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プライバシーステートメント
展覧会レビュー
村田真/原久子
10/23-10/25
岩佐又兵衛
10/9〜11/23 千葉市美術館[千葉]
岩佐又兵衛
一国の城主の子に生まれながら、父の謀反によって一族郎党を虐殺され、からくも命拾いして絵描きになったという数奇な運命をもつ又兵衛。白眉は《山中常磐物語絵巻》をはじめとする絵巻物。どぎつい極彩色がふんだんに使われ、《堀江物語絵巻》などバッサリ半分に斬られた胴体の真っ赤な切断面が見られるぞ。ただし残念なのは、残虐な殺害シーンが繰り返し描かれる《山中常磐物語》も、華麗な色彩と細密描写がペルシアのミニアチュールを思わせる《浄瑠璃物語》も、それぞれ全12巻のうち1巻ずつしか出ていないうえ、絵巻物だから一部分しか見られないこと。
[10月23日(土) 村田真]
モノクローム絵画の魅力
9/7〜11/23 千葉市美術館[千葉]
千葉市美の特色は、江戸の奇想系の絵画とミニマル・コンセプチュアル系の現代美術を交互に展示すること。岩佐又兵衛の上のフロアでは、又兵衛と対照的な桑山忠明、山田正亮、小林正人ら現代のモノクローム絵画がコレクションから選ばれている。又兵衛の5分の1の時間で見ることができた。
[10月23日(土) 村田真]
Wi-CAN Station 2004
10/19〜24 千葉市美術館さや堂ホール[千葉]
Wi-CAN Station 2004
千葉大の学生による「千葉アートネットワーク・プロジェクト2004」のインフォメーションセンター。このプロジェクト、2000年に始まる「アートプロジェクト検見川送信所」を発展させたもので、Wi-CAN(ウイ・キャン)とは「Work in Chiba Art Network」の略称らしい。なんか広告代理店の仕掛けたJALのキャンペーンみたいでいけすかない。で、なにをやるかというと、千葉市美や佐倉市美、川村記念美術館などの協力を得て、その周辺の商店街や民家を舞台にアトリエ・ワン、中村政人、山田うんらがアートを展開してネットワークを構築しちゃおうという、苦労が多いわりになにやってんだかわかりにくい企画なのだ。まあ学生だからできたというか、授業だからやっちゃったというか。
[10月23日(土) 村田真]
マダンTv_千葉中央
10/10〜24 アートフロア[千葉]
マダンTv_千葉中央
午後1時からWi-CANのシンポジウムが始まるため佐倉方面には行けず、千葉市美の近くの民家の2階を改装したアートフロアで行なわれている「マダンTv」を見る。これはコマンドNによる「秋葉原TV」の千葉版で、「マダン」とは朝鮮語で「広場」の意味。美術館に戻ってアートフロアの隣の丸万寿司の弁当食って、中村政人、アトリエ・ワンの塚本由晴らとシンポジウム開始。結局5時半終了予定が6時半まで伸びてしまい、最後は論争ならぬ地震で大揺れ。
[10月23日(土) 村田真]
メタユニットMRプロジェクト
10/10〜24 葭川公園[千葉]
公園に置かれた中村政人の作品のなかで2次会。これは、積水ハイムが70年代につくった工業化住宅「MR」をいかにリサイクルするか、そのひとつの提案なのだ。ある意味で、不動産である住宅を動産化する試みともいえる。しかし今回は公園内に置かせてもらってるだけなので、勝手に明かりをつけて飲み食いしてたら苦情が来た。やっぱり住宅問題は土地問題にいきつくのかも。
[10月23日(土) 村田真]
SPIRAL TAKE ART COLLECTION 2004
10/23〜11/7 スパイラルガーデン[東京]
SPIRAL TAKE ART COLLECTION 2004
草間彌生から横尾忠則、森村泰昌、椿昇、宮島達男、小沢剛、西山美なコ、澤田知子、束芋まで約90人による400点の展示即売。いくつか買いたいと思うものがあった。とくに中村哲也の小さな「置物」は価格も手ごろだったので思わず手にしたら、「触らないでください」と注意された。そりゃ触っちゃいけないよね。でも絵画や彫刻と違って「置物」なんだから、しかもいちおう買う意志があるんだから重さや感触を確かめてみたいというのも人情。いっぺんに買う気をなくしてしまった。ここらへんが不特定多数に開かれた場所で行なうアートマーケットのむずかしいところ。
