環境配慮と広告効果の両立を実現
環境配慮型デジタル広告サービス『Scope3』
デジタル広告の配信においても、CO₂が排出されていることをご存じでしょうか。
私たちの生活に不可欠なインターネットは、膨大なエネルギーを消費しており、結果として環境負荷の一因となっています。
脱炭素への取組みが企業活動においてますます重要視される中、Scope3を活用することで、デジタル広告におけるCO₂排出量の「可視化」と「削減」が可能になります。
環境配慮と広告効果の両立をめざし、持続可能なマーケティング施策を始めてみませんか?
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目次
Scope3サービスについて
1.サービス概要
Webサイトに多くの広告が掲載されている場合、複数の広告配信システムと頻繁に通信が行われます。
この通信回数が増えることで、サーバーの稼動に必要な電力消費も増加し、結果としてCO₂排出量が高くなる傾向があります。
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特に、複数の広告事業者と連携しているサイトや、同一ページ内で大量に広告が掲載されているサイトの場合、ほかのサイトと比べて環境負荷が大きくなる可能性があります。
Scope3*では広告掲載にかかる電力消費量から各WebサイトのCO₂排出量を可視化し、通信効率がよくCO₂排出量を抑えた”質の高いWebサイト”を特定することが可能です。
CO₂排出量が少ない優良なWebサイトを特定し、配信先を最適化することで、
CO₂排出量削減・CTR(クリック率)の改善・CVR(コンバージョン率)の改善 につながります。
*温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)の排出量を算定・報告するための国際基準「GHGプロトコル」では、サプライチェーン排出量の区分として「スコープ1」「スコープ2」「スコープ3」を定めています。
本サービス『Scope3』は、「GHGプロトコル」で定義された「スコープ3」の排出量を削減できるものです。
(参考)「スコープ3」について
→
https://www.dnp.co.jp/biz/column/detail/20172223_4969.html
2.機能詳細
Scope3は主に以下の2つの機能を備えています。
■Custom Carbon Algorithm
広告のサイズや配信地域など詳細情報をもとに、電力消費の多い工程をリアルタイムで特定し、最適な配信方法を選定します。
■Green Media Product+
CO₂排出量の多い広告枠・Webサイトへの配信を回避するなど、広告枠単位で配信先を最適化します。
⇒両サービスを組み合わせることで、CO₂排出を抑えつつ高い広告効果を実現します。
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3.活用イメージ
Scope3は、環境配慮型製品・サービスの一環として、あらゆる企業様にご活用いただけるサービスです。
【活用用途】
ブランディングから認知拡大、顧客獲得まで、幅広い用途に対応可能です。
【高い導入効果が見込める企業例】
特に、グローバルに事業展開をしておりCO₂排出量が多い企業様や、エシカル商品を取り扱う企業様に適しています。
業種例としては、飲食業、日用品・雑貨、インテリア・カトラリー、アパレル、金融などが挙げられます。
4.対応可能なターゲティング項目
Scope3の配信では、基本となる以下の4項目をターゲティングに活用できます。
また、若年層と高年齢層を分けて検証配信を行うなど、柔軟な設定にも対応可能です。
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Scope3活用実績・事例
トライアル事例紹介:コープ東北様
2025年5月16日〜6月15日に、コープ東北様の広告配信で「Custom Carbon Algorithm」のトライアル運用を行いました。検証では、昨年同社が行った広告配信と同じ予算・配信日数・ターゲット設定で広告配信を行い、Scope3社の算定アルゴリズムにもとづいて、CO₂排出量と広告効果を測定し、以下の効果を確認しました。
CO₂排出量:87%削減 ※広告表示1000回あたりのCO₂排出量で比較
CTR:21%向上 ※広告表示回数のうち広告がクリックされた回数の割合
CPA:23%減少 ※会員獲得単価