村田真 |
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5/25〜5/26 |
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土屋信子──昔々あるところに魚駐車というプロジェクトがありました
5/18〜6/30 SCAIザ・バスハウス[東京] |
ギャラリーに入るとファイバーグラスの匂いが。機械や道具、というよりガラクタで組み立てた役に立ちそうにない装置が床に10数点。「昔々……」というタイトルともども意味不明。でも個々の作品名を見ていくと、《ちょっとっつ》とか《シリコン散歩ルーラー》とか、即興的アッサンブラージュ作品とパラレルな関係にあることが想像できる。そうか、そういうことなんだ。
[6月7日(木) 村田真] |
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《写真》見えるもの/見えないもの
5/29〜6/17 東京芸術大学美術館陳列館[東京] |
佐藤時啓が芸大で初めて「写真で語る」展を開いたのは1988年のこと。写真発明150周年の前年、まだ「現代美術としての写真」に関心が集まる前のことだ。あれから20年近く、写真をめぐる状況はずいぶん変わった。変わらないのは榎倉康二の写真くらいだ。なのに/だから新鮮に感じられる。ほかに、モデルを務めた彫刻とともに撮影した内田亜里のダブル・セルフヌードが目を引く。また、鈴木理策の《サント・ヴィクトワール山》は気迫と精度で圧倒される。
[6月7日(木) 村田真] |
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アートで候。会田誠 山口晃展
5/20〜6/19 上野の森美術館[東京] |
おもしろい、楽しめる展覧会。でもなにかものたりない。それは、このふたりだとキャリアでも毒の強さでも会田が上まわるせいか、山口が90パーセントくらい力を出し切っているのに、会田は60パーセント程度に抑えたからではないか。だからわりと穏便におさまったって印象。あくまで印象だけどね。
[6月7日(木) 村田真] |
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プラハ国立美術館展──ルーベンスとブリューゲルの時代
6/9〜7/22 Bunkamuraザ・ミュージアム[東京] |
「ルーベンスとブリューゲルの時代」と謳っておきながら、ルーベンスは複製や工房作品が多く、ブリューゲルにいたってはピーテル(父)が1点もなく、ピーテル(子)、ヤン(父)、ヤン(子)ら息子や孫ばかり。それでも版画のために描かれたルーベンスの《マリアの訪問》や、ブリューゲル一族に連なるヤン・ヴァン・ケッセル帰属のコレクション画は貴重なもの。
[6月8日(金) 村田真] |
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竹川宣彰展
5/26〜6/30 オオタファインアーツ[東京] |
セミの模型に先祖代々のセミの系統図、お手玉みたいな素材による巨大球、その球をモチーフにしたペインティング。おもしろい。
[6月9日(土) 村田真] |
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カンノサカン「トランス」
6/1〜30 ヴァイスフェルト[東京] |
工芸的仕上がり、というよりほとんど機械仕上げのメタリック絵画が大中小1点ずつ。ほんとにこういうの好きだなあ、レントゲンは。
[6月9日(土) 村田真] |
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パメラ・ローゼンクランツ
5/18〜6/23 タロウナス[東京] |
直径80センチほどの黒い輪っかが左右の壁から壁まで5個並んでいる。その下にはアシックスのスポーツシューズ3足が置かれ、その足裏を写したポジフィルム。といってもわかんないね。
[6月9日(土) 村田真] |
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