出版イノベーション事業部
コンテンツ・マーケティング企画推進本部
AD推進部 メディアプランニング課
高階 尚輝
出版イノベーション事業部
コンテンツ・マーケティング企画推進本部
AD推進部 メディアプランニング課
川口 達也
高階尚輝と川口達也は、同じ部署の先輩と後輩。年の差は一回り以上あるけれど、「同期よりもよく話しているかも」というほど近い2人だ。担当するのは、Web広告やデジタル施策による企業プロモーション支援。だが実はそれは、当初希望していた領域とはかけ離れたものだった! 予想外の配属や異動に戸惑いながらもそれぞれの“あたりまえ”を更新してきた2人のぶっちゃけ話。
出版イノベーション事業部 コンテンツ・マーケティング企画推進本部
AD推進部 メディアプランニング課の2人。
高階 尚輝(たかしな なおき)
2010年入社。出版イノベーション事業部で出版社対応の営業を担当し、モノづくりの現場を駆け抜けてきた。2023年に突然現在のデジタル領域を担当する部署へ異動。チームをまとめる頼れるリーダーとして、Web広告・プロモーション支援の営業に奔走中。
川口 達也(かわぐち たつや)
2024年入社。「形に残る仕事がしたい」と“モノづくり”を志してDNPへ。しかし、配属先は当時苦手意識のあったWeb広告の世界。今では生活者視点を武器にプロモーションを積極的に提案する、注目の若手社員。
川口僕はもともと、モノをつくる仕事をやりたかったんです。
高階以前よく言ってたね。
川口大学生のとき、コロナ禍でリアルなモノがなくなる中で、形あるものに惹かれたんです。建設業界に入って街や建物をつくるのもいいな、とか考えていて。DNPを受けたのも、製造業だったからで。
高階確かに、印刷物に限らず、いろんな形あるモノをつくっている会社だからね。
川口正直、当時はコンサルティングみたいな仕事に違和感がありました。周囲の友人が外資系コンサル会社に内定していくけど、急にかっこいい専門用語を使い出して、何言ってんだか分からない(笑)。自分はもっとリアルなモノをやりたい、と。
高階そう言って入社したのに、今こうしてWeb広告のコンサルティング的な仕事をしてる。
川口はい、思いっきり(笑)。
高階配属が決まったときは、ショックだったの?
川口僕らの代の配属って、研修期間中に段階的に決まっていったんです。まず僕は出版社もクライアントに含む事業部だったので、「お、本や雑誌をつくれるのかな?」って。
高階希望通りの製造業かも、と。
川口なんですけど、その中の「新規ビジネスをやる本部」に行くことになって。その時点で「あれ、製造業のチャンスなさそうだ」と(笑)。
高階いきなり「Web広告に配属!」って言われたわけじゃないんだ。
川口じわじわ分かるんですよ。研修でいろんな部署を回っているうちに、「ああ、モノづくりが遠くなっていく……」って気づいてく(笑)。
高階いきなり言われていたら辞めてたかもね?
川口確かに(笑)。でも回っていくうちに、「印刷会社って今はこんなこともやってるんだ」って面白くなってきて。いろんな先輩の話を聞くと、自分の志望もちょっと単純すぎたかもな、モノづくりって一口にいっても幅広いんだな、と思うようになりました。
高階視野が広がって、冷静に見直せたんだね。
川口高階さんの異動の話、ちゃんと聞いたことなかったです。前は確か出版印刷の営業でしたよね?
高階ムック本をふたつ並行して担当してたんだ。毎週のように制作と印刷のサイクルが回ってて、ぐるぐるぐるぐる……。
川口毎週2回締め切りが来るんですか? ホッとする日がない!
高階出版社で校了して、工場に持っていって、印刷に立ち会って。毎日が完全にモノづくりの現場だったね。
川口めっちゃかっこいいじゃないですか。
高階そうやって関わった雑誌が、毎週世の中に出ていく。本当は川口くんがやりたかった仕事だよね。で、そんな真っ只中に突然の異動辞令! 前振りも何もなくて。
川口青天の霹靂。
高階「飛ばされたんだなー」って(笑)。「オレ、何かやりましたか?」って聞いたもん。引き継ぎしながら、自分の中で消化できなくてしばらくモヤモヤしてたよ。
川口どうやって切り替えたんですか。
高階異動先の上司に「もう転職したイメージで来てくれ」って言われたんだよね。同じ会社だけど別の会社に来たと思って、思い切ってやってくれたらいいと。その言葉に救われたなあ。それがなかったらもっと長く引きずっていたと思う。
川口同じ会社なのに“転職”!
高階そう。実際、使う言葉から何から、全部違うの! 「ゲラ」「校了」が飛び交う世界から、急に「プレゼン」「与件整理」。出版社と印刷工場の間を走り回っていたのに、急にパソコンの中の世界が新しい“あたりまえ”になった。
川口お互い、思っていた場所とはだいぶ遠いところに来ちゃいましたね(笑)。
高階川口くんに配属後に出会った頃は、「何でオレ、ここなんだろ?」って顔してたけど、そのあと腑に落ちたの?
