サントリー美術館様

サントリー美術館の収蔵品を用いた「みどころキューブ® 」ワークショップ・MR体験を提供

DNPはサントリー美術館が「六本木アートナイト2024」会期中に「デジタルコンテンツで楽しむ美術館鑑賞体験」と題して開催した、「みどころキューブ」を用いたワークショップと、MRゴーグルを用いてキューブ内部の没入体験ができるイベントに企画協力しました。 (2024年12月時点での情報です)

画面イメージ

「みどころキューブ」画面イメージ

ワークショップ
ワークショップの様子

ゴーグルMR体験
「みどころキューブ」MR体験の様子

サントリー美術館

サントリー美術館は、『生活の中の美』を基本理念として、ミュージアムメッセージ『美を結ぶ。美をひらく。』を掲げて活動を展開している美術館です。
収蔵品は、絵画、陶磁、漆工、染織など日本の古美術から東西のガラスまで、国宝1件、重要文化財16件を含む約3,000件に及び、『生活の中の美』を表現した企画展を開催しながら、多くの人々にとっての『都市の居間』となる美術館を目指しています。

経緯

より多くの方に美術館を楽しんでいただくための施策検討のディスカッションの中で、「みどころキューブ」の直感的なインターフェイスに着目いただき、2024年9月28日・29日の2日間「六本木アートナイト2024」にて採用いただきました。
キューブを用いたワークショップおよび、新規開発した機能であるMRゴーグル(Meta Quest3)を用いてキューブ内部への没入体験ができる企画として、「デジタルコンテンツで楽しむ美術館鑑賞体験」と題したイベントとなりました。

実施概要

サントリー美術館の名品を用いたオリジナルの展覧会を、グループディスカッションを通して企画するワークショップを行いました。事前にサントリー美術館の所蔵品約30点をキューブに登録し、キューブの底面を作品のジャンル、縦軸を制作年代として設定。ワークショップではアートカードなどのツールと共にみどころキューブを参照しながら展覧会のテーマ、タイトル、出品作品をチームで検討しました。最後に、各チームが考えた展覧会を事務局でキューブの側面テーマに反映した上で各チーム代表に発表を行っていただきました。
ワークショップには15名が参加し、「選んだ作品の傾向がわかり面白かった」「協働して作りあげる楽しさが良かった」等と評価をいただきました。

WS様子

ワークショップの様子

ワークショップ終了後に、完成したキューブの内部をMRゴーグル(Meta Quest3)で没入体験できるMR体験会を実施。VR空間に浮かんでいるキューブ内部を歩いたり、作品画像にタッチすることで解説を表示したり、ハンドジェスチャーによってキューブ内部の上下移動も可能です。
MR体験には2日間で約70名にご体験いただき、「ゲームのような感覚で、収蔵物の世界観に没入できるのがとても楽しかった」「VRでタッチできたり、上下に自分の視点を変えたりできたのが新鮮」といった評価をいただきました。
尚、みどころキューブのMR体験は、2024年12月時点で実証実験中のサービスとなります。

MR体験

MR体験の様子

参考情報:担当者の方の声

吹き出しあり人物

公益財団法人サントリー芸術財団 サントリー美術館 ご担当者様
▶導入いただいた感想
「デジタルコンテンツで楽しむ美術鑑賞体験」というイベントで、DNPさんに協力をいただき、主要コンテンツとして「みどころキューブ」での鑑賞とMRゴーグルによるMR体験をお客様に提供しました。実際に体験した方々からは、時代とジャンルを立体的に俯瞰出来ることによる作品の位置づけの分かりやすさと、画面の操作性の良さが好評で、さらにゴーグルを使用してキューブの中に入るという、その新規性に高い評価をいただきました。

▶今後の活用の可能性・予定など
お客様へのアンケートで、「みどころキューブ」に関する様々な活用方法のアイデアを頂戴したので、活用の仕方を検討していきたいと思います、

▶DNP に対する期待や要望
美術館への来館者に、より満足度の高い鑑賞体験を提供すべく、デジタルの活用も視野に入れて、今後のプランニングを行おうとしています。DNPさんが持っているさまざまな知見をもとに、当館にフィットしたご提案をいただけることを期待しています。

この事例でご紹介した製品・サービス

みどころキューブサムネイル

作品や観光スポット、製品などのさまざまな情報を、キューブ(立方体)状のインタフェースを用い、テーマ・関係性など多様な視点から紹介できる鑑賞システムです。

  • みどころキューブは、DNP大日本印刷の登録商標です。

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