食品ロスの解決とプラスチック削減に貢献

DNPアルミック缶®

DNPアルミック缶は、缶詰並みの長期保存性と、プラスチック容器に近い開封性(イージーピール)を兼ね備えた食品パッケージです。 プリン・水羊羹・抹茶などのデザート用途をはじめ、レトルト対応により畜肉・水産品、防災用長期保存食品、さらに近年ではペットフードや介護食など、長期保存性と使いやすさが求められる分野での採用が拡大しています。

アルミック缶の製品写真。高い保存性、優れたデザイン性、開けやすさ、環境配慮を兼ね備えた次世代型食品パッケージであることを示しています。

アルミック缶の4つの特長を示した図。特長1は鮮度を守る長期保存性。特長2は金属光沢・独自形状を活かせる高いデザイン性。特長3は誰でも開けやすい開封性。特長4は改修・再資源化しやすいサステナブル設計。


目次



脱プラスチック時代に対応する次世代パッケージ

包装分野に広がるサステナブル化の波

サステナブル化の加速により、包装の世界は素材・設計・回収のすべてが見直されつつあります。プラスチック削減やリサイクル対応は、もはや一部の取り組みではなく、企業価値を左右する基準となりました。特に、回収性や再資源化が明確な素材選択が重視される中、環境性と機能性を両立できる次世代パッケージへの期待が高まっています。


再注目されるアルミ素材の特長

環境配慮が問われる今、アルミ素材の価値があらためて評価されています。アルミは、外部からの光・酸素・水分をほぼ遮断できる高いバリア性を持ち、内容物の品質保持に優れています。さらに、金属としてのリサイクル適性が高く、繰り返し資源として循環させやすい素材です。環境対応と高機能の両立が求められる現場で、アルミは有力な選択肢として注目されています。


何故今アルミック缶なのか?

アルミック缶は、プラスチック容器の「環境負荷」や「品質保持性の限界」を克服しつつ、 缶詰の「重さによる輸送負荷」や「形状自由度の低さ」といった課題も同時に解決します。
環境負荷低減、品質保持、利便性、デザイン性の全てにおいて高い水準を実現するアルミック缶は、持続可能な社会の実現と消費者の利便性向上を両立させる、まさに”次世代の容器”として、これからの容器包装市場において大きな役割を果たすことが期待されています。




DNPアルミック缶の特長


特長1.鮮度を守る長期保存性

蓋、容器どちらにもアルミ箔をバリア層として使用することで、外部からの酸素、光を遮断し、食品の酸化、UV劣化、変色などさまざまな変化を防ぎます。また、食品を充填密封した後で、加熱加圧殺菌処理(レトルト殺菌処理)を施すことができ、食品を常温で保存、流通できるようになり、賞味期限の延長も可能です。
この高いバリア性により食品の品質保持以外にも、賞味期限延長による食品フードロス削減、常温保管・常温流通によるエネルギーの削減に貢献できます。

アルミック缶の層構成とプラスチック容器との比較図。蓋・容器双方にアルミ箔バリア層を用い、酸素や光を遮断して食品の酸化や変色、UV劣化を防ぐことを示したイラスト。




抹茶プリンを用いて、内容物の外観変化を観察しました。「アルミック缶」はバリア性のあるプラスチック容器と比べ、貯蔵開始から6カ月間で色の変化が少ないことがわかりました。

アルミック缶、バリアプラスチック容器、ハイバリアプラスチック容器に抹茶プリンを充填し、貯蔵後の外観写真と色調変化を比較した図。アルミック缶は6カ月間で色変化が少ないことを示しています。

※掲載のデータは、測定や計算等の結果の一例を示した代表値であり、保証値ではありません。




特長2.アルミ光沢を活かす高いデザイン性

最外層にCPP(Cast Polypropylene:無延伸ポリプロピレン)を採用しているため、アルミ層の金属光沢を活かした高級感ある印刷・デザイン表現が可能です。フレーバー違い、ブランドカラーを色で表現したり、アルミリサイクルマークの印刷も可能です。また独自形状の検討も可能ですので、ブランド価値を高める容器づくりを実現します。      


アルミック缶の高いデザイン性を示す写真。アルミ層の金属光沢を活かした高級感ある印刷表現に加え、アルミリサイクルマークの表示や、底面への最大3色印刷が可能であることを示しています。

   クリックで拡大

アルミック缶は、外面フィルムへの印刷後に成形する構造を採用しており、最大4色までの容器印刷に対応しています。ご要望のデザインや用途を事前にお伺いした上で、対応可能な表現や仕様を協議できるため、ブランドイメージに合わせた柔軟なデザイン設計が可能です。また、容器底面への印刷にも対応しており、細部までこだわった食品パッケージ表現を実現します。



アルミック缶の高いデザイン性を示す写真。丸型・角型・楕円・ドームなど多様な形状に対応し、底面ロゴ刻印や底リブの異形状など、細部まで高い設計自由度を備えていることを示しています。

   クリックで拡大

アルミック缶は、一般的な丸型容器に加え、角型、側面ストライプ、楕円形、ドーム形状など多様な形状設計に対応しています。さらに、容器底面へのロゴ刻印や、底リブの異形状検討など、細部まで設計の自由度を高めることが可能です。用途やブランドコンセプトに合わせたオリジナリティの高い容器開発により、商品価値の向上に貢献します。





