DNP透明蒸着フィルム IB-FILM
食品のバリアフィルム活用事例
食品の品質を保つために、バリアフィルムは重要な存在です。適切なバリアフィルムを使用することで、食品の劣化を防ぎ、食中毒のリスクを低減するだけでなく、賞味期限や消費期限を延ばすことが可能です。以下に、バリアフィルムが果たす具体的な役割をご紹介します。
食品におけるバリアフィルムの具体的な役割
酸素や水分からの保護
食品の品質を維持する上で、酸素と湿気は大きな課題です。酸素は食品の酸化を促進し、色や風味を損なうだけでなく、栄養価も低下させます。また、食品からの水分の出入りは、乾燥や湿気による食感の悪化を引き起こす原因となります。
バリアフィルムを使用することで、酸素や水蒸気の侵入を防ぎ、食品の酸化や水分の変化を抑制します。これにより、食品本来の鮮度と品質を長期間維持し、生活者においしさを届けることができます。
においや風味の保持
食品のおいしさは、味だけでなく、においや風味にも大きく依存しています。これらの要素は揮発性の高い成分によって生まれますが、時間とともに失われやすい特性があります。
バリアフィルムは、食品の香気成分を閉じ込めるだけでなく、外部からの異臭や雑味の侵入も防ぎます。これにより、食品本来の味わいを最大限に引き出し、生活者に豊かな食体験を提供します。
賞味期限や流通効率の向上
酸素や湿気、においなどの劣化要因を抑制するバリアフィルムは、食品の賞味期限を延ばし、食品ロスの削減にも寄与します。
また、製造から消費までの時間を長く確保できるため、遠くの生活者にまで食品を届けることが可能です。流通効率の向上にも貢献するため、バリアフィルムは生産者や流通業者、そして生活者にとってメリットのある持続可能な食の実現を支える重要な存在です。
食品用途での透明蒸着フィルムIB-FILMの活用事例
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当商品は、自動蒸通機能を備えた、電子レンジでそのまま加熱調理ができるパウチです。従来のパウチでは実現できなかった電子レンジでの加熱を可能にし、誰でも安全かつ直感的にストレスなく使用できる点が特長です。
近年では、中食市場だけでなく、外食市場における調理オペレーションの改善策としても注目されています。品質保証やトレーサビリティの体制も整っており、安心してご利用いただけます。
DNP透明蒸着フィルム「IB-FILM」とは
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IB-FILMは、水蒸気、酸素などのガス透過を防ぎ、透明性を兼ね備えた機能性バリアフィルムです。アルミ箔やアルミ蒸着フィルムに比べて、より高い透明性と環境負荷が低い点が特長です。
1998年に量産を開始して以来、用途に応じて複数のグレードを製造し、食品包装や医療用途、生活空間用途、産業用途など幅広い分野で利用されています。
酸素バリア性や水蒸気バリア性、透明性、耐熱性など要望に応じて最適な提案が可能で、環境に配慮した植物由来のPETを使用したグレードも取り揃えています。