未来のあたりまえをつくる。DNP

P&Iイノベーション

Case Study #04

産業用高機能材関連

情報とつながる、感動を分かち合う
直感的で感性豊かな視覚体験を実現

DNPがめざす「より良い未来」

安全・安心かつ健康に心豊かに暮らせる社会

経済成長と地球環境が両立する社会

着目した課題・ニーズ スマートフォンなど情報デバイスの拡大を支えるディスプレイの進化

ブラウン管から液晶、そして有機ELと進化してきたディスプレイは、あらゆる情報デバイスにとって不可欠な技術の一つです。近年は家庭用テレビの大画面化が進んでいるほか、スマートフォンやスマートウォッチ、ノートPC、タブレット、車載デバイスなど端末の多様化も加速し、ディスプレイの活用範囲の拡大と高機能化のニーズが高まっています。

DNPには、戦後の高度成長期に東京オリンピックなどを契機としてブラウン管テレビが普及した時代からディスプレイを支え続けてきた実績があり、今また技術やニーズの変化に合わせて、光学フィルムや有機ELディスプレイ製造用のメタルマスクといった主力製品のさらなる進化に取り組んでいます。

P&I ~印刷で生み出して発展させた「ものづくり」の強み~ ディスプレイに欠かせない「光学フィルム」「メタルマスク」(世界シェアNo.1※)

ディスプレイ領域でのDNPの取り組みは、1958年のブラウン管テレビ用シャドウマスクの開発に始まります。以来、ディスプレイの進化とともに、コアとなる部材を提供し続けてきました。

液晶ディスプレイの普及とともに画面の表面で反射防止や防眩といった役割を果たす光学フィルムが求められるようになると、DNPは1995年に製造プロジェクトを始動。印刷のコーティング技術をベースとした精密塗工技術を活用して開発を進め、多層コーティング設備の導入などで競争力を高め、用途や機能に合わせた100種類以上のラインアップを展開しています。

一方、有機ELディスプレイの製造時に使われるメタルマスクの開発は、2001年に開始。メタルマスクとは極めて薄い金属板に微細な穴を無数に開けたもので、発色のための有機材料をディスプレイの基板の所定位置に、精密かつ正確に付着させる役割があります。DNPには、ブラウン管に欠かせないシャドウマスク開発をリードする中で磨き上げてきた微細加工の技術があり、その応用によって数千万個に及ぶ穴を金属板上に精密に配置するメタルマスクの量産技術を確立しました。

いずれの製品も高精細で視認性にも優れたディスプレイ表現に不可欠な技術であり、世界でトップシェア※を獲得しています。

  • 「光学フィルム」はディスプレイ表面用の反射防止フィルムおよび防眩フィルムにおいて世界シェアNo.1

対話と協働 ~オールDNPと多様なパートナーとの対話と協働~ 生産体制の拡充で多様なニーズに応えるものづくりを強化

光学フィルムには低反射、防眩だけでなく、折りたたみ性やUVカット、防汚、帯電防止などさまざまな機能が求められるようになってきています。DNPでは光を制御する光学設計や材料開発の技術をさらに深めることで、デバイスの形状や使用環境に合わせた多様な機能を持つ部材を展開。特に大画面ニーズへの対応を強化するため、大型テレビ向けを主とした光学フィルムの生産ラインを三原工場(広島)で稼働しています。

メタルマスクについても、独自の微細加工技術を磨き、高精細な有機ELディスプレイの製造に貢献。こちらも大画面へのニーズに応えるため、大型品の量産が可能な生産ラインを黒崎工場(福岡)に導入しました。

また、DNPのグループ会社や材料メーカーなど多くのパートナーとの連携や顧客との共同開発も推進。こうした対話と協働を進め、研究、開発から量産までのプロセスを強化し、ますます多様化するニーズへの対応とディスプレイ技術の発展に貢献していきます。

P&I
イノベーション

P&I
(独自の技術・ノウハウ・スキル)

光学フィルム
光学設計技術・材料開発技術・
精密塗工技術(コーティング技術)
メタルマスク
微細加工技術
(フォトリソグラフィ技術、エッチング加工技術)

事業を加速するパートナー

三原工場(広島)
最大2,500mm幅の光学フィルム製造が
可能なコーティング装置を導入
黒崎工場(福岡)
第8世代(G8)サイズに対応した
有機ELディスプレイ製造用の
メタルマスクの生産ラインの稼働

実現する社会 直感的に情報・感動を享受できる感性豊かなコミュニケーションを

DNPは、多様な機能を持つ光学フィルムやメタルマスクの提供を通じて、ディスプレイの進化と視覚体験の高度化に貢献していきます。

高精細な映像やリアルな色彩表現によって、想いや感性を自由に発信できる。誰もがストレスなく必要な情報にすぐアクセスできる。さらに、生活空間、移動空間、公共施設、教育現場など、さまざまな暮らしのシーンで人と情報がより深く、より直感的につながり、感動や知識を等しく分かち合える環境づくりを支えていきます。

より鮮やかなディスプレイの表現性能とユーザビリティの向上を通して、世界中の人々が必要な情報や新しい体験価値を享受でき、笑顔で心豊かに過ごせる、「快適にコミュニケーションができる社会」をこれからも支えていきます。

今後はディスプレイ領域でのニーズを先取りし、技術をさらに磨くことで高品質かつ安定的な製品の供給を進めるとともに、光学フィルムやメタルマスクで培った技術をディスプレイ以外の分野にも応用し、新たな成長領域への展開も目指します。

「P&I」というDNPの強みを生かし、多くのパートナーの皆さまとともに、今までにない新しい価値を創造します。

持続可能なより良い社会、より心豊かな暮らしの実現に向けて、新しい価値を創出し続けていきます。