株式会社クエストさま

コミュニケーションツールになるオリジナルの社員証。カードプリンターで発行まで内製!

 社員証を作成する際には、顔写真データを撮影して集めるという作業が発生します。撮影までの事前準備や撮影後のデータ編集・管理は非常に手間がかかるうえ、発行する際には業者との調整が必要であり、実は業務範囲が広く負荷が大きい仕事です。
 今回、ブランドロゴの刷新にあたって社員証をリニューアルするため「DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-i®」を導入された株式会社クエストさまに、以前の顔写真収集方法と比較して業務改善できた点などを伺いました。
(本記事は2022年6月に取材した内容をもとに構成しています。記事内のデータや組織名、役職などは取材時のものです。)

導入企業さま プロフィール

企業名:株式会社クエスト
URL:https://www.quest.co.jp/
取材にご協力いただいたご担当者さま:社員証リデザインチーム
取締役 上席執行役員 経営企画部 部長 小泉さま、金融システム事業本部 新井さま、
DX推進部 伊藤さま、経営管理部 浦川さま、営業部 駒井さま、産業システム事業本部 中村さま

株式会社クエスト 社員証リデザインチームメンバーの皆さま

Q.導入の経緯は?

インタビューの様子1

 企業ロゴ変更に伴い社員証を変更することから、社内のさまざまな部門から集まったメンバーによる「社員証リデザインチーム」が発足しました。メイン業務の傍らメンバー間でアイディアを出し合い、新しい社員証デザインの検討を進めました。
 普通の社員証ではなく、コミュニケーションのきっかけになる社員証にしたく、表面には社員の顔写真、裏面には顔のイラストを割り付けたり、デザインも縦型、横型から好きなものを選べたりと自由な発想で検討していました。実際に形にすることを考えたときに、顔写真の収集方法が課題として上がりました。社内のスケジュールでは約1か月で提案をまとめる必要があり、非常にタイトなスケジュールでした。
 社内会議で新しい社員証について提案する1週間前まで、スマートフォンの無料アプリで各自写真を撮り、メールで提出してもらう方法を検討していました。その場合、全社員から写真を収集するのに時間がかかることや、収集した写真の画角や写りにばらつきが出てしまうという課題に悩んでいました。これらの課題を解決する方法がないかインターネットで探していたところ、「DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-i」を見つけました。みんなでいいねと盛り上がり、デモを見に行こうということで、すぐに連絡しました。
 他社のサービスも含め検討しましたが、提案期限が1週間後に迫っているなか、DNPさんの提案スピードが最も早く、デモの日程もすぐに調整いただけました。デモを通して操作がとても簡単であることを実感し、約900名の社員たちも問題なく使えるものであると確認できました。またKi-Re-iが全国の至る場所にあり、当社のように複数の地域に拠点がある場合でも撮影しやすいことや、良いものであればそこにお金を使うことは意味があるというマネジメントリーダーからの後押しがあったことも導入の決め手となりました。

Q.DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-iを使ってみていかがでしたか?

インタビューの様子2

 背景色を白色にして写真の統一感を出せたことや、エクセレントモード※で撮影したため仕上がりの顔色が非常にキレイだった点が良かったです。特に肌補正機能が好評でした。写真選択の際にプレビュー画面で写りを確認できるので、社員自身が納得した仕上がりの写真を選ぶことができる点も良かったです。(※エクセレントモードでは、肌質や肌の明るさを補正できます。)
 アプリなど馴染みのないものの利用を強要されるのは一般的には気が向かないと思いますが、証明写真機ならアルバイトの面接で履歴書が必要な時など、誰しも人生の中で一度は使ったことがあると思います。私たち自身も利用経験がありましたし、Ki-Re-i自体の使いやすさを知っていたので、社員にも安心して勧められました。
 社内へ撮影を案内する際には、Ki-Re-iはスーパーやドラッグストアなど身近なところに多く設置されていることを案内し、設置先検索サイトもあったので設置場所についての問合せもなく、スムーズに撮影を進行させることが出来ました。
 撮影期間も希望していた1か月で完了し、ほとんど撮り直しが発生しませんでした。従来のように、プロのカメラマンに撮影してもらったり、スマートフォンアプリでデータを収集していたら1か月以上かかったと思います。顔写真データ収集後のデータや進捗の管理、印刷作業など、自社で効率化する仕組みを作って連携させ、正確性を確保しつつより効率化を図りました。

Q.カードプリンターも導入された決め手は?

カードプリンターで出力した社員証を確認するイメージ

 もともとは委託製造での発行をご相談したのですが、納期感が厳しく内製用の仕組みとしてカードプリンターをご紹介していただいたのがきっかけです。
 今回は900枚を一括作成という話でしたが、それ以外でも毎年新入社員や中途社員が約100名弱入社するため、毎回小ロットで印刷会社に依頼する手間やコストを考えると、自分たちでプリンターを持って運用できるのであれば一番楽ではないかと考えました。なおかつKi-Re-iでの撮影で写真の品質は安定していますし、背景色も統一できるため、安定感とスピード感を考えると、今回のケースでは自分たちで発行まで内製で行うのが良いという結論になりました。
 実は最後まで印刷会社に頼んだ方が良いのではと迷っていたのですが、DNPさんに何度か相談していく中で、カードプリンターの操作で何か難しいことがあった際に、相談できる信頼関係ができていたことも、導入を決定した大きな理由のひとつです。内製でのカード作成は初めてだったので、確実に大変だとわかっていたのですが、それでもやってみようと思えました。実際に、思っていた色味が出ず困ったこともありましたが、DNPさんにご協力いただきキレイな色味で出力できるようになりました。

関連商材

 当社では、昇華型再転写カードプリンター CX-D80を取り扱っています。社員証や学生証、会員証などの各種ICカードへの印字・エンコードに対応しています。
*株式会社クエストさま導入のカードプリンターとは異なります。取扱商材及び関連商材についての詳細は別途ご相談ください。

昇華型再転写カードプリンター CX-D80です

Q.今回収集した顔写真は社員証以外でも活用されますか?

インタビューの様子3

 社内の人材データベースに使用している顔写真を今回収集した顔写真に差し替える予定です。その後、社内のビジネスチャットツールに顔写真やイラストを使っていく予定です。また、お客さま先への入館時に使用する入館証での利用も検討しています。

製品・サービスの販売元

※Ki-Re-iは、DNP大日本印刷の登録商標です。

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