専用センサーでヒューマンエラーにつながる体調変化の兆しを把握

スリープバスター/ドライブリズムマスター

居眠り運転警告装置「スリープバスター/ドライブリズムマスター」は、シートに座ることでドライバーの体調変化をモニタリングします。居眠りなどヒューマンエラーにつながる体調変化の兆しを把握し、安全運転をサポートする製品です。自覚または自覚できていない体の状態の小さな変化に着目したバイタルセンシング技術により、外見や動きだけでは判断できないリスクに先回りして対応できます。
体の小さな変化を検知し、ヒューマンエラーの兆候に早期対応できるよう開発された装置です。

  • 本製品は株式会社デルタツーリングの製品です。DNPアイディーシステムは、スリープバスター/ドライブリズムマスターを取り扱う販売店です。
  • 本製品は法人向けに提供しております。個人の方へは販売しておりません。

スリープバスター/ドライブリズムマスターを設置したイメージ

スリープバスター/ドライブリズムマスターの設置イメージ

居眠り運転防止装置「スリープバスター/ドライブリズムマスター」

眠気や疲労は、自覚のないなかでも進行

人の体には「自覚できる変化」と「自覚できない変化」があります。眠気や疲労もその一つで、自身が自覚している状態と実際に体が感じている状態には誤差が生まれます。十分に睡眠をとったはずなのに、単調な高速道路を走っていたら気づかないうちに集中力が落ちていて危険な運転をしていたということも少なくありません。疲労の蓄積・単調な環境・緊張からの解放による気の緩みなど、さまざまな要素が影響し、「居眠り」「覚低」「瞬眠」を引き起こします。社有車の運転中など業務中にこれらを引き起こすと重大な事故を起こすリスクがあり、早期に気づいて素早く対処する必要があります。

さまざまな要因によって発生する居眠り・覚低・瞬眠

さまざまな要因から発生する居眠り・覚低・瞬眠

体調変化の兆しをとらえて居眠り対策!

居眠り運転警告装置「スリープバスター/ドライブリズムマスター」は、自律神経の動きから状態推定をし、シートに設置するマイクロフォンセンサーによって心臓や血流の振動をとらえ、外見や動きからではわかりにくい眠気や疲労といった「潜在的な体の状態・方向性」を可視化します。本人が気づかない状態変化をもとに危険な波形を察知して音と表示で注意喚起することで、無自覚から引き起こされるヒューマンエラーを先回りして対策することができます。

バイタルセンシングとは? 〜見えにくい変化に気づく仕組み~

人の体には「自覚できる変化」と「自覚できない変化」があります。バイタルセンシングとは、心拍数、血圧、呼吸数、体温といったバイタルサインを計測する技術のことです。眠気や疲労は、自覚のない中でも進行してしまうため、このバイタルセンシングを活用することで「自覚できない変化」をとらえることができます。

検知の流れと仕組み

居眠り運転警告装置「スリープバスター/ドライブリズムマスター」は、シートに座るだけで計測が開始され、体調変化を検知し、状態に応じたアクションを促します。

検知時のフロー図

検知の流れ

検知時の表示イメージ

表示イメージ

他のドライバー安全装置との違い

安全運転支援装置は「見える変化」の検知だけでは限界がある?

現在、事故の発生を軽減するための安全運転支援装置として、車線逸脱検知センサーや衝突軽減ブレーキ、まぶたの開閉や首の傾きを検知するセンサー、アラート機能付きのドライブレコーダーなどの車載器が存在します。これらは、道路の白線はみだしや前方車両との距離の接近、身体の動き、運転速度の加速など、眠気が「見える変化」として表に出た際に対処するものです。安全装置が起動するときは、すでに危険が迫った状態です。

安全装置はもちろん必要ですが「最後の砦」としての役割を持つため、なるべく起動させないように上流で警告を出すことが安全運転の徹底に繋がります。

社有車運転における「最後の砦」について記載した図

社有車運転における「最後の砦」イメージ


「スリープバスター/ドライブリズムマスター」なら、体の内側から変化を検知できる

スリープバスター/ドライブリズムマスターの端末画像

「スリープバスター/ドライブリズムマスター」は、体の内側で起こる「見えない変化」を可視化して危険の予兆を警告するため、早い段階で対処を促せる製品です。
また、安全装置の例として腕時計タイプの安全装置も存在しますが、荷物の積み下ろしが多いドライバーにとって手首に装着するウェアラブル機器は邪魔になったりうまく装着できなかったりするため、嫌厭されやすいです。「スリープバスター/ドライブリズムマスター」は座面もしくは背面センサーを設置するだけなので、業務の間だけ、そしていつも通り座るだけで問題なく計測が行えます。

製品ラインナップ

製品ラインナップは「ドライブリズムマスター/ドライブリズムマスター」の2種類です。走行タイプや運用、課題の内容に応じて最適な機種をご提案いたします。

スリープバスター ドライブリズムマスター
どんな人にオススメか 中・長距離移動ドライバー 短距離移動ドライバー、細かく状態を知りたい方
こまめに乗車・降車するドライバー
特長 ・4分18秒で平常時の波形を確認し、本判定を開始
・判定結果の種類:11種類
・平常時の波形を取得中も、約18秒ごとに状態表示(気分判定)をし、約5分後に本判定を開始
・判定結果の種類:16種類
構成 ・専用端末もしくはモバイルアプリケーション(iOS/Android端末)
・センサーシート(座面もしくは背面)

別途オプション品として、管理者用PCソフト「ヒュータコ」を購入いただけます。計測したデータをPCにて解析・保存可能です。

まとめ

居眠り運転警告装置「スリープバスター/ドライブリズムマスター」は、従来の安全装置ではとらえきれなかった「自覚または自覚できていない体の状態」に着目し、ドライバーの覚醒度や体調変化を事前に察知し、シートに座るだけで正確なセンシングができる設計になっています。「居眠り運転などのリスク対策をしたいが、ドライバーの負担は増やしたくない」というご要望にお応えします。

  • 安全に関するご注意
     ・状態の変化は運転中のヒューマンエラーの発生の可能性を示唆するものであり、体調全体を示しているものではありません。
     ・ユニークなアニメーションや音声でドライバーに刺激を与えますが、体調の回復や覚醒の効果が得られるとは限りません。
  • スリープバスター、ヒュータコは、株式会社デルタツーリングの登録商標です。
  • 仕様は予告なく変更することがあります。

製品の販売元

未来のあたりまえをつくる。®