図っていきます。

【今後の展開】

DNPは、当システムの導入先のニーズに応じて、SNSやチャットボット、デジタルサイネージなどに対応した商品開発を進めます。また、今後はAI(人工知能)の精度をアップし、さらなる判別精度の向上と利用者の嗜好にあわせた変換を実現していきます。

■参考 : 12種類の感情・イメージの分類と使用フォントの組み合わせ例

*秀英体はDNPが明治時代から開発を続けているオリジナルの書体です。優美でしなやかな線画を持ち、美しく読みやすい書体として多くの書籍や辞典に使われるなど、編集者やデザイナーだけでなく、読者からも親しまれてきました。DNPは2005年から、「秀英体」をよりオープンなデジタル環境で活用するためのリニューアル事業「平成の大改刻」に取り組み、2009年からはDTP(Desk Top Publishing)環境のほか、電子書籍ビューアーやワープロソフト等にライセンス提供するなど、その利用範囲を広げています。
「秀英体」の紹介ページURL → http://www.dnp.co.jp/shueitai/
※当システムは、株式会社リアルタイプのウェブフォントエンジンと、砧書体制作所、スキルインフォメーションズ株式会社、大日本印刷株式会社のフォントを用いています。
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