2019年4月4日

京都工場でFSC®とPEFCの森林認証に対応したCoC認証を取得

東西の製造拠点であらゆる紙器包装材に森林認証マーク付与が可能に

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義斉 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、食品や日用品用の包装資材を製造する京都工場(京都)にて、FSC®とPEFCの両方の森林認証制度に対応し、認証された森林から産出された林産物の適切な加工・流通を認証するCoC認証を取得しました。

FSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)は、責任ある森林管理の普及を目的とする非営利団体で、その森林認証は国際的に最も信頼度が高いと言われ、世界で一番多くの認証を発行しています。また、国際NGO団体のPEFC(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)は、欧州各国の認証制度を相互認証する組織として1999年に創設された国際的な森林認証制度の一つで、PEFC評議会が運営しています。FSCとPEFCには、「FM(Forest Management:森林管理)認証」と、認証された森林から産出された林産物の適切な加工・流通を認証する「CoC(Chain of Custody:加工流通過程の管理)認証」があり、今回DNPの京都工場はCoC認証を取得しました。

DNPの包装事業分野では、これまでに横浜工場(神奈川)、田辺工場(京都)、狭山第一・第二工場(埼玉)でCoC認証を取得しています。2018年の狭山第一工場での取得に続き、今回の京都工場での取得により、国内の東西の製造拠点で、厚紙を使用した紙カップや外箱などの製品だけでなく、紙ラベルや容器の紙蓋など、薄紙を使用した製品にも認証マークの付与が可能になりました。DNPは、紙器包装のより広い分野(紙カップ・紙蓋等)において、森林認証を受けた紙の展開を図っていきます。

・CoC認証を取得したDNPの厚紙加工工場 : 横浜工場(神奈川)、田辺工場(京都)、狭山第二工場(埼玉)
・CoC認証を取得したDNPの薄紙加工工場 : 狭山第一工場(埼玉)、京都工場(京都)

■FSC森林認証制度でのCoC認証取得

認証取得会社

大日本印刷株式会社(包装事業部)

認証番号

SGSHK-COC-002411

認証取得日

2019年1月13日

認証機関

SGS Hong Kong Limited

(審査機関:SGSジャパン株式会社)

■PEFC森林認証制度でのCoC認証取得

認証取得会社

大日本印刷株式会社(包装事業部)

認証番号

SGSJP-PCOC-2000

認証取得日

2019年1月13日

認証機関

SGSジャパン株式会社

【今後の展開】

DNPは森林資源の維持に配慮し、原材料を有効活用していくため「印刷・加工用紙調達ガイドライン」を定めており、森林認証紙の優先使用を掲げています。責任ある原材料の調達や森林認証紙の使用拡大を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。


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