ブランドの世界観を強くするデザインに挑戦！
化粧品業界初！PETボトル技術を活用した新パッケージ

アウトバスのヘアオイル商品は店頭であまり目立たず、 シャンプーと比べてわき役としてイメージが定着しており、社内では復活させなければならない課題感がありました。また、既存顧客のニーズが高く、プレミアム市場での新しいお客様を十分に取れていなかった点も課題として挙がっていました。そこでシャンプーやコンディショナーとの同時ブランドリニューアルに伴い、シリーズとして同じ世界観は残しつつ、見た目でオーラを放てればと思い、他の商品より優れた魅力を持つパッケージを探していました。

-なぜ今回DNP機能性複合型フィルムPETボトル COMPLEX BOTTLE（以下、コンプレックスボトル）を選んでいただけたのでしょうか？

叶えたいデザインを実現するため、複数の会社からさまざまなパッケージを提案してもらい、多角的に検討を行いました。検討したなかで特に興味を惹かれたのが、コンプレックスボトルです。デザインとしての表現の幅広さと他にはない独自技術を使用していたため非常に面白いと感じ、また未来に向けても、表現力や技術への期待値が高かったので、採用を決めました。

チャレンジしたポイントは、ボトル側面に入った線の微細加工で立体感を出しており、従来の樹脂成形では再現できない繊細なデザイン表現です。この表現は、同時リニューアルのシャンプー・コンディショナーパッケージとの、シリーズ感にもつながっています。
また、パッケージの透明度を何度も調整し、パッケージから見えるオイルの見え方にもこだわっています。ボトルにコスメティックらしい透明感を与えることで、中身のオイルが見えて安心感があるものに仕上げ、「ココンシュペール」の商品の魅力が引き立つデザインとなるように工夫を施しました。

通常新しい素材にチャレンジするには時間が掛かるので、最初は発売日に間に合うのか不安もありました。お客様が商品に触れたときに、パッケージが破損してお客様に怪我をさせてしまったりなどのトラブルは避けなければいけません。
そのため、当社の研究所とも協力して慎重に検証を重ねました。検証の結果、コンプレックスボトルは十分に使用できる品質であることを確認し、安全面に配慮して先進的なパッケージ設計の実現につながりました。

社内開発メンバーや技術部などから「どのようにつくったのか？」「材質は何か？」と問合わせがあるなど、関係者からもリニューアルパッケージに対する新鮮な反応があり、成果を感じています。
また、お取扱い企業様からも「これまでになく良いデザインとなっている」「形状や見た目に惹かれた」などの嬉しいコメントをいただき、今後の販促においても期待できる結果となっています。

今後は環境に配慮したハイブリッドなパッケージに対応させていきたいと考えています。クラシエグループではプラスチック削減を目標に掲げて、各商品で環境配慮への取組みを進めています。
環境にやさしく画期的なパッケージの実現に向けて、今後もコンプレックスボトルを一緒に進化させていきたいです。

―クラシエホームプロダクツ株式会社の大友様・岩谷様、貴重なお話をありがとうございました。

DNP機能性複合型フィルムPETボトル COMPLEX BOTTLEは、DNP大日本印刷の登録商標です。