出版DXを促進

雑誌総合誌面制作プラットフォーム「MDAM」

MDAM(エムダム)は集英社が中心になって開発したもので、誌面を構成する画像やテキスト等のデータを一元管理できるプラットフォームです。特集や記事ごとの進行管理・編集が可能で、編集者やデザイナーはこのプラットフォームにアクセスして入稿や校正等の作業を行うことができます。

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目次

MDAM導入促進の背景

出版業界の課題のひとつに、編集制作におけるワークフローの標準化が進まないことが挙げられます。編集制作に携わる関係者は、出版社の編集者や校閲者だけでなく、作者やライター、デザイナー、カメラマン、編集プロダクション、印刷会社など多岐にわたります。その上、媒体ごとの固有のワークフローや業務慣習がボトルネックとなっていました。一方で、広告タイアップ案件やWebメディア等へのコンテンツ2次利用の利便性向上、雑誌からの書籍化やムック化、新たなコンテンツサービスの創出などが求められており、その際のデジタルデータ等の情報資産(アセット)の管理機能の整備や、新たなサービスに対応したワークフローの構築も課題となっています。
こうした出版社の課題に対してDNPと株式会社集英社は、より最適な編集制作のプラットフォームとしてMDAMを提供し、出版業界全体の編集制作ワークフローの標準化を推進するとともに、各出版社が保有する魅力的なコンテンツを電子媒体やWebサイト等の多様な形で、生活者に届ける環境の整備を支援していきます。

MDAMが提供するソリューション

(1)情報共有・確認がラク!

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・プレビュー台割で進捗状況の可視化
・テーマごとで素材管理(細かな権限付与で管理も可能)
・場所を選ばす確認できる

(2)作業がラク!

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・ブラウザ上で直接文字原稿を入力(Webライティング)
→レイアウトを見ながら編集可能
・クライアントへの確認(PDF)も簡単(必要な部分だけ切り取ることも)
・自分たちで文字を決定できるので校閲手配の時間が読める

(3)コンテンツ活用もラク!

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・ブラウザ上で素材加工→時間が読みやすい
・Web素材の作成が簡単に(TXT、画像のリサイズ、トリミング)
・CMSとの連携機能も
・過去の素材をアーカイブ化
→ムック制作など利活用がしやすい

MDAM導入による出版社のメリット

制作業務効率化

・テレワークの実現(編集者、クリエイター、駐在員等)
・モノの整理や物流などのコスト削減
・ウェブライティング機能による、指定紙作成などの作業負荷軽減
・編集作業平準化による業務効率化
・ファイル便を介さないセキュリティ対策
・編集のプロデューサー化や管理部門の人材難解消
・DNPの製版部門と連携し、運用をサポート

データ活用の利便性向上

・コンテンツデータの一元管理により2次利用の効率化
・(印刷会社への)データ提供依頼の減少と工数削減
・確認用PDFなど、クライアントの要望に即時対応可能

導入後の効果イメージ

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MDAM基本機能

台割機能

通常の台割作成はもちろん、MDAMとの連携が可能なアプリケーション「FlatPlan」が利用可能です。
※動作環境はWindowsのみとなります。

Webライティング

ブラウザ上でネーム流し込みや修正作業が可能です。
校閲確認後、原稿に赤字を転記していた作業が直接入力できるようになるので作業効率にもつながります。
※モリサワサーバーフォントを標準搭載。ライティング後のMDAMからのPDF出力は欧文書体が代替書体で表示されます。レイアウトデータの書体は置き換わりません。

データの受け渡し領域 付随データ/みんなの広場

レイアウトデータ以外の本画像データやイラストデータなどはテーマ毎のストレージ領域を使用して入稿が可能です。
●媒体内の各テーマに「付随データ」という領域があり、そちらにデータをアップロードをすることも可能です。
※「付随データ」は「このテーマにアクセス可能なユーザ」が利用可能。
●権限関係なく統一のデータなどを共有する際には、その媒体ごとに「みんなの広場」という領域も設定されています。こちらには媒体にアクセス権限があるユーザ全員が利用可能です。

素材加工

見開きPDFへの加工やPDFをJPG/PNGでのダウンロードも可能です。
PDF、画像を任意の範囲でトリミングもでき、キリヌキ反映有無でのダウンロードも可能です。

検索機能について

MDAMは最終データを長期保存することが可能です。保存データの検索については登録されている全媒体からも検索をかけることができます。テーマ名など統一名称のデータは収集が容易で連載の書籍化や誌面掲載しなかったアザーカットもテーマごとに管理が可能です。
画像タグを利用したコンテンツ管理も可能です。

お知らせ送信機能

任意でメッセージを送るフリーメッセージ機能もあります。
素材などのデータのアップロード時にもデータのリンクと一緒にメールを送ることが可能となっています。

アクセス権限の制御

雑誌制作の特性上テーマごとに関わる人が変わってしまう場合でもテーマごと、作業工程ごとに権限付与が可能です。
(ライター、デザイナー、カメラマン、Web担当者を細かく設定)
アクセス権限を持っていないゲストへの一時共有も可能です。

記事投稿機能

CMSに連携用のWebAPIをご用意いただくことで、MDAMからTXT、画像の素材を抽出し、直接CMSへ記事の投稿が可能となります。
※WordPressやその他CMS連携については個別にご相談ください。

運用サポート/システム導入費

新たにプラットフォームを導入し、サーバー利用・運用保守していくためには、仕組み変更の不安、労力が必要など懸念事項がさまざまあると思います。
MDAMを利用した運用の実績がある当社が運用フロー提案・構築も含めた導入時のサポートをいたします。また、導入サポートのみならずPDCAを回すことで運用フローの最適化をしていきます。
主なサポート例
・運用フロー提案や操作レクチャー
・導入前の説明会やその他運用にかかわるサポート
・Webライティングの制作支援
その他、詳しい運用サポート体制やMDAM導入費用についてご興味ある方は、お問合わせください。

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出版業界のDXが進みにくかった理由のひとつに、編集部や担当者レベルで独自の制作方法が用いられ、ワークフローの標準化が進まなかったことが挙げられます。こうした課題を解決したのが、株式会社集英社が中心となって開発が進められた総合誌面制作プラットフォーム「MDAM」です。2021年7月からDNPがパートナーになり、これまで出版印刷・商業印刷等に広く携わってきた経験・ノウハウを活かし、出版社をはじめとする各企業がMDAMを導入する際の業務設計から運用までの支援をしています。コラムでは「MDAM」開発に携わってきた株式会社集英社ブランドビジネス部デジタルデザイン室の松下延樹氏に、「MDAM」開発の背景や、導入によって得られた効果、今後の展望と出版DXの可能性について伺ったコラムも公開しております。

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