2022年10月13日

抗ウイルス認証を取得した内装用の化粧鋼板の提供を開始

光触媒工業会のPIAJ製品認証を取得し、安全・安心のニーズに応えた機能と意匠を両立

大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は、建築材料に用いる化粧金属板のエリオ鋼板で、光触媒工業会が抗ウイルス製品として認定するPIAJ製品認証を取得しました。

エリオ鋼板は、DNPの印刷・塗装技術を生かした化粧金属板で、鋼製ドア・エレベーター・間仕切りのほか、医療施設・高齢者施設等で使われる鋼製引き戸などの内装用途で、幅広い用途で高いシェアを有しています。今回PIAJ認証を取得した抗ウイルス性能を有したエリオ鋼板を「DNP抗菌・抗ウイルスマテリアル『Pure Effects®』」の製品ラインアップに加え、10月に提供を開始します。

*抗ウイルスのエリオ鋼板について → https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10161571_1567.html

抗ウイルス認証を取得したエリオ鋼板の利用イメージ

【抗ウイルスのエリオ鋼板の開発背景と特長】

新型コロナウイルスの感染防止に向けて、接触感染や飛沫感染のリスク低減につながる製品のニーズが高まっています。DNPは、衛生的で安全・安心な生活空間の構築に貢献するため、感染リスクの低減につながる「DNP抗菌・抗ウイルスマテリアル『Pure Effects』」シリーズの開発・提供を進めています。今回、抗ウイルス性能が評価されてPIAJ製品認証を取得したエリオ鋼板を「Pure Effects」の製品ラインアップに加えました。この新製品の主な特長は以下の通りです。

1.意匠鋼板で初となるPIAJ製品認証を取得した抗ウイルス性能

PIAJ製品認証を取得したエリオ鋼板は、抗ウイルス処理をしない製品と比較して、4時間後に99%以上のウイルス*1を低減する性能*2を有しています(抗ウイルス活性値2.0以上)。PIAJ製品認証は、光触媒工業会が性能や利用方法等が適切であると認めた光触媒製品に与える認証制度です。JIS試験方法を採用し、生活者や行政の意見も反映した基準となっています。

2.DNP製の各種部材と連動した意匠が可能

フローリング等の床材や壁材、建具用の化粧シート(WSサフマーレ)など、DNPが開発・提供する各種部材と同一の色・柄・デザインを抗ウイルスのエリオ鋼板に施すことで、意匠を連動させることが可能です。抗ウイルスや高耐久などの性能と、高い意匠性を両立した空間づくりを実現できます。

【今後の展開】

DNPは抗ウイルス性能を有したエリオ鋼板を販売するとともに、展開中の「DNP抗菌・抗ウイルスマテリアル『Pure Effects』」シリーズの販売を強化し、人々が暮らす衛生的で安全・安心な生活空間の設計・構築を支援していきます。抗菌・抗ウイルスの建材製品全体で、2025年度に年間80億円の売上を目指します。


*1 「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)に準拠し、 特定ウイルスの表記をしていません。
*2 外部試験機関で実施した試験の評価結果であり、実際の使用状況で同様の効果を保証するものではありません。
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