2019年7月17日

DNPメディア・アート プロのフォトグラファー向け書籍を刊行

「誰も教えてくれなかった デジタル時代の写真づくり」

大日本印刷株式会社(DNP)の100%子会社で、出版印刷・商業印刷等の製版を行う株式会社DNPメディア・アートの「イメージングディレクター」が執筆した、プロのフォトグラファー向け書籍「誰も教えてくれなかった デジタル時代の写真づくり」が、2019年7月3日に株式会社印刷学会出版部から発行されました。

【背景】

出版物や商業印刷物等で使う写真の制作時、色調確認用のモニターの表示色が関係者間で1台1台異なっていることで、仕上がりイメージと食い違うといった課題があります。また、撮影の品質が良くない場合、修正(レタッチ)作業の負荷が増大するほか、撮影直後の生データであるRAWデータの扱いを苦手とするフォトグラファーが多いといった課題もみられます。

こうした課題に対して、DNPは、出版社や各業界の企業、クリエイター等と協働して写真を制作していく「イメージングディレクション」という手法を展開しています。今回、この手法に賛同いただいた印刷学会出版部より、プロのフォトグラファー向け書籍の出版について提案があり、「イメージングディレクション」のノウハウ等を取りまとめ、同社から出版されることとなりました。

【概要と特長】

本書には、プロのフォトグラファーが印刷物用のより良い写真を制作するための考え方や、クリエイターと印刷会社とのコミュニケーションをスムーズに進めるためのポイントなどが収録されています。

1.プロ向けに特化した内容

撮影や写真データの制作等について書かれているWebサイトや書籍の多くは、入門編や技術の高いアマチュア向けのものです。それに対して本書はプロ向けに特化し、業務に役立つ内容について、撮影から印刷までの一貫した品質管理の専門家であるイメージングディレクターが執筆しています。

2.筆者の業務経験に基づく内容

筆者は、2002年のDNPグループ入社以来、一貫して写真製版、画像制作に従事し、クライアントとDNPが印刷入稿前から協働して写真を制作する「イメージングディレクション」を提唱し、実践しています。本書は、これまでの業務経験で実感し、解決してきた課題や実際に受けた質問をもとに執筆しており、プロのフォトグラファーや、業務として写真制作を行う人に役立つ内容になっています。

3.細かな目次で活用しやすい 

本書は「入門書ではない」という前提に立ち、プロが必要とする要素をなるべく簡潔に、細かく項目を分けてまとめています。わかりやすく作った目次によって、「自分に必要なところだけを読む」「業務中に気になったところだけを読む」「空き時間にサッと読む」といった使い方ができるため、多忙なフォトグラファーにも活用しやすくなっています。

書名: 誰も教えてくれなかった デジタル時代の写真づくり

著者: 芳田賢明 (よしだ・たかあき)

体裁: B5判・並製、128ページ

価格: 2,916円(本体2,700円+税)

ISBN: 978-4-87085-234-1

発売日: 2019年7月3日

発行: 株式会社印刷学会出版部

【今後の展開】

DNPグループは、クライアントへの業務上のアドバイスや、社内教育用に本書を活用するとともに、本書を軸とした社外向けの勉強会やセミナーも開催していきます。


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