中国の大手旅行代理店と提携し中国からのインバウンド向けに旅行前に日本の商品などを紹介するサービスを開始

大日本印刷株式会社（本社:東京　社長:北島義俊　資本金:1,144億円　以下:DNP）は、クルーズ旅行で訪日する中国人に配布する“旅行のしおり”に日本企業の商品やサービスを掲載して認知向上や来店促進を支援するサービスを開始しました。

【サービス開発の背景】

訪日外国人（インバウンド）は2015年に2000万人目前となり過去最高を更新しました。特に、ビザ発給条件の緩和や円安を背景に、日本を訪れる中国人旅行者が急増しており、今後も増加が続くと見込まれています。これに対して日本の多くの企業は、自社製品の認知向上と購買につながるインバウンド施策や、中国人旅行者向けのサービス向上を重要なマーケティング施策として取り組みを強化しています。DNPはこれまでもインバウンド対応のニーズに対応し、施設案内用のデジタルサイネージのナビゲーションシステムや、タブレット端末用の接客支援アプリの配信、タブレット端末を使った通訳オペレーターによる案内など、各種インバウンド向けサービスを提供しています。

今回DNPは、中国現地の大手旅行代理店と提携し、日本への旅行を考えている中国人に、日本企業の商品・サービスの認知向上や来店促進を支援するDNP独自の施策であるサービスを開始しました。

【今回提案するサービスの概要】

当サービスでは、提携先の中国現地の大手旅行代理店が、訪日クルーズの参加者に旅行前の説明会で必ず配布する「クルーズ旅行のしおり」に、日本企業が紹介したい商品・サービスを掲載して認知向上と来店促進につなげていきます。昨今、上海株の下落などにより中国景気の減速が懸念されており、中国人旅行者の人数や消費金額の減速が不安視される声も聞かれていますが、DNPは中国人旅行者に確実にリーチするオリジナルメディアを考案し、今後増えると予想される中国人旅行者リピーターをしっかりとつかまえます。

＜「クルーズ旅行のしおり」の概要＞

「クルーズ旅行のしおり」はA5サイズ・全16ページの冊子で、行程表から日本の基本情報、文化の紹介、日本での注意事項などで構成されています。巻末の4ページは広告欄で、DNPは日本企業の商品・サービスについての広告を集めてここに掲載します。DNPは、この広告欄を優先的に利用できる権利を2社の大手旅行代理店と提携しました。1船あたり最大で約5,000名程度乗船する大型クルーズの旅行客にアプローチが可能となります。また、広告枠に加え、中国人が好むデザインでの広告制作なども提供します。クルーズ参加者は、旅程表がある「クルーズ旅行のしおり」を旅行中は常に持ち歩き、また乗船時間も長いことから船内でゆっくり読む傾向があるため、高い広告効果が期待できます。

お問い合わせはこちら　→　https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/1189611_1567.html

【1船あたりの「旅行のしおり」への広告掲載費（税抜き）】

4分の1ページ	100万円
2分の1ページ	150万円
1ページ	200万円

＊価格は2016年2月現在のものです。為替の変動などにより事前の予告なく変更する場合があります。

【今後の展開】

DNPは、訪日中国人向けに効果的な広告を実施し、自社の製品・サービスを購入・利用してもらいたい企業を中心に当サービスを提供し、2020年までの5年間累計で8億円の売上を目指します。また、タイを中心とした東南アジア各国からの訪日旅行者向け施策も随時展開していくとともに、今後も他のインバウンド施策の開発・提供を行っていきます。

なお、2月16日（火）～19日（金）に東京ビッグサイトで開催される「第2回外客対応・対策EXPO」のDNPブースで本サービスを紹介します。

 

※DNPはいま、「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「住まいとモビリティ」「環境とエネルギー」を事業の成長領域と位置づけ、訪日外国人の利便性向上とともに企業の業績拡大に貢献するソリューションを提供するなど、新しい価値の創出に取り組んでいます。

 

※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。