地域・観光地の活性化、具体的にどうすべき?成功させるポイントとは?

地域活性化・観光地活性化プロジェクト、地方創生を長期的に成功させるためには、成功事例や失敗事例からノウハウを吸収することが大切です。ここでは集客要素やターゲット層の分析など、地域・地方活性化プロジェクトを行う上で重要なポイントについてご紹介します。同時に、地域や観光地の活性化が失敗してしまう要因と対策についても解説いたします。

2022年10月25日 公開

【目次】

観光地のイメージ

地域・観光地の活性化が失敗してしまう理由とは?

地域や観光地の活性化が失敗してしまう原因はさまざまです。特によく見られるのが、「地域の特性にマッチしない企画を打ち出している」、「外部のコンサルタントに丸投げしている」、「一時的なブームに乗った活性化企画」といったケースが挙げられます。

地域の特性にマッチしない企画を打ち出している

気候や自然環境、地形や都市環境などの特性は、地域によって異なります。よって、地域活性化や観光地の活性化はそれらの特性に合った内容にする必要があります。他の地域の成功事例を参考にするのであれば、気候や風土、都市環境などが近いエリアの事例を参考にすることが大切です。いくら成功したからといって、正反対な地域の事例をならっても、十分な効果が得られるとは考えにくいでしょう。

外部のコンサルタントに丸投げしている

外部コンサルタントに依頼すること自体は、決して悪いことではありません。しかし外注するからには、プロジェクトの目的やゴール、課題を正確に伝える必要があります。目的やゴールを曖昧に伝えてしまうと、見当違いの企画を立案・実行される可能性があります。また、すべてを丸投げしてしまうことで、「プロジェクトを企画したり、運営したりするノウハウがなかなか蓄積できない」という事態になることも。加えて、なかには予算や補助金の入手を目的としている悪質な業者がいるのも事実です。外部に依頼をする場合は、プロジェクトの目的やゴールをあらかじめ定めておき、なおかつ実績があって信頼できる業者を選定しましょう。ひとつの業者だけを見て決めるのではなく、複数の業者から話を聞いてから決めると良いでしょう。

一時的なブームに乗った活性化企画

地方や観光地の活性化と聞いて、ゆるキャラやB級グルメなどの企画をイメージされた方もいるのではないでしょうか。これらの企画は成功事例もある反面、競争が激しく差別化が難しいという側面もあります。また、大きな流行り・廃りもあり、経済効果が上がったとしても一過性のものに過ぎなかったというケースもあります。結果的に、コンテンツ開発にかけたコストが収益を上回ってしまい、赤字になるリスクがあるのです。地方活性化を長期的に成功させるためには、一時的なブームに頼るのではなく長期的なブランディングを構築することが重要なのです。

活性化成功のカギは「地域の特性に合ったブランディング」

目的の明確化、正しいニーズの把握、データの収集及び分析を行い、地域の特性に合ったブランディングを行うことが地域活性化成功のカギです。的確なブランディングを行うためにはどのような視点や考え方を持つことが大切なのでしょうか。常に意識しておきたいことを、3つピックアップしてご紹介します。

目的やゴールを定めてから計画を立てる

「地域を活性化させる目的は何か」、「その背景には何があるのか」といった点を明確にしておきましょう。一言で地域活性化といっても、「観光客を増やしたい」、「移住者を呼び込みたい」など掲げるゴールは自治体によってさまざまです。その上で、活性化を阻む課題点や問題点を洗い出していきます。また、計画の段階でターゲット層を絞り込むことも大切です。県外の観光客なのか、海外からの観光客なのか、Iターン・Uターンの方なのかで、打ち出すべき活性化案は変わってきます。

現時点で活用できそうな資源について考える

いきなり新しい何かを開発しようとするのではなく、まずは現時点で活用できそうな資源(ヒト・モノ・コト)がないかを考えることが重要です。地域活性化のカギは、その地域の資源や魅力を再発見してターゲットに知ってもらうことにあります。産業や自然、地域が辿ってきた歴史など、その土地ならではの魅力にいかに気づき、打ち出していくかがポイントなのです。その地域ではごく当たり前の文化であっても、若い世代や他の地域の方からすれば新鮮に映るかもしれません。今ある地域の資源を活かすことは、地域のアイデンティティの再発見にもつながるのです。

