2017年12月18日

学研ムック「大人の科学マガジン 小さな活版印刷機」に『秀英体』を提供

歴史ある秀英体の活字で、温かみのある手作りの名刺や紙小物を作成可能

大日本印刷株式会社(DNP)は、DNPのオリジナル書体「秀英体」※1を株式会社学研プラスが発行するムック「大人の科学マガジン」(12月15日発売)※2の付録「小さな活版印刷機」の活字として提供しました。
金属活字を用いた活版印刷が広まった明治時代からDNPが継承してきた「秀英体」は、日本の出版文化を支えてきた歴史ある書体で、ひらがなの「い」や「こ」等が一筆書きになっているなど、クラシックかつモダンで美しいデザインが特長です。今回のムックの読者は、付録の活版印刷機を組み立て、同じく付録の「秀英体」の活字を一文字ずつセットして、操作することで紙に印刷することができ、温かみのある手作りの名刺や紙小物が作成できます。

【「大人の科学マガジン」(12月15日発売)の内容】

巻頭特集で、かわいくてかっこいい活版印刷の作品を紹介。付録の楽しみがぐっとひろがる遊び方が多数掲載されるほか、活版印刷クロニクルや、付録の活字に採用した「秀英体」の歴史や特徴、デジタル書体としてのリニューアル開発の取り組みも収録されています。

【付録の特長】

●「テキン」型の卓上活版印刷機

インキを練る。活字にインキをのせる。プレスする。この3つの動作をハンドルの上げ下げだけで操作して、印刷を行います。ムックの中に、わかりやすい作り方のページがあり、印刷機の仕組みを学びながら約30分で本体を組み立てできます。

●162個の活字

ひらがな(秀英明朝M)、数字・アルファベット(Century)がそろった162個の活字が使えます。活字台は名刺サイズで、最大135個の活字をセットした版を作ることができます。
●その他

自然でやわらかな風合いを持った活版印刷用のコットンペーパーや、お試し用の黒インキが入っているので、組み立て後、すぐに印刷することができます。

  

 


「テキン」型の卓上活版印刷機(写真上左)、印刷見本(写真上右)、活字組み見本(写真下左)、付録の活字(写真下右)

※1 秀英体 : DNPが明治時代から開発を続けているオリジナルの書体で、優美でしなやかな線画を持ち、美しく読みやすい書体として多くの書籍や辞典に使われるなど、編集者やデザイナーだけでなく、読者からも高い評価を得ています。DNPは、2006年の創業130周年の記念事業の一環として、秀英体のリニューアル事業「平成の大改刻」に取り組み、デジタルフォントである秀英細・中・太明朝の改訂、金属活字時代の秀英初号明朝のデジタル化、新書体である角ゴシックや丸ゴシックの開発などを行ってきました。その成果である最新の書体は、より多くの方が利用できるよう、2009年からDTP(Desk Top Publishing)環境のほか、電子書籍リーダーやワープロソフト等にライセンス提供しています。詳細はこちらをご覧ください。→ http://www.dnp.co.jp/shueitai/
※2 大人の科学マガジン : 付録付きのムックで、書店で販売しています。冊子と組み立て式の科学キットがセットになっています。2003年の第1号の刊行から、これまで44種類のキットがラインナップされており、「テルミンmini」や「新型ピンホール式プラネタリウム」などのキットが話題となる等、多くの読者より永く愛されています。→ http://otonanokagaku.net/
*参考:(大人の科学 公式ツイッター)→ https://twitter.com/okm_f

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