2015年1月13日

DNPイメージングコムアメリカ
米国のフォト・ファンタジー社の全株式を取得

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)の米国子会社でフォトプリント用製品やバーコード用リボンなどの製造・販売を行うDNPイメージングコムアメリカは、自動写真撮影プリントシステム事業を米国で展開しているフォト・ファンタジー社の全株式を2014年12月31日に取得し、子会社化しました。

【株式取得の目的】

DNPは、フォトプリント用の昇華型熱転写記録材*1の製造・販売のリーディングカンパニーとして、当事業を日本や米国、欧州、アジアなどでグローバルに展開しています。DNPイメージングコムアメリカは、1994年に米国ノースカロライナ州に設立され、現在、米国の大手小売チェーン店を中心に、自社で製造したフォトプリント用の昇華型熱転写記録材やプリントシステムなどを販売し、北米における昇華型熱転写記録材の市場でトップクラスのシェアを獲得しています。

フォト・ファンタジー社は、ボックス型自動写真撮影プリントシステムを開発・製造し、北米を中心に2,400台を設置・運営し、米国ではトップクラスのシェアを獲得しています。システムは主に、ショッピングモールや動物園、水族館、映画館、アミューズメント施設に設置され、ボックス内で撮影した写真と、設置場所に合わせた楽しさを演出するキャラクターやロゴなどのコンテンツデータを合成した「ファンフォト」のプリント販売を行っています。

今回、DNPイメージングコムアメリカは、プリント用材料やプリントシステムなどの販売に加えて、ファンフォト事業への進出を目指し、フォト・ファンタジー社の全株式を取得して子会社化しました。

 

*1 昇華型熱転写記録材 : 熱転写方式により写真データなどをプリントする際に使う部材で、インクリボン(イエロー、マゼンタ、シアンの3色と透明のオーバーコート層)と専用の受像紙で構成されています。インクリボンの染料が画像の濃淡に合わせて受像紙に転写され、銀塩写真と変わらない滑らかな階調の高品位な、かつ高い耐久性を持つフォトプリントが可能です。また、高速プリントが可能なため、フォトプリント用キオスク端末や証明写真などの業務用写真プリンターを中心に利用が拡大しています。

 

【今後の展開について】

DNPは、DNPグループが持つ高画質フォトプリント技術や昇華型熱転写記録材の開発・製造体制と、フォト・ファンタジー社が有する自動写真撮影プリントシステムの開発・製造・運営などのノウハウを活かして、グローバルにファンフォト事業の拡大を進めていきます。フォト・ファンタジー社は、2017年度に40,000千USドル(約48億円)の売上を目指します。 

○DNPイメージングコムアメリカの概要

社名        : DNP Imagingcomm AmericaCorporation

本社        : 米国ノースカロナイナ州

代表者     : 大嶋 克之

設立        : 1994年

資本金     : 71,980千USドル

事業内容  : 昇華型熱転写記録材、プリントシステム、ソフトウエア、バーコード用リボンの製造・販売及びフォトプリンターの販売

 

○フォト・ファンタジー社の概要

社名        : Foto Fantasy, Inc.

本社        : 米国ニューハンプシャー州

代表者     : Dale Valvo

設立        : 1995年

資本金     :10千USドル

事業内容  :自動写真撮影プリントシステムの開発・製造・運営及びファンフォトプリントの販売

 

※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

 

 

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