スマートフェンシングⓇ/ SMART FENCING
スマートフェンシングのルール
スマートフェンシングの基本的なルールや動作は、フェンシングおよびパラフェンシングと同様です。
概要
実際のフェンシング用語(フランス語)、構え、技が使用され、種目はエペ(EPEE)、エペ(ダブル判定なし)、フルーレ(FOIL)の3種類があります。
ノンバラブル(無効面)は存在せず、有効面の範囲やピストの幅などにおいて、フェンシングやパラフェンシングとは細かな違いがあります。
判定はすべてスマートフォンアプリ(ワイヤレス)で行われ、映像機器を用いたリプレイ検証も可能です。本競技は、フェンシングおよびパラフェンシングの競技性を極力維持しつつ、スマートフェンシング協会の監修のもと、より簡単・安全・分かりやすい形にアレンジされています。
この競技を通じて、フェンシングの技術習得にも繋がります。
基本動作
・用語はすべてフランス語を使用します。
・基本動作は以下の3つのみです。
前後の足の動き(前進・後退)、剣の動き(突き〈攻撃〉・払い〈防御〉)
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挨拶・基本ルール
・騎士道精神にのっとり、試合の開始時と終了時に挨拶(Salut; サリュー)を行います。
・マナーや礼儀を重んじることから、かつては貴族の習いごととして流行しました。
挨拶の作法
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試合後の挨拶
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違反事項
危険な行為や、スポーツマンシップに反する行為がみられた場合は、違反事項として試合を中断します。 ※特に、複数回の体験を通じて慣れてきた頃が要注意
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対戦の流れ
- 1.スタートライン上に立ち、アプリの音声【審判員】の「Salut(サリュー)」の掛け声で挨拶を行う。
- 2.アプリの音声【審判員】の「En Garde(アンガルド:構え)」の掛け声で、選手は剣を持って構える。※つま先はスタートラインの内側に立つ。
- 3.アプリの音声【審判員】から発される「Prêt? Allez!(プレ? アレ!:用意はいいか? 始め!)」の音声で試合が開始される。
- 4.試合中に剣先が相手のジャケットに触れ、アプリから合図(音声+映像)が発された場合、得点が入る。得点が入った場合、審判がどちらの選手に得点が入ったかをハンドジェスチャーで示し、選手はスタートラインに戻って構え直し、手順2に戻る。
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5.以下の場合、審判員の「Halt(アルト:止まれ)」の掛け声で試合を中断する。中断時は、審判が中断の理由を説明し、該当の位置から試合を再開する(手順2に戻る)。
以下の場合、審判の判断で試合が中断される。
- 選手がピストから離れた場合
- 選手同士が衝突・交差した場合
- 反則行為があった場合 など - 6.規定の得点に到達するか、試合時間が終了した時点で、得点の多い選手が勝者となる。
- 7.両選手がスタートラインに戻った後、アプリの音声【審判員】の「Salut(サリュー)」の掛け声で再び挨拶を行い、最後に選手同士で握手、または剣同士を軽く接触させて試合を締めくくる。
※スマートフェンシングはDNP大日本印刷の登録商標です。