地域全体の理解や共感を得る

地域・観光地の活性化は、行政や企業がワンマンで行うものではありません。その地域に住む人々や関係者の理解を得られなければ思うように計画が進まず、頓挫してしまう可能性があります。「どんなやり方なら効果的か」、「どんな方法であれば地域住民・ユーザーともにうれしい効果が期待できるか」などの点を、地域住民との対話から導き出しましょう。

「映える」写真で地域の魅力を伝える効果的なプロモーションを

ブランディングをしっかり行ったら、プロモーションを行い地域・観光地の魅力をターゲットに伝える活動を行いましょう。適切なターゲットにリーチさせるにはオンラインによる宣伝が効果的です。なかでも各種SNSは拡散力が高く、フォロワーや顧客に対してタイムリーにイベントの情報を届けられるという強みがあります。広く拡散されれば、これまでイベントに興味がなかった層や潜在層にまで情報が届き、思わぬ宣伝効果につながることもあります。対外的な告知に使う写真は「SNS映え」を意識すると良いでしょう。

またSNS拡散のカギは、ターゲットがシェアしたくなるような「映える写真」にあります。地域を訪れた人たちが素敵な写真をシェアできる仕掛けを作ることで、口コミによるイベント・コンテンツ情報のさらなる拡散を見込めます。

観光地を盛り上げる「映える」撮影サービスのアイディア

DNPフォトイメージングジャパンでは、観光地を盛り上げる撮影サービス、フォトサービスを展開しています。ここでご紹介するのは、写真撮影だけでなく撮影データの販売や画像合成も簡単に行える撮影システム「PD」です。撮影したデータはスマートフォンへ簡単に保存でき、画像への加工・合成も可能。写真データは即時出力できる他、各種ノベルティグッズにも活用できます。

観光地での写真撮影や、撮影データを使ったオリジナルノベルティグッズ(記念品)の作成などの場面でもご活用いただけるのがPDの強みです。イベント開催時に導入すれば、その日しか購入できないオリジナルグッズを作成できるツールとして活躍させることが可能です。

PDの詳細は以下のページでご紹介しています。

PDのイメージ画像

簡単なオペレーションでお客さまを待たせることなく写真プリントと画像データをその場で提供できます。指定のフォルダに撮影画像が保存されるように設定するだけで、フレーム合成から写真プリント出力、サーバーへのアップロードやダウンロードチケットの出力まで行うことができます。必要なソフト用ドングル、ルーター、サーバー利用がセットになったレンタルモデルです。

また、カメラマンなどの人手をかけず、観光スポットで臨場感のある撮影体験を提供したい場合は、「自動撮影サービス」の導入がおすすめです。
自動撮影サービスは、光や動きなどを検知するセンサーをトリガーとして活用し、さまざまなアングルからオートシャッターで臨場感のある写真を撮影できるシステムです。自分では撮ることのできないアングルや、動きなどに連動した撮影で、これまでにない特別な写真プリントと画像データを販売することができるため、他との差別化にもつながり、SNSでの拡散も期待できます。

自動撮影サービスの詳細は以下のページでご紹介しています。

自動撮影サービスのイメージ画像

光や動きなどを検知するセンサーをトリガーとして活用し、さまざまなアングルからオートシャッターで臨場感のある写真を撮影できるシステムです。自分では撮ることのできないアングルや、アトラクションの動きなどに連動した撮影で、これまでにない特別な写真プリントと画像データを販売することができます。

まとめ

地域活性化・観光地活性化を行う際は、まず大前提として、自分たちの地域にどんな魅力や特徴があるのか定義し、その魅力をしっかりと伝えるように長期的な目線でブランディングをしていきましょう。目的を明確にして課題点を洗い出し、ターゲット層や競合などの情報を収集し、得られた情報を考察し、必要な対策を立てていきましょう。

DNPフォトイメージングジャパンでは、観光地における撮影ビジネスを支援するソリューションを提供しています。詳細は、ぜひ以下のページをご覧いただき、お気軽にお問合せください。

観光地撮影ビジネスソリューションのイメージ

観光地で撮影サービスを行う方におすすめ! DNPの撮影システムは、自身では撮ることのできない価値ある1枚を写真プリントと画像データで提供できます。観光地での記念撮影を盛り上げる高品質・高付加価値の撮影サービスがビジネスの拡大につながります。

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