転入・住所変更によるマイナンバーカードなどへの同一内容の印字を、連続印字機能で素早く対応

茅ヶ崎市様では、全国民のマイナンバーカードの保有数が約7,566万枚まで増加しているなか、他の市区町村からの転入者数が転出者を超える転入超過といった状況から同一世帯でマイナンバーカードの複数枚印字をする機会が増えています。

茅ヶ崎市 落合様
近年、子育て世帯や東京23区からの転入者が増加し、マイナンバーカードを追記する機会が増えています。世帯単位の住所変更に伴う追記業務は、同一の住所情報にもかかわらず、マイナンバーカード1枚ごとの印字フローを4枚分繰り返すと時間がかかり住民の方を待たせてしまう懸念があります。

DNP 中島
DNP券面プリントシステムの連続印字機能は、同一世帯で同じ情報を印字することを想定した機能で、直前に印字した情報を繰り返し印字ができ、追記業務にかかる負担を軽減できると考えますが、実際ご使用いただいていかがでしょうか。

茅ヶ崎市 落合様
同一世帯の住所変更の追記は、連続印字機能を用いない場合、マイナンバーカード1枚あたり約1分30秒、1世帯4人家族の例では4枚の追記印字に約6分かかるところ、連続印字機能を用いることで1世帯4人家族分の追記は約2分40秒で完了し約3分20秒（56%）短縮できます。
窓口業務においてこの差は大きく、住民の方は、茅ヶ崎市を選んで転入してきていただいてますので、少しでも早く対応し茅ヶ崎市の印象を悪くしないためにも連続印字機能は有効です。

_{※連続印字機能は一体型／フラットベッド型／プリンター型で共通の機能です。
※連続印字機能を利用の際は、印刷開始行はカードごとに異なるので目視確認が必要です。}

DNP 中島
茅ヶ崎市様はマンションが増え、新しく大規模マンションが建設される時には関係課が連携して多くの方の異動手続き対応の体制を取ります。その時にも「連続印字機能」が活躍しているとお聞きしました。

茅ヶ崎市 落合様
事前に当市の建築課から新築マンションの情報が入れば、マンションの建設会社様からマンション住民の方に異動手続きの書類の案内を渡してもらい、転入・住所変更の手続き内容や申請場所を把握しやすいように配慮しています。

大規模な新築マンション入居時期など、同一住所で多くの方が来庁されることが事前に把握できた場合には、住民の方をお待たせしないように臨時の専用窓口を設けスムーズに対応できるように工夫しています。
同一住所でマンションの部屋番号違いの追記印字が多いと想定される場合は、DNP券面プリントシステムの住所登録機能で住所とマンション名までを事前に登録し、住民の方のマイナンバーカードなどへの追記の際は、連続印字機能により部屋番号の部分のみを手入力する運用とし短時間で追記印字ができるようにしています。

大規模マンションだと30世帯分のマイナンバーカードなどを連続で印字することもあるので、臨機応変な運用に対応できることもDNP券面プリントシステムのメリットと感じ、助かっております。

DNP 中島
大規模マンションの他にも、同一住所で追記印字を行うケースはあるのでしょうか。

茅ヶ崎市 落合様
その他の類似例として、毎年技能実習生の受け入れを行っている自動車工場があります。
受け入れ時期になると自動車会社の通訳の方が技能実習生30名を引き連れて来庁し、30名分の在留カードの追記印字を行います。
大規模マンション入居と同様に、住所が法人の社宅など同一住所であることが多いので、臨時の専用窓口を設けDNP券面プリントシステムの連続印字機能を用いて短時間で追記できるようにしています。

茅ヶ崎市 落合様
今は、2023年2月末までにマイナンバーカードを申請するとマイナポイント受け取りの対象となるので、ご家族単位での申請が増えていると想定されます。今後、ご家族単位で引っ越しをされれば、当然、マイナンバーカードの追記が発生しますので、連続印字機能をはじめDNP券面プリントシステムを活用して効率的かつミスのない追記をしていきたいと思います。

動画：1分で分かる連続印字機能（0:53）