村田真/原久子 |
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11/4,11/5 |
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サスティナブル・アートプロジェクト2006 台東・言問い通り現代美術展「言の聞え」
10/27〜11/12 旧平櫛田中邸ほか[東京] |
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子ザル2匹を連れて上野動物園からの帰りに寄る。桜木の空き地では両耳にパイプを当てて外の音を聞く藤本由紀夫の作品が好評。ていうか、パイプの向こうから声を出して遊んでる。そうやって使うんじゃないんだけど。旧平櫛田中邸では古い家自体が珍しそう。ぼく的には床にモニターを埋め込んで空の映像を流す作品がよかった。
[11月4日(土) 村田真] |
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Dzine -stealing dreams-
10/27-12/9 SCAIザ・バスハウス[東京] |
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フラットな色面絵画。あまりにフラットで抵抗感がないせいか、表面に細かい透明な球を敷きつめたりしてしているが、そのためますますデザイン的に見える。
[11月4日(土) 村田真] |
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浅田政志個展「浅田家」
10/31〜11/19 ギルドギャラリー[大阪] |
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作家自身の兄、父母4人の実の家族の肖像は、さまざまな設定で撮られている。職業、家族の関係、4人が演じきってくれていて、例えばロックバンドでギターを弾くお母さんの足のスタンスのとり方なんかとても堂に入っている。写真専門学校の卒業制作からすでに6年ほどこうした写真を撮り続けているという。展示されていた31点はここ2年ほどに撮りためたもの。すでに家族によってつくられたような写真作品なので、写真家の息子にこれだけ貢献できる両親や兄たちは、きっと彼らも協力しているというより、自分たちの作品という意識なんだろう。
[11月4日(土) 原久子] |
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青木淳 taro nasu bambi
11/4〜2007/1/28 TARO NASU OSAKA[大阪] |
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画廊の空間設計そのものを青木淳が担当したことでも知られるTARO NASU OSAKA。細い帯状の素材が表面を縦横無尽に覆う白いキューブが組み合わされて壁や天井からつきだしている。内側の灯りがついたとき、消したときとで、随分と表情が変化する(展示はついた状態)。途中で枝分かれしたりしながらのびている。これはバンビ(子鹿)の角なわけですか?
可動壁代わりにもなるこちらもキューブ型の小部屋はバーになっているのは知る人ぞ知る場所なわけだが。そこで見せられたチョコレート色の重厚な宝石箱ふうの箱のなかには、角砂糖のようなキューブを組み合わせたAからZまでのオブジェがあった。青木淳は個人住宅をAからZまで26戸しか設計しない予定だという。そんなわけで、このキューブをすべてセットで所有することは不可能なわけ。ひとつでいいから欲しいナ。
[11月4日(土) 原久子] |
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日野田崇個展
10/31〜11/5 ギャラリー16[京都] |
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陶芸っていうとどんなイメージをみんな持つのだろう。そんなものを吹っ飛ばしてくれるのが、日野田の作品。どこが前か後ろかもわからないような人形が宙を飛びかう。カッティングシートで動きの方向を感じとれる線も描かれ、壁を跳ね、あっちへこっちへ。コミックスの二次元の世界からぴょ〜んと三次元世界に飛び出してきた。でもなぜこれを陶土で形成して焼くという作業によってつくり出すのか。いつも同じ問いが私のなかに繰り返される。たしかに独特の表面の風合いはほかの素材でつくり出せないものであろうとは予測もつく。
[11月5日(日) 原久子]
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プライスコレクション 若冲と江戸絵画展
9/23〜11/5 京都国立近代美術館[京都] |
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伊藤若沖の作品はそれほど全体のなかで多くないが、やはり昨今この巨匠の名前は、ほかの江戸の作家たちをはるかに越える知名度となりつつあることが、こうした展覧会名がつけられた所以か。長澤蘆雪ほか円山派の作家たちの勢いのある筆づかいの作品などが多い。とくに動物たちを描いたものに託された生命感がパワフル。
[11月5日(日) 原久子] |
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中村協子展「スイートホーム・殺人事件」
10/31〜11/5 アートスペース虹[京都] |
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1.5人掛けソファなんてものがあることさえ私は知らなかったが。温かな家庭の典型的な要素としての家具やクッション、壁掛けなどさまざまなものを配置。流血の惨事とは縁遠そうな幸福そうなスイートホームでは、そこここに血がほとばしりサディスティックな場面がしっくりはまって存在していた。
[11月5日(日) 原久子]
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