安協真駒内自動車学園様

安全運転を教える教習所、安協真駒内自動車学園がVD-3で実現した安全管理と業務効率化

北海道札幌市にある安協真駒内自動車学園は、一般財団法人北海道交通安全協会が運営する公認自動車教習所です。同学園では、運転免許証の確認やアルコールチェックに関する管理業務の効率化を目的に、「DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)」を導入しました。今回は、導入の背景や活用方法、導入後に感じた効果について担当の大畠様にお話を伺いました。
(2026年7月16日取材)

安協真駒内自動車学園の建物

安協真駒内自動車学園の建物

教習所だからこそ求められる「高い安全管理」

どのような運転業務がありますか?

ご担当 大畠様(以下、大畠):
安協真駒内自動車学園では、教習指導員や高齢者講習の担当者、送迎担当者など、多くの職員が日常的に教習車や送迎車を運転しています。従業員59名のうち約50名が運転業務に携わっており、教習生の送迎車も6台を運行しています。
特に当学園の送迎業務は、一般的なルート送迎ではなく、教習生のご自宅前や学校など希望先まで送迎しており、教習生の利便性向上を支える重要な役割を担っています。運転者の人数が多いからこそ、安全運転管理を徹底する仕組みが欠かせません。

自動車教習所は、自動車運転の技術を教えるだけでなく、「交通違反や交通事故を起こさない安全な運転者を育てること」という社会的な使命を担っています。なかでも、北海道交通安全協会が運営する当学園では、地域の交通安全に貢献する模範的な存在として、地域の交通安全に貢献することが求められています。そのため、安全運転管理は「やらなければならないから行う」のではなく、「当然の責務として取り組むもの」という考え方が根付いています。

アルコールチェックによる管理者の負担

VD-3導入前は、どのように確認・記録を行っていましたか?

大畠:
VD-3導入前は、簡易型アルコール検知器を使用し、管理者が結果を目視で確認する運用を行っていました。運転者は出勤時にアルコールチェックを実施し、その結果を紙に記録。さらに管理者が確認印を押す必要がありました。
また、アルコールチェックだけでなく、運転免許証の所持確認や有効期限の確認もあわせて実施していました。安全管理のために必要な業務ではあるものの、多くの職員が運転する環境では、確認や記録の作業が管理者にとって大きな負担となっていました。

教習所ならではの管理負担には、どのような課題がありましたか?

大畠:
教習指導員や送迎担当者が時間差で出勤するため、一斉にチェックを行うわけではありません。しかし、その都度管理者が対応し、記録を残す必要がありました。もともと高い安全管理体制を構築していた一方で、「人が確認する」「紙に記録する」という運用には限界もあります。管理業務の効率化と確実性の両立が課題となっていました。

免許証確認とアルコールチェックを一元化できるVD-3を導入

VD-3導入の決め手は何でしたか?

大畠:
導入の決め手になったのは、運転免許証の確認とアルコールチェックを同じシステム内で実施でき、一連の流れで確認が完了する点です。運転資格の確認と飲酒の有無の確認を別々に行う必要がなく、一連の流れでチェックから記録まで完結できます。管理者にとっては確認作業の効率化につながり、運転者にとっても毎日行う安全確認をスムーズに実施できる仕組みとして評価しています。

現場ではスムーズに使い始められましたか?

大畠:
実際に利用している職員からは、「表示される内容に従って操作するだけなので難しくない」という声がありました。画面の案内に沿って進めるだけでチェックが完了するため、特別な教育や複雑な操作習得は必要ありませんでした。
導入当初から大きな混乱もなく、現在では日常業務の一部として定着しています。毎日利用するシステムだからこそ、誰でも迷わず使えることは大きなメリットとなっています。

VD-3設置場所の様子

VD-3設置場所の様子

DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)
運転免許証の有効性確認・アルコールチェック・各種点呼項目の記録・鍵管理を一元的に行える、安全運転管理のための総合システムです。運転前後のチェックを“漏れなく・正確に・効率よく”実施できる仕組みを提供し、管理者と運転者双方の負担軽減を実現します。

チェック記録作業は、どのように効率化されましたか?

大畠:
VD-3では、アルコールチェックの結果や免許証の確認結果が自動で記録されます。そのため、従来行っていた紙への記入や押印といった作業を削減できます。当学園では、多くの運転者が毎日チェックを行っています。例えば、40名の職員が出勤時・退勤時の1日2回、1回あたり30秒程度でチェックを実施した場合、チェック業務は1日あたり約40分で完了します。従来の目視確認や記録作業を伴う運用と比べ、運転者・管理者双方の負担軽減につながっています。

履歴管理やペーパーレス化の面では、どのような効果がありましたか?

大畠:
過去のチェック履歴はシステム上で確認できるため、必要なタイミングで記録を検索できます。期間を指定して出力することもでき、日々の管理だけでなく監査や確認業務にも活用できます。
また、記録をデータで管理できるため、紙の保管場所を探したり、過去の記録をめくって確認したりする必要がありません。ペーパーレス化の推進に加え、記録の管理性の向上にもつながっています。

マイナ免許証時代を見据えた先行対応

マイナ免許証への対応を進めた理由を教えてください

大畠:
2025年3月からマイナ免許証の運用が始まりました。マイナ免許証は、カード表面の記載だけでは有効期限や免許情報を確認できないため、運転に関わる組織には確実な確認手段が求められます。今後、マイナ免許証の普及が進むことで、運転者管理の方法も変化していくことが予想されます。

現在、当学園では従来の運転免許証を保有する職員、または従来の運転免許証とマイナ免許証の2枚持ちの職員が中心です。しかし、将来的にマイナ免許証のみを保有する人が増えることを見据え、早い段階から対応を進めることにしました。VD-3のマイナ免許証対応版へバージョンアップしたことで、制度変更にも安心して対応できる環境を整えています。将来の変化に備えることも、安全管理を担う教習所にとって重要な取組みの一つです。

今後の展望

VD-3導入後、安全管理にはどのような変化がありましたか?

大畠:
もともと高い安全意識を持つ組織であったため、VD-3を導入したことで安全意識そのものが大きく変わったわけではありません。一方で、これまで人と紙で行っていた確認業務をシステム化したことで、安全管理の質を保ちながら業務効率化を実現できました。人的な運用に依存しすぎず、確認結果を確実に記録として残せるようになったことは、当学園にとって大きな成果です。教習所として求められる高い安全基準を、日々の業務の中で無理なく維持できる仕組みづくりにつながっています。

教習所の車の様子

お客様概要

事業者名 安協真駒内自動車学園
事業内容 一般財団法人北海道交通安全協会が運営する、全車種技能試験免除の公認自動車教習所。
普通車から大型車、二輪車までの免許教習をはじめ、高齢者講習やペーパードライバー講習など、地域の安心な交通社会を支える教育を行う。
従業員数 59名(2026年時点)
拠点数 1拠点
ご担当者・業務内容 副学園長 久保様
安協真駒内自動車学園における業務・人事管理を担当
(事務担当:総務・講習グループ 大畠様)
URL https://ankyo-ds.or.jp/
導入時期 2025年4月

製品の企画・販売元

※内容について、予告なく変更することがあります。

この事例で導入した製品・サービスについて

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