川口Web広告の世界も面白いなと思ったキッカケの一つは、ある先輩から言われた言葉でした。企画をしているときに、「広告は生活者のためのものなんだから、難しげな専門用語を使うんじゃなくて、もっと平たい言葉で考えろ」って。
高階Web広告というとデジタルっぽいけど、それを届ける先は普通に生活をしている生身の人たち。その人たちがどんな日々を送って何を望んでいるか考えることが、この領域の“あたりまえ”だもんね。
川口そうなんです。僕はもともと、リアルで手触り感のある仕事をやりたかったわけですけど、Web広告も地に足の付いた生活者視点で考えるものなら、やりたかったこととまったく違うわけでもないな、と。
高階つながったわけだ。
川口「Webの世界にもいいこと言う人がいる!」って(笑)。ストーンと腹落ちしました。高階さんはどうやってWeb広告の世界になじんでいったんですか?
高階まずWebや広告のことを知るところからだったなあ。
川口高階さん、めちゃめちゃ勉強してますもんね。
高階本当に何も知らなかったからね。若くして異動ならいいけど、僕は中堅だったから「これから覚えます」では済まないなって。必死だよ!
川口年齢の若い僕なんかより高階さんのほうが新しい情報をキャッチしてること、よくありますもん。
高階でもそうして自分なりにインプットを続けて、はじめて企画をつくって提案したら、大きな仕事を受注できた。「ああ、この世界も、がんばればちゃんと成果に結びつくんだな」って。
川口やっぱり、リアルな手応えあるとやる気出ますよね。
高階Web広告の世界に来て感じるのは、とにかく変化のスピードが速いこと。
川口去年はこのメディアの話で盛り上がってたのに、今年はもう誰もその話をしていない、みたいなことが普通にあります。
高階昨日までの“あたりまえ”が、今日“あたりまえ”にひっくり返る。びっくりすることも多いけど刺激的ではあるよね。
川口異動後は、やっぱり仕事への取り組み方も変わったんですか?
高階以前の出版印刷の仕事は、きちんと型を作って、それに沿って着実に進めていく感覚が強かったけど、今は型にとらわれないことを意識してる。それとガラッと変わったのは、アウトプットの速さだね。商談やミーティングの場では瞬間最大風速でアイデアを出さないと話が進まない。
川口僕らの部署では「0.2秒でアイデアを出せ」なんて、よく言われますもんね。でも一方で、高階さんはその後でよく考え直してますよね。
高階それは以前の出版印刷の業務で身についたことかも。出版の仕事は瞬間最大風速だけで動くとミスにつながりやすいから、何度も立ち止まって確認するのが“あたりまえ”なんだよね。
川口なるほど。瞬間最大風速を出すことと、何度も立ち止まって確認すること、か。
高階その両方をいつも意識しているかな。その意味では以前の部署での経験が役立ってるなあと思う。川口くんは何を意識してるの?
川口僕はやはり生活者目線ですね。いくらWebやデジタルの変化が激しくても、そこにしっかり軸足を置いて考えていれば流されない気がする。
高階こうして考えると、僕らの“あたりまえ”にも、変わったものと、変わらないものがある。異動や配属は、自分の“あたりまえ”を見直すきっかけだったのかもしれないね。
川口今面白いのは、Web広告を手掛けながら、Web広告だけで完結しないところです。
高階DNPには印刷物やパッケージなどリアルなモノづくりの強みがあるからね。そこにWeb広告やデジタル施策をつなげる。リアルとデジタルを接着させることがこれからもっと大事になるよね。
川口スーパーやコンビニの店頭に置いた印刷物からWebに来てもらい応募や購買につなげる、といった流れももっと工夫できる。
高階「DNPなら紙もWebも、アナログもデジタルもまるごと頼めるね」となればいい。DNPの強みを生かして、もっと大きなプロモーションを提案したいね。
川口僕も、もっと社会的にインパクトのあるプロモーションをやってみたいです。そして本当に良いモノや情報がちゃんと一人ひとりの生活者に届く社会が“あたりまえ”にしていきたいなと思っています。
高階視座、高っ(笑)。話がでかいね。
川口こういう時は、でかい話しといたほうがいいのかなと思って(笑)。でも本当に、単に目立てばいいではなくて必要な人にちゃんと届くプロモーションをつくっていきたいです。
高階気づいたんだけど。川口くん、そんな視点でクライアントを導くような大きな提案をして実現していくってことは、もはやコンサルティングだよね(笑)。
川口なっちゃいますね。あんなに嫌っていたのに(笑)。
高階いやだった場所が、行きたい場所になっている。この配属、悪くなかったんじゃない?
川口そうかもです。実際、DNPの配属とか異動ってめちゃくちゃよく人を見ている気がするんですよね。「こいつ、ここへ行ったら面白いんじゃないか」って。
高階それは思う! 飛ばされたと思っていたけれど、振り返れば、誰かがちゃんと見てくれていたんだろうなって。
川口自分では思ってもみなかった場所だからこそ、思ってもみなかった世界が広がるっていう。
高階そうやって、それぞれが“あたりまえ”を更新しながら駆け上がっていくのが、たぶんこの会社の強さになってる。川口くんは、もうこのまま高みに駆け上がってくれ(笑)。
川口いや高階さん、一緒に行きましょうよ(笑)。
