2023年4月19日

社員のD&Iを推進する社内イベント・第3回「ダイバーシティウィーク」を開催

2週間のイベント初日の“社長メッセージ&基調講演”には社員約1万人が参加

大日本印刷株式会社(DNP)は、2023年2月14日(火)~28日(火)に、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I:多様性と包摂)」の推進をグループ社員に働きかける社内イベント、第3回「ダイバーシティウィーク」を開催しました。

DNPは、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える新しい価値の創出に取り組んでいます。多様な人々に最適な価値を提供するため、あらゆるジェンダーギャップを解消し、障がいの有無などに関わらず国内外の全社員が個々の違いを多様な強みと捉え、その強みを掛け合わせることに努めています。2020年7月に代表取締役社長・北島義斉が「DNPダイバーシティ宣言」を発して、2021年には「ダイバーシティウィーク」を初開催するなど、D&I推進の取り組みを強化しています。この社内イベントの第3回となる今年は、「違いを掛け合わせる2週間 新たな一歩、確信の一歩」というメッセージを掲げ、「SOUZOU(創造と想像)」をテーマにさまざまな企画を実施しました。

第3回「ダイバーシティウィーク」の主な内容

営業・企画・製造・研究開発など多様な職場環境の多様な社員がより参加しやすくなるように、リアル会場とオンライン配信のハイブリッド企画や、インターネット上の仮想空間“メタバース”での企画などを展開しました。5分からでも参加できるプログラムをはじめ、主な講演は手話通訳付きで実施するなど、22種類の多彩なプログラムを実施しました。また、従来よりも多くの社員の参加を促すため、社内SNSなどのDXツールを活用したインナープロモーションを強化しました。

主な企画は次の通りです。

◆D&I推進委員長コミットメント「私はより良い組織を創造する」

DNPでは各事業部門のトップがD&I推進委員長となり、日常的に「D&I」の取り組みを推進しています。今回、各トップが自らの思いと行動を発信し、社員の行動を後押ししました。

◆アニメーションで伝える「インクル上司®」

各組織で「包摂」の活動を実践する管理職を「インクル上司®」と名づけ、その内容をアニメーションで紹介しました。

「インクル上司」アニメーション

◆社員食堂での「ダイバーシティランチ」

「SOUZOU(創造)」をテーマに、調味料で自身好みの味に変えられる料理と、「SOUZOU(想像)」をテーマに、脳の働きを活性化させる効果が期待できる“ブレインフード”を使用した料理を提供しました。

社員食堂でのダイバーシティランチ

◆異彩を、放て ヘラルボニーに学ぶ in メタバース文化祭 

世の中の“障害”の概念を変えるという想いを持ち、福祉施設に在籍する知的障害のある作家とライセンス契約を結び、福祉を起点に新しい文化創造を目指すヘラルボニー株式会社から、さまざまな事業開発について学びました。参加者が「SOUZOU(想像)」を働かせるため、リアル空間とは異なるメタバース上でセミナーを開催しました。

「メタバース文化祭」の画面イメージ

◆介護セミナー

2022年2月に実施した社員対象のアンケートにおいて、「今介護に困っている」「介護に関して将来不安がある」という回答が多かったことに対応し、「仕事と介護をどのように両立していくか」「そのためにどのような準備や知識が必要か」ということなどが社員に伝わるセミナーを実施しました。


アンケートに見る社員の変化 *イベント実施後にグループ全社員を対象にアンケートを実施

○イベント実施期間中の参加者が大幅に増加した。

  •  グループ全社員に第3回「ダイバーシティウィーク」参加の有無を聞いたところ、回答者の70%以上が参加したことがわかった(前年は回答者の約40%が参加)。
  •  基調講演のオンライン配信に1万人超の社員が参加した(前年の参加者は約1,500人)。

○多くの社員に、「D&I」に関する前向きな意識変容が見られた。

  • 約93%の社員が、「プログラムに参加することで自身に意識変化や気づきがあった」と回答。
  • 約82%の社員が、「D&Iの推進が職場や職務に良い変化をもたらすと思う」と回答。

○継続的な取り組みを通して仕事の中に「D&I」が浸透してきていることがわかった。(アンケートで寄せられた主な社員の声は次の通り。)

  • 「ダイバーシティウィーク」をきっかけに、ものの見方や視野が広がった。
  • アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み・偏見)が無いように意識した製品開発の姿勢を持つようになった。
  • 工場の安全対策や職場環境改善が進み、誰もが働きやすい職場になってきた。
  • 多様な考え・意見・生活などを取り入れて理解することで、ビジネスの幅が格段に広がる。
  • 多様な人財・人材が育成されていることで、新サービスにつながっていくと感じる。


DNPは、今後も継続して「D&I」の推進に注力し、多様な強みをさらに掛け合わせ、社会と人々が求める価値の創出に努めていきます。



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