チルド飲料のロングライフ化を実現する「無菌充填対応PETカップ」

DNP無菌充填対応容器 PETカップタイプ

DNP無菌充填対応容器 PETカップタイプ(以下、無菌PETカップ)は、バリア性の高いPETカップと無菌充填技術を組み合わせ、飲料のロングライフ化と環境負荷の低減を支援するパッケージソリューションです。
リサイクルPET樹脂の活用や、PETならではの高い透明性を生かした容器開発に対応しています。商品コンセプトや内容物に応じた容器・蓋材の設計から、ブロー成形、無菌充填、量産立ち上げまで一貫して支援します。

目次

無菌PETカップとは

無菌PETカップとは、無菌充填に対応した飲料用のPETカップです。バリア性の高いPETカップと蓋材、無菌充填技術を組み合わせることで、内容物の品質を保持し、賞味期限の延長をめざします。

DNPは、これまで培ってきた飲料用PETボトルの設計・成形技術をカップ容器に応用しています。容器だけでなく、蓋材や充填条件を含めて設計することで、商品化に必要なパッケージと生産工程を一体で構築します。

DNPの無菌充填対応PETカップの製品画像。左側は蓋がされた空の透明カップ、右側はストローが刺さったコーヒー飲料が入った使用例

無菌PETカップの想定用途

無菌PETカップは、乳飲料を中心とするチルドカップ飲料において、既存のPP・PSカップからの切り替えを想定しています。主な用途例は次のとおりです。

用途例 具体的な内容
乳飲料 ミルク飲料、カフェラテ、乳酸菌飲料
コーヒー・茶系飲料 チルドコーヒー、ミルクティー、抹茶飲料
植物性飲料 豆乳、オーツミルク、アーモンドミルク
機能性飲料 栄養補助飲料、プロテイン飲料
デザート系飲料 飲むヨーグルト、スムージー、デザートドリンク

対応可否は、内容物のpHや粘度、成分、粒子の有無、殺菌条件、希望する賞味期限などによって異なります。具体的な仕様については、内容物と製造・流通条件を確認した上で検討します。

DNPが提供する無菌PETカップの特長

国内のPETボトル無菌充填システムにおいてトップシェア※を誇るDNP。その豊富な実績と技術を結集したDNP無菌充填対応容器 PETカップタイプは、ロングライフ化、環境配慮、透明性、容器性能を組み合わせ、飲料商品の付加価値向上を支援します。

  • ※出典:(株)日本経済総合研究センター「包装資材シェア辞典2025年版」にもとづく国内PETボトル無菌充填システムライン数シェア

無菌充填とバリア設計によるロングライフ化

バリア性の高いPETカップと無菌充填技術を組み合わせ、内容物の品質保持と賞味期限延長を支援します。販売可能期間を確保することで、廃棄ロスの削減や在庫運用の柔軟化、販売エリアの拡大にもつながります。

耐衝撃性と酸素バリア性

PETカップは、流通時や取り扱い時の落下衝撃に配慮した設計が可能です。また、内容物や保存条件に合わせて最適なバリア設計を行います。中身の劣化を防ぐ酸素バリア性を当社従来品比で25%高めたリサイクルPET樹脂の活用も可能であり、酸化による品質劣化を抑え、賞味期限の延長に貢献します。

リサイクルPETの活用による環境配慮

リサイクルPET樹脂の活用により、化石資源由来プラスチックの使用量やCO2排出量の削減に貢献します。さらに、食品のロングライフ化によって廃棄ロスを抑え、環境負荷の低減につなげます。

高い透明性による商品価値の向上

PETの高い透明性により、飲料の色や質感を見せやすく、商品の魅力を視覚的に伝えられます。内容物の見やすさや形状設計を活かし、店頭での訴求や競合商品との差別化にもつながります。

DNPが提供する、無菌PETカップの商品化を支えるトータルソリューション

DNPは、PETカップや蓋材を個別に提供するだけでなく、お客様の商品コンセプトや内容物に合わせた設計から、生産工程の構築、試作・評価、量産立ち上げまで一貫して支援します。

