小 ・中・高校向け学校サンプリングとは?事例紹介あり

本記事では学校サンプリングを通じて、子どもたちに企業活動の理解・浸透を検討されている方や学校サンプリングとは何かを知りたい方向けに、取り組む意義とメリットや実施のプロセス、小学校・中学校・高校別のサンプリング事例と特徴などを解説します。
2024年2月公開

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1.学校サンプリングに取り組む意義とメリット

サンプリングとはターゲットにサンプルを配布し、実際に商品を体験してもらうことで商品理解を深め、実際の購入を促す販促手法です。
なかでも、ルートサンプリングは公共施設や会員リストを活用したサンプリングで、より親和性の高いターゲットに配布する手法のことを指します。
学校サンプリングも配布方法としてはルートサンプリングのひとつです。

しかし、学校サンプリングは、企業の商品やサービスの特性を活かし、子どもたちへの教育と社会へ貢献することが主目的であることが通常のサンプリングと異なるポイントです。

1-1.商品やサービスの特性を生かした社会貢献につながる学校サンプリング

学校サンプリングは商品を通じて子どもたちに産業や社会課題などを知るきっかけを与えます。
そのためには、ただ商品を配布するのではなく、啓発的な情報発信も同時に行われて教育支援施策となっていることが欠かせません。
学校サンプリングは商品やサービスの特性を生かした社会貢献活動とも言えるのです。

1-2.学校サンプリングに取り組む 3つのメリット

学校で企業の商品やサービスについて学ぶユニークな機会となる「学校サンプリング」には、3つのメリットがあげられます。

小中・高校向け学校サンプリング説明画像

メリット1:ブランディング効果~先生から受け取ることで生まれる信頼感
学校で紹介する商品・サービスとして認識されるため、通常より高い信頼感を獲得することができます。。
子どもたちが自ら商品を選んで体験する機会は少ないので、競合に先んじて接点をつくることで、ファン化、すなわち未来の消費者の育成につながります。

メリット2:啓発・浸透効果~継続購買につながる理解醸成
企業は子どもたちに対して、商品のサンプリングと同時に企業の思いや理念などを伝えることができます。
同級生とともに話を聞きサンプルを受け取った子どもたちは、子どもたち同士で会話し、商品を試すことができるので、より一層商品への理解を深めることができます。
友だちと一緒に試した記憶は「あのとき使ったな」という意識として残り、その後の購買意欲へつながる効果が期待できます。

メリット3:プロモーション効果~家庭への情報リーチと拡散
受け取った商品などは家に持ち帰ることが多く、家庭まで届くこともあります。
特に、通常の学校生活では得られない特別な配布物は子どもから保護者へ伝達され、家庭で話題に上がり、保護者への情報リーチが期待されます。
過去に実施した自社アンケートでは、60%以上のこどもたちが、学校でもらったサンプリング物についてご家庭で保護者に話しているとの結果が確認できました。
保護者間のネットワークもあり、特別な体験は話題になりやすく、口コミとして商品・サービスの拡散が狙えます。
過去に実施したアンケートでは、サンプリング対象者の70%以上の保護者が話題にしているとの結果が確認できました。

2.学校サンプリングの種類

配布する商品の特性や、受け取る子どもたちにどのような意識変容を生み出したいのかによって実施内容が変わります。学校サンプリングは大きく2種類に分けられます。

■「体験」を促すサンプリング
・商品サンプル
■「行動」を促すサンプリング
・無料提供クーポン、特別割引クーポン

■「認知」を促すサンプリング
・啓発記事付きノート(企業や商品の情報が書かれたノート)
・企業や商品を題材としてマンガや絵本

例えば、「商品サンプル」と「啓発マンガ」を両方配布することで「体験」と「認知」、2つの狙いを達成することもできます。
また、「啓発記事付きノート」に無料提供クーポンを付与し、「体験」と「行動」を促すといった効果を生むことも可能です。

