株式会社ニフコ様

50周年ブランディングプロジェクト

企業理念開発を起点とした、コーポレートブランディングの総合支援(周年コンサルティング、企業理念開発、コーポレートロゴマーク、記念サイト、ブランドブック、企業広告、記念ポスターなど)

概要

株式会社ニフコ様は、主にプラスチック工業用ファスナー、精密成形製品を中心に製造する大手部品メーカーで、自動車・アウトドア製品など耐久性の求められる樹脂製品を数多く提供しています。

2017年、50周年を契機に先方にて「ニフコブランディングプロジェクト」が発足し、DNPはプロジェクトマネージャーとしての役割を担いました。“ブランドを自身の言葉で語れる従業員の育成”をゴールとした経営層と若手従業員の共創プロジェクトを立案・進行し、ワークショップを通じた周年事業で対応すべき課題の抽出、企業理念体系の整備と浸透活動、ニフコブランドの整備と運用ルールの基盤構築までを支援しました。

ワークショップ風景1

ワークショップ風景

ワークショップ風景2

制作におけるポイント

DNPがファシリテーションを実施した「共創ワークショップ」では、これからのニフコ様の未来を担う若手従業員をアサインしました。これは周年事業や自社のリブランディングが経営側で一方的に行われているのではなく、現場の従業員が参画し、意見が反映されるという「共創型」の進め方がインナーブランディングにおいては非常に効果が出やすいためです。
また、ワークショップを体験した従業員が各自の職場に戻った際にワークショップの様子を話すことで、その周囲の従業員も自社の変化に期待を寄せるという効果を狙っています。

企業理念策定のプロセスに従業員を巻き込むことは、ブランドへの理解を深め、従業員が自らの言葉で「ニフコブランドとはなにか?」を語れる状態につながります。この状態をめざし、「共創ワークショップ」を通じて理解浸透を促しました。
また、周年を契機に自社の変わろうとする姿勢を伝えるため、その過程を四半期ごとに社内報で従業員に発信しました。
さらに、グローバルへの対応として海外の従業員にもワークショップへの参加を促し、企業理念の多言語対応の策定に関わってもらうことで、理解を深める機会を設けました。

社内報1

社内報での発信

社内報2

制作期間

2017年1月 プロジェクト立ち上げ
2017年4月 未来デザインワークショップ実施
2017年9月 企業理念内定
2018年1月 新CIVI完成、内部リリース
2018年3月 企業広告発信

関連ページ

DNPでは長年の社史編纂(へんさん)ノウハウをはじめとした企業情報資産の編集力を核に、社内の一体感の醸成と外部へのブランド発信を軸としたさまざまな周年事業を支援します。

※2023年6月公開。

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