2017年10月25日
国内初!MastercardとVisa両ブランドに対応した国際ブランドデビットカード決済サービスを提供
多様なフィンテックサービスとの連携が容易に
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、国際ブランドデビット*1カードの導入・運用に関わる機能を提供する「国際ブランドデビットカード 決済サービス」において、新たにMastercardブランドに対応したサービスを2018年夏より提供します。Mastercard とVisaの両ブランドに対応した国際ブランドデビットカード対応の決済サービスは国内で初めてです。本サービスは、ASP(Application Service Provider)サービスとして提供するほか、拡張性の高い“オープンAPI*2”設計を採用しており、他のフィンテックサービスとの連携も可能です。
【サービス開始の背景】
日本政府は成長戦略の一つとして、官民共同でキャッシュレス化社会の実現に向けた環境整備に取り組んでいます。決済後すぐに銀行口座から代金が引き落とされるデビットカードは、口座残高と利用金額の管理がしやすく、2016年度の決済件数は1億756万件(日本銀行調べ)に達するなど、VisaやJCBといった国際ブランドのカード加盟店で利用できる国際ブランドデビットカードのサービス開始以降、利用者が増えています。また、国際的なスポーツイベントの開催やインバウンド需要の観点から、利用できる店舗の増加などサービス拡充が見込まれています。こうしたことから、全国の金融機関は、クレジットカードの利用が少ない若年層や高齢者を中心に、国際ブランドデビットカードによるキャッシュレス決済を促し、預金口座を活性化させようとしています。
これまで、国際ブランドデビットカードの決済サービスは、Visa、JCBに対応したものしかありませんでした。今回DNPは、国際ブランドデビットカードへの需要の高まりを受けて、Mastercardにも対応した決済サービスを開発し、全国の金融機関のキャッシュレス化に向けたサービス展開を支援します。
【「国際ブランドデビットカード 決済サービス」の概要】
本サービスは、MastercardとVisaの2つの国際ブランドのデビットカードに対応し、カード発行、会員管理、利用履歴、残高管理等の機能をASPサービスで提供します。
1. 短期間での導入が可能
決済システムに必要な項目は予め基本機能として設定されており、金融機関などがサービスを導入する際、パラメータの設定変更により必要な機能を選択するだけで短期間での利用が可能となります。
2. サービスの拡張に便利な「オープンAPI」を採用
外部サービスとの接続に必要な情報をオープンにする「オープンAPI(Application Programming Interface)」を採用して設計しています。このため、金融機関の既存のサービスやフィンテック関連の新しいサービス、DNPが提供しているカードの即時発行サービスや口座開設アプリ等とのシステム連携が容易で、金融機関がサービスを拡張しやすくなっています。
3. PCIDSS準拠のセキュリティ対策もサポート
クレジットカードの情報セキュリティ基準であるPCIDSS(Payment Card Industry Data Security Standard)に準拠したシステム設計と運用を行っています。
【今後の展開について】
DNPは、カード発行、プロセッシング、業務委託まで、金融機関の国際ブランドデビットカードの導入に必要なサービスや機能をトータルに提供することで、2020年に15億円の売上を目指します。
*1ブランドデビット : 即時口座引落方式の決済サービス。
*2オープンAPI : 外部の企業がアプリケーションを開発・利用できるように、金融機関が自社システムの接続仕様であるAPI(Application Programming Interface)を公開すること
*記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
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