DNP透明蒸着フィルム IB-FILM
医療・医薬分野のバリアフィルム活用事例
医療・医薬品の品質を保つために、バリアフィルムは重要な役割を果たします。適切なバリアフィルムを使用することで、製品の劣化を防ぎ、品質を維持するだけでなく、使用期限の延長にもつながります。以下に、バリアフィルムが果たす具体的な役割をご紹介します。
医療・医薬品におけるバリアフィルムの具体的な役割
外部要因からの保護
医薬品や医療機器の品質を維持するためには、外部からの影響を受けないことが重要です。湿気や酸素は、製品の劣化を引き起こし、効果を損なう可能性があります。バリアフィルムを使用することで、これらの要因から製品を守り、劣化を防止します。これにより、医薬品や医療機器の品質を長期間維持し、安心して使用していただける環境を提供します。
有効成分の保持
医薬品の効果は、有効成分の安定性に大きく依存しています。これらの成分は、時間の経過とともに揮発したり、変質したりすることがあります。バリアフィルムは、有効成分を外部からの影響から守り、安定した状態を維持します。これにより、医薬品本来の効果を最大限に引き出し、安心して使用していただける製品を提供します。
使用期限や流通効率の向上
バリアフィルムは、湿気や酸素、光などの劣化要因を抑制することで、医薬品の使用期限を延ばし、廃棄物の削減にも寄与します。また、製造から消費までの時間を長く確保できるため、より多くの患者に製品を届けることが可能です。流通効率の向上にも貢献するため、バリアフィルムは医療業界において重要な役割を果たします。
医薬品用途での透明蒸着フィルムIB-FILMの活用事例
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この製品は、水分による医薬品や食品の内容物劣化、および医療機器や精密機器の動作不良を軽減する包装材です。
吸湿剤がフィルム樹脂(ポリオレフィンベース)に混錬されており、パッケージ内、および内容物中の水分を吸着します。乾燥剤を使用せずにパッケージ内部の湿度を一定に管理できるため、医薬品・食品・医療機器などの湿気対策に効果的です。
DNP透明蒸着フィルム「IB-FILM」とは
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IB-FILMは、水蒸気、酸素などのガス透過を防ぎ、透明性を兼ね備えた機能性バリアフィルムです。アルミ箔やアルミ蒸着フィルムに比べて、より高い透明性と環境負荷が低い点が特長です。
1998年に量産を開始して以来、用途に応じて複数のグレードを製造し、食品包装や医療用途、生活空間用途、産業用途など幅広い分野で利用されています。
酸素バリア性や水蒸気バリア性、透明性、耐熱性など要望に応じて最適な提案が可能で、環境に配慮した植物由来のPETを使用したグレードも取り揃えています。