【図 無料提供、特別割引クーポンを配布した場合のイメージ】

施策イメージ

学校で、先生から同級生と一緒に受け取ることで、話題に上り、買いに行く・貰いに行くといったアクションにつながりやすい効果が見込めます。

3.学校サンプリングを実施するには

想定する効果が見込めるエリアで、狙う配布ターゲットとなる子ども達が通う学校を探す、一度に多くの学校で実施する、など自社だけで実現するには多くの時間と労力がかかります。

充実した配布先ネットワークを持ち、学校サンプリングの経験豊富なパートナー企業に依頼することが最も効率的、かつ有効な手段です。

3-1.実施までのプロセス

一般的なプロセスは以下の通りです。

図 学校サンプリング実施までの6段階】

プロセス解説

3-2.実施のためのポイント

実施のためのポイント
企画設計:学校サンプリングによってどのような効果を生みだすか企画設計
運用設計:企画設計を具現化するための配布先選定、アプローチ
運用業務:運用設計に沿った配布物管理、各学校への配送
これらは、配布先の学校とネットワークを持ち、実績と経験がなければ対応できない内容です。
ここで、ノウハウを持つ企業の活用が重要になります。

4.小学校・中学校・高校別 学校サンプリング事例

学校サンプリングの代表事例を紹介します。
必要な時期に、児童や生徒が知るべき内容と施策内容がリンクしていることが実現のカギになっていることがわかります。

4-1.Case Study1 飲料メーカー×小学生

■飲料メーカーA社 熱中症対策啓発活動の取り組み
身体に熱がこもりやすく、熱中症のリスクが高いといわれる子ども達に、熱中症対策として水分を補給することの大切さを啓発するために、商品サンプリングとともに、熱中症予防啓発ポスターや啓発リーフレットを全国の小学校へ無償で提供しました。
あわせて、運動後の水分補給の重要性を喚起するためのスポーツ体験教室も実施しました。子ども達への熱中症対策の意識づけとともに、手軽に水分やミネラルなどを補給することができる商品特性の訴求につなげました。

4-2.Case Study2 健康食品メーカー×中学生

■健康食品メーカーB社  プロテインによる身体づくり啓発の取り組み
身体づくりや、摂取カロリーを気にする成長期の子ども達に、中学校家庭科の授業で栄養について考える授業を実施。
実際に試飲することで、飲みやすさの体感、飲みにくいイメージの払拭につながり、購買意欲の喚起につながりました。中学校家庭科の授業で栄養について考える授業を実施するとともに、プロテインを配合したヨーグルトをサンプリングし、成長期の栄養摂取の大切さと、商品特性を訴求しました。
実際に試飲することで、飲みやすさの体感、飲みにくいイメージを払拭でき、購買意欲の喚起につながりました。

4-3.Case Study3 菓子メーカー×高校生

■菓子メーカーC社  ポリフェノール含有チョコレートを受験生に配布する取り組み
ほどよい苦みで頭が冴え、集中力アップに繋がるポリフェノール含有量の高い「チョコレート」を、大手進学塾で受験勉強のヤマ場である冬の時期に最後の追い込みとして勉強に励む受験生へ激励の意味も込めて配布しました。
栄養と体調管理に関する「YouTube」動画配信、リーフレット配布もあわせて行い、受験生の体調管理を広く応援。
商品の持つ効能と消費シーンを結びつけた施策として、受験生応援企画は継続的に実施され、定番のブランディング活動として確立しています。

5.DNPでできること

DNPは、国内17,700校の小学校へのアプローチが可能です。また、東南アジア6ヵ国約3,660校の小学校とのネットワークがあります。国内、アジアいずれも対応できることが大きな強みです。(24年02月時点)

【小学校サンプリングネットワークの例】

国・地域 エリア 展開規模
台湾 台北市 360校/390,000名
ベトナム ホーチミン市 100校/51,000名
インドネシア ジャカルタ特別市 1,800校/620,000名
タイ バンコク都 1,000校/571,000名
マレーシア クアラルンプール連邦領 300校/121,800名
インド コルカタ市(西ベンガル州)
デリー(連邦直轄地)
ムンバイ市(マハーラーシュトラ州)
ハイデラバード市(テランガーナ州)
ベンガル―ル市(カルナータカ州)
5都市17校/46,500名

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