株式会社トラベルウォレットJAPAN 様

残高連動型の韓国交通系IC搭載VISAブランドプリペイドカード「Travel Payカード」を発行

大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、株式会社トラベルウォレットJAPAN様、韓国の交通系IC事業者であるEZL様、カード向けICチップなどを担うタレス様などと連携し、残高連動型の韓国交通系IC搭載VISAブランドプリペイドカード「Travel Payカード」の発行を支援しました。

クロスボーダー連携により、訪韓時の決済・交通利用をシームレスに

本プロジェクトでは、日本・韓国・シンガポールなど、国や拠点の異なる複数社が関わるなか、DNPがカード発行に関する技術・知見を活かし、仕様調整や品質管理、スケジュール推進を支援。訪韓日本人が、決済と交通利用をよりシームレスに行える新たな利用体験の実現を支えました。

訪韓時の決済・交通利用に残る不便を解消へ

韓国旅行では、買い物や飲食店での決済に加え、地下鉄や市内バスなどの交通利用が欠かせません。一方で、日本人旅行者にとっては、現地で交通系ICカードを入手する、チャージ方法を確認する、決済用カードと交通用カードを使い分けるといった手間が発生しやすい状況がありました。
株式会社トラベルウォレットJAPAN様が提供する「Travel Wallet」は、海外渡航時の外貨交換、決済、交通ICカード利用を、アプリとカードでサポートするサービスです。2026年4月に日本版サービスを開始し、サービスと連携して発行される「Travel Payカード」により、訪韓時の決済と交通ICカード利用を1枚で完結できる体験の提供をめざしています。

日本発行で韓国交通系ICを搭載する、クロスボーダーなプロジェクト

Travel Payカードは、日本発行のVISAブランドプリペイドカードでありながら、韓国交通系ICを搭載し、さらに残高連動機能を備えています。
一方で、その実現には複数の関係者間での高度な連携が必要でした。サービスを提供する株式会社トラベルウォレットJAPAN様、韓国交通系ICを担うEZL様、カード向けICチップの製造などを担うタレス様、そしてカード発行を支援するDNPなど、国・拠点・言語・役割の異なる企業が関わりました。
発行・運用、品質・セキュリティ要件など、各領域の要件を整合させながら、実運用に耐えるカードとして立ち上げることが求められました。

DNPのカード発行ノウハウで、仕様・品質・スケジュールを統合

DNPは、長年にわたりカード発行に関する技術・知見を培ってきました。今回のプロジェクトでは、そのノウハウを活かし、複数社にまたがる要件整理や仕様調整、スケジュール推進、品質面での支援を行いました。
特に、今回のように国を跨(また)いだプロジェクトでは、各社が担う領域の違いをふまえながら、カードとしての完成形を見据えて調整を進める必要があります。DNPは、カード発行の実務に関する知見をもとに、関係者間の連携を支え、Travel Payカードの発行実現に向けたプロジェクト推進を担いました。
また、ユーザーがアプリでチャージした残高を起点に、決済と交通利用を分断せずに使える体験を実現するため、利用開始からチャージ、決済・交通利用までの導線を意識した実装支援も重要なポイントとなりました。

訪韓時の決済・交通利用を、よりシームレスな体験へ

Travel Payカードにより、訪韓日本人は、買い物や飲食店での決済に加え、韓国の地下鉄・市内バスなどの交通利用まで、1枚のカードで対応できるようになります。現地で交通系ICカードを入手したり、決済手段と交通手段を切り替えたりする負荷を減らし、旅行中の移動や支払いをよりスムーズにすることが期待されます。
また、カードは日本で発行されるため、ユーザーにとっては出発前から準備しやすく、サービス全体への安心感にもつながります。
DNPにとっても、本プロジェクトは、カード発行の知見を活かしながら、海外の交通系IC事業者やカード製造会社と連携したクロスボーダーサービスを支援する事例となりました。

海外渡航時の不便を減らすサービス展開へ

今後は、利用データやユーザーの声をふまえ、初期設定、チャージ、サポート導線などの改善を進めるとともに、交通・決済における利用シーンの拡大や連携パートナーの拡張も期待されます。
DNPは今後も、カード発行に関する技術・知見を活かし、企業の新たな決済・交通利用体験の実現を支援していきます。

※本ページに記載された情報は2026年6月現在のものです。

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