顔写真は個人情報!社員証の顔写真撮影における撮影データの適切な管理の必要性とは?

企業の人事担当者や情報セキュリティ担当者のなかには「社員証用の写真を撮影したいけれども、顔写真って個人情報?」「取り扱いにはどのような配慮が必要?」「管理の手間やコストをかけたくない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。社員の個人情報を適切に管理するためにも、顔写真の取り扱いには十分注意したいですよね。この記事では、社員証の顔写真は個人情報なのかどうかをはじめ、顔写真撮影における管理の重要性や個人情報を守るための対策方法を紹介します。

2024年4月26日 公開

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【目次】

顔写真は個人情報?

そもそも個人情報とは

個人情報とは、生存している個人に関する情報で、特定の個人を識別できるもののことです。個人情報の保護に関する法律では個人情報について以下のように定義されています。

・当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができるものを含む)

・個人識別符号が含まれるもの

具体例としては、名前や生年月日、住所、顔写真などが挙げられます。他にもマイナンバー、各種保険証の記号番号、指紋、DNAデータなども個人情報に当たります。またお店の会員番号など、氏名や住所と紐づけられているものも個人情報の一つです。

顔写真も立派な個人情報

個人を特定できるものが個人情報なので、社員本人を判別できる顔写真は立派な個人情報に当たります。個人情報を取り扱う際はできる限り利用目的を特定し、その範囲内で利用しなければなりません。社員証用の顔写真は、正しい知識を持って適切に取り扱う必要があります。

社員証の顔写真撮影での煩雑な作業に伴うリスクは

個人情報の管理のイメージ画像

社員証の顔写真撮影は、全社員の顔写真を集めて適切に管理・編集するという作業は想定以上に煩雑で、ミスを完璧に防ぐことはとても難しいと思います。
ここでは社員証の顔写真撮影におけるさまざまなリスクを紹介します。撮影時、データ加工、データ管理の3つの段階で起こりえるミスやリスクをまとめました。

方法・方式 起こりえるミスやリスク
撮影時     ・社員が個人携帯で自撮りを行い、総務や人事担当に個人のメールアドレスで送信する。

・個人所有の携帯電話で撮影を行う。
・送信先のメールアドレスを間違えて第三者に情報を提供してしまう。

・送信者が間違って使いたい写真と異なる写真を送付して、再度撮影する手間が発生する。

・各社員が撮影を行うため写真の品質が均一にならない。
データ加工    ・Excel等の表計算ソフトを使用して写真と個人の紐づけ作業やの工程の進捗管理を行う。 ・Excel等の表計算ソフトで顔写真と個人の紐づけ作業時に行やセルを間違えて個人とその写真と取り違える可能性がある。

・何名かでひとつの表計算ソフトにデータを入力した場合、重複やいわゆる「先祖返り」が起きる可能性がある。
データ管理 ・担当のPC内に撮影データや紐づけしたデータをバックアップを取らずに保管管理する。

・撮影した画像をメールへの添付にて送信し、担当のPCのメーラーで受信し管理する。
・サイバー攻撃や不正アクセスやIDパスワードなどの対策が施されてなかった場合、漏洩する恐れがある。またPCが故障した場合、データが消えてしまう恐れがある。

・メーラーにて他のメールと混在して受信することとなり、撮影した写真の送付・受信の管理が煩雑かつ困難となる。

顔写真を適切に収集管理するためには

社員証の撮影における顔写真の撮影や収集・管理は、個人情報の漏洩のリスクや収集作業の煩雑さがつきまといます。
それを軽減するためにできることをまとめてみました。

同じ条件の下(機材(カメラ・照明・場所など)で撮影を行う

撮影対象者に対して、同じ条件(カメラ・照明・場所など)で撮影を行わなくては
均一な品質の写真を収集することが困難となります。
プロのカメラマンが撮影したものや証明写真であれば、均一な品質が見込めます。

撮影した顔写真のデータをメールで送信させない

画像の収集にはメールで送信させずに、画像をアップできる機能をもったアクセス制限された管理サイトを用意して、そこから直接アップロードさせれば流出リスクを防ぐことができます。

顔写真のデータ管理や加工はセキュリティの高い環境で行う

画像データの管理と加工時に個人情報の漏洩を防ぐには、取り扱う社員を限定した上で、管理するPCはアクセスを制限し、不特定多数がアクセスできないセキュリティの高いエリアや環境に設置して作業を行うのが理想です。

『DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-i®』で顔写真を適切に収集管理して手間とリスクを軽減

これらの課題をクリアしているのが、社員証に利用する顔写真の撮影や収集、管理を効率化できるDNP顔写真収集サービス with Ki-Re-iです。全国にある証明写真機で対象者が自分で撮影するので、カメラマンも不要です。
また、証明写真機はカメラや照明などが同じ条件なでので均一な写真を撮影、収集できます。

証明写真機で撮影したデータはクラウド上の専用サイトとで一元管理されるので、社員証の作成時に個人情報が漏洩するリスクを回避することができます。
管理サイトへのアクセスにはSSL通信とIPアドレスでの接続制限もしているので、情報セキュリティは万全です。個人情報保護の体制が適切であることを示すプライバシーマークも取得済みです。

面倒な画像の加工編集やファイル名のリネームの作業もありません。時間や手間も省けます。最短1週間の準備期間で撮影スタートできます。

個人情報・セキュリティの心配・業務の効率化をご検討されている方は、DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-iをご検討ください!

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社員証や人事台帳等の顔写真を街なかの証明写真機Ki-Re-iで効率よく撮影、収集できるサービスです。
ビジネスチャット、顔認証データ、学生証、会員証等にも幅広くご活用いただけます。

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エンドユーザーがスマートフォンで撮影した顔写真を簡単にトリミングし、安定した品質・均一な大きさ(ピクセル数)の顔写真データをサーバーに収集し一元管理します。

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