2023年3月27日

こおりやま観光案内所にSNSと連動して地域の情報を発信するデジタルサイネージを提供

「観光DX」により、案内所を起点とした誘客と周遊拡大、地域活性化を促進

大日本印刷株式会社(DNP)は、2023年3月25日(土)に、福島県のJR東日本・郡山駅の2階中央改札前でリニューアルオープンする「こおりやま観光案内所」に、「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」*1を活用して地域の観光地・店舗・イベント等の情報を発信するデジタルサイネージ(以下:サイネージ)を提供しました。マーケティングの視点に立って、観光案内所での情報提供に加え、「旅ナカ」「旅アト」までの観光客の行動を想定し、システム、サイネージ、コンテンツをトータルで設計することで、地域内への誘客や周遊観光の拡大を支援します。

*1 「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」について →https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10162666_1567.html

 

*本サイネージの下部にある「空中ディスプレイ」は、株式会社アスカネットが提供しました。(https://aska3d.com/ja/)

導入背景

郡山市は、“東北のヒト・コト・モノを紡ぐワクワクする観光拠点づくり”をテーマに、観光振興に注力しており、その一環で観光案内所の整備を行っています。観光案内所の営業時間外の情報提供や職員の負担軽減、観光客等の市内での行動支援や多様化するニーズへの対応など、さまざまな課題解決に取り組んでいます。

こうした課題解決の加速に向けて、DNPは今回、「こおりやま観光案内所」にデジタルサイネージを提供します。SNSの情報を画面の地図上にリアルタイムに表示する機能や、観光客等の利用者自身が情報を選択してスマートフォンで情報を「持ち帰る」仕掛けなどによって、地域の周遊を促進します。また、運用が容易なコンテンツ配信システムにより、案内所職員の業務負荷の低減につなげていきます。

DNPが提供するサイネージの機能と特徴

1.観光地のSNSと連動した地図情報の配信

各観光地が運用している公式SNSに掲載された情報等をサイネージ画面の地図上に表示します。郡山市内の約150か所の観光情報を中心に、リアルタイムな地域・店舗・イベント等の情報を提供し、地域を訪れる人々が観光や食事・買い物等を楽しむためのより良い選択肢を提供します。これらの情報は、案内所内のサイネージだけではなく、利用者のスマートフォンでも見ることが可能で、サイネージに表示されたQRコードを読み取ることで、情報を「持ち帰る」ことができます。観光地へ向かう途中や旅行中(旅ナカ)、旅行後(旅アト)などにおける継続的なコミュニケーションを促します。

2.周遊をサポートする各種コンテンツの配信

本サイネージでは、観光情報等を表示した地図のほかに、地域内の周遊に必要な「郡山市の天気予報」や「花粉・熱中症等季節の情報」などを提供します。また、緊急時の「緊急地震速報」や、物販等の観光プロモーションにつなげる各種コンテンツを配信します。

3.業務効率化を実現する運用システム

観光拠点情報や動画等、容易に各種コンテンツの追加・更新・編集が行える管理・配信システムにより、運営側の負荷を軽減し、業務効率化の実現に貢献します。

今後の展開

インバウンド需要や国内旅行が回復するなか、観光業ではDXを起点とした情報発信や体験の提供、予約方法や移動手段の多様化への対応など、新しいコミュニケーションが求められています。こうした課題・ニーズに対してDNPはICTを活用し、地域の観光計画や施策の策定に有用な移動データの取得と活用、人々の行動を把握するセンシングによる個別情報配信等の拡充も視野に入れ、官民共創による観光産業・地域振興に向けたさらなる価値の提供に取り組んでいます。


※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

※記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

DNPの地域創生・まちづくりでスマートシティの実現に向けた取組みをご紹介しています。

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