[10月24日(日) 村田真]
草間彌生展 永遠の現在
10/26〜12/19 東京国立近代美術館[東京]
草間彌生展 永遠の現在
ここ数年、大規模な「草間展」が相次ぐが、東京都現代美術館や森美術館での個展に比べて本展がもっとも草間の実像に迫り、もっとも説得力があったように思う。少女時代の絵から最新のインスタレーションまで回顧展といっていいが、展示は時系列ではなく、形態や色彩やモチーフで分類し、平面と立体とインスタレーションを交互に並べている。これによって草間の半世紀以上におよぶ活動の連続性と多様性を見てとることができる。しかもそれを迷路のような空間に仕切って次々と展開させる趣向が、空間恐怖症的な草間作品を引き立たせている。今日は内覧会で、草間センセーも孔雀のドレスに青いカツラのチャーミングないでたちでお目見え。当てつけとも思えるほどの謙虚な言葉づかいのなかに、ときおり強烈な自負が顔をのぞかせる。もはや人間国宝ですね。カタログも凝りに凝っている。
[10月25日(月) 村田真]
 
Index
9/22-9/26
黄色の庭 弐
日本洋風画史展
福井篤展
荒木経惟展「冬春」
小林正人 星の絵の具
牧谷光恵展「サルのいる花の島」
International Meeting Between Autonomous Cultural Centers Stemming from Citizen and Artistic Initiatives
COLORS:ファッションと色彩展
小沢剛:同時に答えろYESとNO!
9/28-10/1
Shanghai Biennale Techniques of the Visible
Odyssey(s) 2004 フランス在住芸術家のグループ展
鳥とともに/須田悦弘
マティ ス展
10/2
エミール・ノルデ展
奈良美智 From the Depth of My Drawer
ルイージ・プレジッチェ展
GINZA PHOTO STREET 1930s / 2004
イサム・ノグチ、ランドスケープへの旅
濃淡の段階的な推移 風倉匠展
越前谷嘉高展
アトリエ・ワン「街の使い方」展
小松純展
常設展(石川亮)
中村協子展
藤本由紀夫×西宮市大谷記念美術館 美術館の遠足8/10 
10/3-10/7
磯崎新 美術館と住宅
南蛮文化の精華
大島成己展 “Reflections”
第15回ART-EX グレアム・トッド展
TAMA VIVANT 2004 たとえばの新しさ
藤幡正樹 モレルのパノラマ
佐藤時啓 「obscura machina 2004」
10/8-10/13
青木野枝展
「21世紀の出会い──共鳴、ここ・から」
香月泰男展
金沢・まちなか彫刻作品国際コンペティション選抜作品展
アナザームーヴメント
喜多順子「水彩画」
中津川浩章展「まなざしと存在」
マサルとミツル bitter & sweet
10/15-10/17
リアクティヴィティ 反応=再生する可能性
宇治野宗輝「カーマ・オヴ・サバーバン・ヴィラ」
ヴォルフガング・ティルマンス
竹川宣彰展
クリスチャン・ホルスタッド『アメリカン・エキスプレス』
ピーター・ポマー
オラフ・ブルーニング『HOME』
ダグ・エイケン This Moment is the Moment
山口牧生
八木一夫展
クリエーターズミーティング Play Time
10/18-10/20
緑の森の一角獣座・風の塔1995-2004記録
芸術家の家アートセンター
新収蔵品展
美しい、ひと 山川順子展
乃美希久子展 空き家
ミュージアム・シティ・天神2004「芸術家の家を作る」
The Owl Project「交信/更新するカメレオン」
大阪アート・カレイドスコープ OSAKA05 プレイベント
福岡空港児童画展2004
フィレンツェ──芸術都市の誕生
9/19-9/24
岩佐又兵衛
モノクローム絵画の魅力
Wi-CAN Station 2004
マダンTv_千葉中央
メタユニットMRプロジェクト
SPIRAL TAKE ART COLLECTION 2004
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