特長3.誰でも開けやすい開封性

力の弱い高齢者や子供でも開けられる開封強度は15Nが目安と言われています。また保管時や流通時の破裂防止のため高い密封性(漏れにくさ)を求められますが、容器包装においてこの開けやすさと漏れにくさの両立は難しい課題です。
この課題を解決するためにアルミック缶は内面の樹脂シートに特殊な機構を持たせ、蓋と容器を密封する層と、開封する層を別にすることで開けやすさと漏れにくさを両立しました。

アルミック缶の高い開封性を示す試験結果と層構成の図。内面樹脂シートに特殊構造を持たせ、密封層と開封層を分離することで、開けやすさと漏れにくさを両立しています。



特長4.回収・再資源化しやすいサステナブル設計

従来のオールプラスチック容器と比較してプラスチック使用量を削減でき、環境負荷低減に大きく貢献します。表示は「アルミ」となり、アルミ重量比率が50%以上なのでアルミリサイクルマークを表示いただくことも可能です。回収・リサイクルの仕組みに乗せやすく、循環型社会の実現に寄与します。

アルミック缶の回収・再資源化しやすいサステナブル設計を示す棒グラフ。従来容器と比較し、プラスチック使用量を約60%削減できることを示しています。

掲載のデータは、測定や計算等の結果の一例を示した代表値であり、保証値ではありません。




アルミック缶の活用例

アルミック缶は、高い保存性、開封性、デザイン自由度、環境配慮といった特長を活かし、食品・医療・防災など、幅広い分野で活用が進む高機能パッケージです。ここでは、実際に採用されている代表的な活用事例をご紹介します。


一般食品用途でアルミック缶が使用されている例のイメージイラスト

アルミック缶は、プリン&チョコムースなどの洋菓子、水羊羹、抹茶系の和菓子等デザート分野で多数使用され、中身の風味維持、変色防止に活用されてます。
また、レトルト殺菌が可能なため、コンビーフ、ランチョンミートの畜肉、カニみそなど、従来は缶詰が主流であった市場でも流通しており、日常的にさまざまな食品に幅広く利用されています。環境面でもプラスチック削減ニーズにより、採用が拡大しています。



介護食用途でアルミック缶が使用されている例のイメージイラスト

医療用食品やサプリメントなど、衛生・品質保持が求められる製品に最適です。
高いバリア性で酸化・乾燥を防ぎ、イージーピールにより患者や介護者も扱いやすく設計されています。環境対応も両立した複合容器として、病院や介護施設での採用実績があります。



防災食用途でアルミック缶が使用されている例のイメージイラスト

長期保存が求められる防災食や非常食にも対応可能です。
アルミ層による高い保存性能とイージーピール仕様で、災害時でも開封が容易。さらにデザイン性とサステナビリティも兼ね備えた、信頼性の高い環境配慮型容器です。



ペットフード用途でアルミック缶が使用されている例のイメージイラスト

ペットフード分野でもアルミック缶は、保存性や利便性を向上させるための優れた選択肢として注目されています。
プレミアムグレードの市場展開に活用され容器の開けやすさ、中身の出しやすさ、金属光沢による高級感をご評価いただいております。また、缶詰並みの保存性を有してますので、食品ロス低減に寄与します。




ご提案から生産までの流れ

アルミック缶のご採用にあたっては、①内容物と殺菌条件、②容器・蓋の形状、③充填条件、④デザイン、⑤賞味期限の設定などの事項を検討する必要があります。  
DNPでは下記のような開発の流れを通して、量産開始から量産開始後のアフターケアも含めて、しっかりとサポートさせていただきます。

アルミック缶の提案から量産までの流れを示した図。試作ヒアリング、サンプル作成、テスト評価を経て包材仕様を決定し、量産金型製作後に量産を開始します。最短でも6カ月半ほどかかります。




サンプル請求

「無償サンプル」と「有償サンプル」の2種類をご用意しております。
どちらのサンプルにおいても内容物シールテストを実施され、保存性評価にご利用いただくことが可能です。

アルミック缶の既製品ラインナップ表と各寸法説明図。丸形は50~250ccの11種、角型は30~142ccの4種を展開しています。

      クリックで拡大

左記の表に示した既製品ラインナップからサンプル提供が可能です。
お客様が設備をお持ちの場合シール適合を確認いただきます。
 ※同業からのお申込みはお断りする場合がございます。



アルミック缶の有償サンプルを示したイメージ写真。形状やサイズ、仕上がりの質感を確認できます。

ヒアリングをもとに、お客様の要件に合わせたサイズで作成したサンプルを有償でご提供するものです。
また、設備をお持ちではない場合は当社でのテストパック、簡易シール機貸与も可能です。
 ※能力別に複数保有してますのでご相談ください。




以下お問合わせフォームの「ご相談・お問合わせ内容」欄に「サンプル請求希望」と「送付先住所」を記載し、申込みください。送付数量など詳細を事前にメールで確認させていただいた上で対応いたします。






お役立ち資料ダウンロード

ダウンロード資料にて、DNPアルミック缶の製品構成や既製品ラインナップ、物性データ等を紹介しております。

・食品業界を取り巻く課題と、次世代食品容器のあり方
・従来素材では満たしきれない食品容器の要件
・アルミック缶の製品構成
・アルミック缶の既製品ラインナップ
・アルミック缶の物性データ
等、詳細情報がご確認いただけます。

是非以下よりダウンロードしてください。(PDF形式 14ページ)












未来のあたりまえをつくる。®