容器設計と無菌設計を別々に検討するのではなく、カップ、蓋材、ブロー成形、無菌充填を含めて全体をコーディネートすることで、商品化に適したパッケージと生産ラインの構築を支援します。

無菌PETカップの製造プロセスの流れ。1.PETプリフォーム 2.インラインブロー成形 3.無菌充填 4.シール・シュリンクラベル 5.完成したPETカップの5工程と、各段階でのDNPのサポート内容を示す図

商品コンセプトや内容物に合わせた個別設計

飲料の種類や成分、容量、目標とする賞味期限、流通温度、販売方法、デザインなどの要望を確認し、カップ形状や材料構成、蓋材、最適なバリア性能(リサイクルPETの配合や層構成など)を個別に設計します。新商品の開発に加え、既存のPP・PSカップからPETカップへの切り替えについても、現在の製品仕様や製造条件をふまえて提案します。

ブロー成形から無菌充填まで一貫して支援

カップ用プリフォームの設計・供給から、ブロー成形、ラベリング、無菌充填、蓋材のシールまで、製造工程全体を見据えて支援します。容器、蓋材、成形条件、殺菌・充填条件を一体で検討することで、各工程の適合性を高め、安定した生産ラインの構築につなげます。

試作・評価から量産立ち上げまでサポート

設計したPETカップや蓋材について試作を行い、保存性、密封性、開封性、耐衝撃性、バリア性能、無菌充填への適合性などを確認します。評価結果をもとに容器仕様や製造条件を調整し、設備導入後のライン立ち上げや安定生産に向けた条件設定まで支援します。

よくある質問

どのような飲料に対応できますか?

乳飲料やコーヒー飲料、植物性飲料などへの採用を想定しています。内容物の成分、pH、粘度、粒子の有無、殺菌条件などによって対応可否が異なるため、商品ごとに確認します。

既存の商品をPETカップに変更できますか?

既存商品の内容物や容量、流通条件、賞味期限、製造設備などを確認した上で、PETカップへの切り替えを検討します。カップだけでなく、蓋材や成形・充填条件も含めて提案します。

リサイクルPETは使用できますか?

リサイクルPET樹脂を活用した容器設計を検討できます。本製品の標準的な仕様としてはリサイクルPETレジンを10%使用しておりますが、最終的な使用比率や採用可否については、求められる品質、法規制、内容物との適合性などをふまえて判断・提案します。

カップの形状や容量は変更できますか?

商品コンセプトや内容量、飲みやすさ、店頭での見せ方などに合わせて、カップの形状や容量を個別に設計します。

蓋材も含めて相談できますか?

PETカップに適した蓋材についてもご相談いただけます。密封性、開封性、無菌充填への適合性などをふまえ、カップと一体で仕様を検討します。

既存の充填設備を使用できますか?

既存設備の殺菌方式、カップ搬送方式、充填条件、蓋材のシール条件などによって異なります。設備仕様を確認した上で、使用可否や必要な改修内容を検討します。

賞味期限はどの程度延長できますか?

賞味期限は、内容物、容器仕様、充填条件、保存温度、流通環境などによって異なります。実際の商品を用いた保存性評価によって個別に確認します。

カップだけでなく、成形機や充填機も相談できますか?

カップ用プリフォームや蓋材に加え、ブロー成形機、無菌充填機を含む生産工程全体についてもご相談ください。

試作や評価から依頼できますか?

商品コンセプトや内容物に合わせた容器設計、試作、保存性や密封性などの評価からご相談いただけます。評価結果をもとに仕様を調整し、量産立ち上げまで支援します。

商品化までどのくらいの期間が必要ですか?

内容物、容器仕様、設備構成、必要な試験内容などによって異なります。検討条件を確認した上で、試作、評価、設備導入、量産立ち上げまでのスケジュールを提示します。

無菌PETカップを活用した商品開発をご検討の方へ

DNPは、内容物や流通条件、目標とする賞味期限に応じて、PETカップと蓋材の設計から、ブロー成形、無菌充填、試作・評価、量産立ち上げまで一貫して支援します。

新商品の開発や、既存のPP・PSカップからPETカップへの切り替えをご検討の際は、DNPまでお問合わせください。

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