2021年5月10日

「ストアDX」における広告・マーケティング事業強化でアドインテと資本業務提携

Beaconを活用したスマートフォンやサイネージ向けメーカー広告を流通企業へ提供開始

大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、メーカーや流通向けのデジタルトランスフォーメーション(DX)支援やOMO(Online Merges Offline:オンラインとオフラインを融合する)マーケティング、リテールメディアの開発・運用を行う株式会社アドインテが実施した第三者割当増資により、2021年5月7日(金)に発行株式を引き受け、同社と資本業務提携しました。
本提携によって両社は店頭でのセールスプロモーションに関する広告・マーケティング事業を強化し、店舗のDX支援と生活者に新たな買い物体験を提供する「ストアDX」※1に注力することで、付加価値の高いサービスを提供していきます。

【資本業務提携の狙いと概要】

商品・サービスのセールスプロモーションに関しては、IoTを活かしたパーソナルなコミュニケーションへのニーズが高まっています。ネットでの電子商取引(EC)だけでなく、リアル店舗も含めた購買行動に関する情報を活用し、生活者に最適な情報を最適なタイミングで最適なメディアを通じて提供し、その効果を測定し、次の施策につなげていくサービスが求められています。特に生活者が足を運ぶリアル店舗は、企業と生活者のコミュニケーションの「場」としての価値が再認識され、広告施策全体のあり方が見直されています。今回、両社が以下の機能を提供することで、ID-POSと行動データを連動させたリテールメディアの開発と、それによる広告・マーケティング事業の強化を行います。
■両社の役割
〇DNP:メーカーや流通企業に対する最適なマーケティングプランの作成、店頭での効果的な販促を実現する空間設計、電子棚札と連動させた新たな什器・サービスの開発や、配信機器の調達・設置、広告コンテンツの制作、店舗の巡回等を行うラウンダー業務など
〇アドインテ:購買行動データの蓄積・統合・分析を行うプラットフォームと、スマートフォン利用者のリアルな行動情報・位置情報を計測できる独自開発の「アドインテAI Beacon(特許取得済)」、及びID-POSを連動させることによる店頭デジタルサイネージ(電子看板)や生活者のスマートフォン、SNS、Webサイトへの広告配信など

【具体的な事業展開・相乗効果について】

1.広告・販促メディアとしてのリアル店舗の価値強化
リアルな店舗が生活者に情報を伝える「メディア」としての価値を持つと捉え、非対面でも店舗内のさまざまな場所で生活者が求める商品・サービスに出会える「場」としての価値を高めます。また、店内での行動履歴の分析に基づいた売場の改善提案なども実施します。
2.生活者の属性に合ったコンテンツ配信による新たな価値創出
店内での生活者の購買行動に基づいてカスタマイズしたコンテンツを、店内・店外で配信することで、生活者と各企業とのコミュニケーションを深めていきます。Webサイト上の閲覧履歴であるCookieを利用することなく個人属性を設定し、コンテンツを配信することが可能です。

大日本印刷株式会社 本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 資本金:1,144億円 https://www.dnp.co.jp
株式会社アドインテ 本社:京都 代表取締役社長:十河慎治 資本金:4.7億円 https://adinte.co.jp/
※1 DNPの考えるストアDXについて : https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10159272_1567.html

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