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Exhibition Reviews & Guide ..

黒川弘毅展
6/4〜16 コバヤシ画廊[東京]
 
 
黒川弘毅展
ブロンズによるできそこないの人体彫刻が3点。「エロースとは、神々と人間の中間的存在―ダイモーンであり、神々の精妙な身体と人間の揺らぐ情念を兼ね備えている」(黒川弘毅)。これだけ読んでもさっぱりわからないが、作品を見ながら読むとなんとなくわかった気がしないでもない。
[6月4日(月) 村田真]
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本田健展
6/4〜15 ギャルリ・プス[東京]
 
 
本田健展
本田健といえば風景写真を鉛筆で写し取るだけの人かと思ったら、今回はすてきなタブローを公開。米や雪、明星チャルメラのパッケージなどを題材にして、彼の住む北国(遠野在住)を彷彿とさせる。
[6月4日(月) 村田真]
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ホワイト・スティーム展 市川武史&吉田暁子
  6/4〜23 東京画廊
 
 
ホワイト・スティーム展
市川武史と吉田暁子の2人展なのだが、案内状がすごい。トップに「もの派とBIKYOTO/30年間にわたる戦争を越えての和解と協力」とあり、同展が李禹煥と彦坂尚嘉の共同企画「気体分子アートシリーズ」のひとつであることがわかる。出品作家は顔写真入りで、にんまりこちらに笑いかける暁子は「日本画科出身の画家」のキャプションが入り、スカート姿の市川はまんま「スカートをはいた彫刻家」のキャプションが。このベタな感触はなんだろう。右上には「〈美共闘〉は2001年に『美京党』と改称/『美しい京都を愛する政党』の略称」と書かれているが、そこまでオチャラケていいの?
[6月4日(月) 村田真]

初日の午後に出掛けたのだが、作品は午後6時からのパフォーマンス「混沌への憧れ」によって完成されるということで、未完の状態にしか出会えなかった。壁にお香を突き立てている。お香に紙が巻かれていたのはどうやら吉田の仕業らしい。画廊を縦に横切る2本のワイヤーに載ったスピーカー。市川と吉田がどんなバトルを繰り広げたのか、一部は東京画廊のホームページにも掲載されているが、全貌はその場で時間を共有した人のみぞ知るわけだ。
[6月4日(月) 原久子]
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フィリップ モリス アート アワード入賞者 24人展
  6/2〜17 フジテレビフォーラム[東京]
 
 
これまでの入賞者の作品を一堂に並べた展覧会。オーディエンスは若い人が圧倒的に多いようだ。若手アーティストの登竜門的な様相を呈してきているこの賞。審査員は世界各国から招聘されているアート界の重鎮たち。入賞者はニューヨークでのグループ展への出品が約束されている。次のチャンスを狙う若者たちは、傾向と対策に、作品をみながら余念がないのかもしれない。
[6月4日(月) 原久子]
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岩城直美展/中川トラヲ展
  5/26〜6/24 海岸通ギャラリーCASO
 
 
岩城直美展/中川トラヲ展
海岸通ギャラリーはA室からF室まであり、各部屋で独立した展覧会が開かれることも多い。五十嵐彰雄展のかたわらで、若手の岩城直美と中川トラヲがそれぞれ個展を催していた。岩城のほうは水戸芸術館のクリテリウムでの個展をほぼそのまま持ってきたものだったようだ。4年前にはじめて彼女の作品をみた時は、より抽象性の高いものだった。この2年くらいは、どんどん画面のつくりも簡潔になってゆき、窓から見る風景を意識したような画面の切り取り方が特徴的な作品だ。一方、中川は、山をメインにすえた「風景画」というモチーフを描きながら、真摯に絵画の可能性を追求している。
[6月5日(火) 原久子]
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BODYWRAPPInc. アネッテ・メイヤー展
  6/3〜24 京都芸術センター
 
 
アネッテ・メイヤー展
食料品(お菓子、小麦粉etc.)など大量生産品の袋で服をつくってしまったアネッテ・メイヤー。デンマークを拠点に活動する彼女は、そのパッケージ・デザインにそれぞれの国の文化や習慣が顕著に現われているという。企業に提供を依頼してパッケージを用いてつくったテイラードのスーツの左腕は絵柄の違う紙が使われている。挨拶のとき右手を差し出し、左手があいているからだと答えた。アジア、アメリカ、ヨーロッパと地域ごとにカテゴライズしてみると、確かに彼女の説明はいちいち納得ができるものだった。理屈はともかく、どうして、服地にはこんな素敵な柄のものがないのか、と不思議なほどに、パッケージでつくった服はイカシテた。
[6月7日(木) 原久子]
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Artist in Residence in SUMISO part 1 [portfolio]アトリエ・オープニング
  6/9〜7/7 SUMISO[大阪]
 
 
倉庫を改装してアトリエと発表の場として運営しているSUMISOで17人のアーティストたちが、公開制作にこれから1カ月間挑む。最後の6/30〜7/7までの1週間はその成果をみせる展覧会期間。オープニング・パーティでそれぞれからステイトメントが語られた。普段の制作の場から、周囲の面々など空気が変わることで、作品にもその影響が出てくるのか否か。展覧会が楽しみだ(パーティにさきがけはずかしながら私めの『アジアのオルタナティブ・スペース』を紹介する報告会をさせていただいた。暑い中、熱心に聞いてくださった皆さんアリガトウ)。
[6月9日(土) 原久子]
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