2015年2月3日

大日本印刷と北海道コカ・コーラ、 さっぽろ雪まつりでデジタルサイネージを活用したインバウンドサービスの実証実験を実施

大日本印刷株式会社
北海道コカ・コーラボトリング株式会社

大日本印刷株式会社(以下:DNP)および北海道コカ・コーラボトリング株式会社(DNPの子会社、以下:北海道コカ・コーラ)は、第66回さっぽろ雪まつり(2015年2月5日~2月11日)で、デジタルサイネージ(電子看板)を活用した外国人旅行者向け情報サービスの実証実験を行います。

また、さっぽろ雪まつりの北海道コカ・コーラブースでは、どなたでも参加できるイベントを開催します。

【実証実験開始の背景と概要】

2003年のビジット・ジャパン事業(外国人旅行者の増加を目的とした日本への誘致活動:インバウンド)開始以降、外国人旅行者数は増加を続け、2014年には年間1300万人を突破しました。北海道を訪れる外国人旅行者も増加しており、新千歳空港国際線の利用客は2013年に約127万人と2年前の約1.5倍になり、2014年は11月時点で前年を超えて過去最高水準となりました。また2014年のさっぽろ雪まつりには約10万7千人の外国人が来場しています。

こうしたなかでDNPと北海道コカ・コーラは、第66回さっぽろ雪まつりの会場と周辺で、外国人来場者向けに、デジタルサイネージを活用した情報配信や、会場および市内観光地への送客などの実証実験を行います。

■今回の実証実験は、札幌市、一般社団法人札幌観光協会、札幌駅前通まちづくり株式会社、株式会社さっぽろテレビ塔、LGElectronics Japan株式会社、VIA Technologies Inc.、株式会社NHKメディアテクノロジーの協力を得て実施します。

■多言語対応大型デジタルサイネージ

多言語(日本語・英語・中国語・韓国語)に対応した、下記2種類の大型デジタルサイネージを札幌駅前地下歩行空間*1に設置します。

トールビジョン : 42インチフルハイビジョンディスプレーを縦2段・横6列に配置した143インチ相当のサイネージシステム。全画面表示のほか、2~12分割のフレキシブルな画面表示が可能です。各ディスプレーにフルハイビジョン画質での出力が可能なPCを接続し、VIATechnologiesのPixel by Pixel技術により6K画質の解像度で、雪まつり会場や市内観光スポット案内、過去の雪像写真、ポスターアーカイブなどを多言語で放映します。(1台のPCを各ディスプレーに接続し、12台のディスプレーそれぞれにフルハイビジョン画質での出力が可能なVIATechnologiesの技術を利用しています。)

〔設置場所〕 地下歩行空間(北3条交差点広場(西))

アクティビジョン : 縦型46インチディスプレーにタッチパネルを搭載したデジタルサイネージ。雪まつりの会場案内や冬の札幌の注意点などのコンテンツを、言語を選択して閲覧できます。

〔設置場所〕 地下歩行空間(北3条交差点広場(西)、北大通交差点広場東)

■多言語地図搭載インタラクティブデジタルサイネージ

多言語(日本語・英語・中国語・韓国語)に対応した地図や観光情報などを表示するタッチパネル式のインタラクティブデジタルサイネージ「WillSmart®」の小型タイプ(表示画面20インチ)を設置し、雪まつり会場周辺の地図のほか、経路検索や道内の観光情報を提供します。

〔設置場所〕 北海道さっぽろ観光案内所(JR札幌駅西コンコース)、さっぽろ雪まつりつどーむ屋内会場

※Will Smartは、株式会社ゼンリンデータコムの登録商標です。

■北海道コカ・コーラブース(大通5丁目会場)でのイベントについて

98インチの4K画質デジタルサイネージディスプレー : ブース内で、98インチの大画面で札幌の四季を紹介する静止画番組、雪まつり会場の大通公園を臨む展望台からの眺め(静止画)、コカ・コーラのCMを放映します。フルハイビジョンの4倍の解像度である4K画質の表示ができ、雪まつり会場の様子を撮影した高精細の映像も放映する予定です。

フリーWi-Fiスポット : ブース内の飲料の自動販売機にWi-Fiアクセスポイントを搭載して、スマートフォンやタブレット端末、PCなどからインターネットへのアクセスを無料で行えるようにします。

スタンプラリー : 雪まつり会場と周辺の5箇所のチェックポイント*2に、Beacon*3を設置して、生活者がスマートフォンで多言語(日本語・英語・中国語・韓国語)対応の専用アプリケーションを起動しチェックポイントに近づくと画面上に“スタンプ”が記録されるスタンプラリーを実施します。(チェックポイントに掲示したポスターの写真をスマートフォンの内蔵カメラで撮影することによりスタンプ代わりとすることもできます。)北海道コカ・コーラブースがゴールになっており、規定のポイントを通過した生活者には景品を配布します。

【今後の展開】

さっぽろ雪まつり終了後も、北海道さっぽろ観光案内所に3月31日までWill Smart(小型タイプ)を設置し、市内の地図・ルート検索・道内観光情報を提供して利用状況のデータ蓄積を継続します。DNPは本実験で得たデータをもとに、多言語地図を用いたインタラクティブサイネージ、フリーWi-Fiスポット、Beaconの有効性や課題とあわせて国内外の観光客のニーズを分析し、観光情報の発信や店舗・施設への送客などのソリューションを開発していきます。まずは北海道において北海道コカ・コーラと連携し、観光客に向けて商品やサービスを紹介したい企業に対して観光地などでの提供を進め、2015年度で1億円の売上を目指します。

 
*1 地下歩行空間 : 地下鉄南北線のさっぽろ駅と大通駅を結ぶ520mの空間。札幌都心部の賑わいの創出を目的として、各種イベントや展示・情報発信・プロモーションなどが行われている。
*2 5箇所のチェックポイント : さっぽろテレビ塔、札幌駅観光案内所、地下歩行空間(北3条交差点広場(西))および北大通交差点広場東、北海道コカ・コーラブース。
*3 Beacon : Bluetooth Low Energy(BLE)を用いて、位置に応じて発信されたコンテンツの信号をスマートフォンなどの機器で受信するための設備。
 
大日本印刷株式会社  本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円
北海道コカ・コーラボトリング株式会社    本社:札幌 社長:佐々木康行 資本金:29億3,515万4千円
 
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

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