2016年3月11日

内容を音声で読み上げる音声コードを採用 「点字」「触図」入りで、視覚障がい者の方にも役立つユニバーサルデザイン健康読本「さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》」改版発行

ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)は、大日本印刷株式会社(代表取締役社長・北島義俊、以下DNP)と共同で、「点字」と「触図※1」を用いた、視覚障がい者の方にも役立つユニバーサルデザイン健康読本「さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》」を、内容を音声で読み上げる音声コードを新たに採用して改版し、2016年3月より全国の点字図書館への寄贈やお申込みをいただいた方へのお届けを開始いたします。

 

※1 「触図」は、視覚障がい者の方が触って理解できるように、絵や図を凹凸で立体的に表現したものです。盲学校など教育現場においては、従来から理科の実験説明図や社会科の地図などに「触図」が広く活用されていますが、生活に役立つ健康情報での活用事例は少なく、その中でライオンとDNPは2004年から「触図」を採用した「さわってわかる歯みがきの本」を発行しております。

「さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》」改版の狙い

ライオンとDNPは2004年よりユニバーサルデザイン健康読本「さわってわかる歯みがきの本」を共同で制作し、これまでに4編を発行してきました。ご利用いただいた視覚障がい者の方やご家族、歯科・教育関係者などから「歯みがきの方法が具体的でよくわかった」「健常者と視覚障がい者が並んで一緒に学習できたのは、すばらしかった」など、延べ2,900件を超える反響やお問い合わせをいただいており、オーラルケアの習慣化に役立てていただいていると考えています。

一方で「点字」の習得率は視覚障がい者の方の1割程度(平成18年 厚生労働省身体障害児・者実態調査)であり、点字習得していない視覚障がい者の方には「点字」「触図」だけでは内容を伝える事が困難でした。しかし近年、IT技術の発達により、点字を使わず文字情報を合成音声に変換して読み上げるシステムの開発などが進んでいます。

そこでこの度、本の内容を音声で読み上げる音声コードを新たに採用して「さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》」の改版を制作しました。

「さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》」の概要

歯周病とその症状、および歯周病と全身の病気との関連性の説明、予防におけるハブラシやハミガキの選び方や使い方や、ご自身での毎日のケア(セルフケア)の実践方法を「点字」と「触図」を用いて紹介しています。

            

「さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》」の特長

1 内容を音声で読み上げる音声コードを新たに採用

各ページに音声コード(Uni-Voice※2)を掲載しました。携帯電話等でコードを読み取ることで、本の内容を音声で聞くことができます。

※2 JAVIS(日本視覚障がい情報普及支援協会)が開発した、漢字を含む文字データを約800文字記録できる携帯電話対応2次元バーコードです。読み取った
内容は音声で読み上げられます。読み取りには専用アプリ(無料)が必要です。

2 大きいサイズでリアルな触感の「触図」

歯周病の症状が進行する過程や、それぞれの症状に対応したセルフケアの方法について、凹凸によって知覚できる「触図」で表わしています。特に歯周病の症状の特徴である歯ぐきの「触図」はサイズを大きくし、かつリアルな触感を再現するなど、わかりやすくなるように仕上げました。

3 弱視の方や色弱の方にも読みやすい「拡大文字」や「コントラストを強調した色」を使用

4 「点字」や「触図」を読む際の手指に配慮し、製本金具を使用せず、紙を折り込んで形にする折り製本

5 点字印刷には、透明樹脂が立体的に盛り上がる特殊技術を活用したシルクスクリーン印刷を採用

通常のインクで印刷した文字に重ねて、透明樹脂のシルクスクリーン印刷で点字を印刷しているため、文字がゆがんだりせず、弱視の方やご家族の方が文字を読むときにも点字の影響を受けません。ご一緒にお読みいただくことができ、より理解を深められます。

「さわってわかる歯みがきの本《歯周病編》」の入手方法

下記の【お申し込み窓口】に電話や電子メール等でお申し込みいただければ、無料でお届けします。

 なお、お申し込みは視覚障がい者の方、そのご家族及び関係者の方々を優先させていただきます。

【お申し込み窓口】

ライオン株式会社 お客様センター

〒130-8644 東京都墨田区本所1-3-7  

電話/ 0120-556-913  FAX/ 03-3621-6269 

(午前9時から午後5時まで。土・日・祝日・年末年始・夏季休暇を除く)

メール/ http://www.lion.co.jp/ja/support/act/04.php

(上記URLから[メールの送信はこちら]をクリックするとメールフォームが開きます)

ライオンとDNPのユニバーサルデザインへの取り組み

 ライオンはCSR活動の一環として、1991年から視覚障がい者の方を対象に点字版「ライオン製品情報」を発行しています。また1992年からは弱視の方に向けた大きな字の「大活字版」を発行し、2003年からは生活者のパソコンの音声ソフトを用いて読みとることができるメールマガジン「ライオン製品&生活情報“音メール”」を年4回発行するなど、情報のバリアフリー化を推進しています。そのほか、公益財団法人ライオン歯科衛生研究所では1994年より視覚障がい者の方々への歯科保健の普及・啓発活動を実施してきました。

 一方、DNPは2000年に包装設計指針として「USE・FULL? Packaging」を定め、ユニバーサルデザインや環境に配慮したパッケージ開発を行ってきました。DNPが制定した包装における「UD5原則*」をベースに、「UDチェック」や「ユーザビリティ調査」といったDNP独自の手法を用いた「DNPUDコンサルティングプログラムUD Smile-up」も展開しています。このプログラムを活用し、ライオン株式会社をはじめ、多くの企業とともに新製品の開発や既存製品の改良などで生活者視点によるモノづくりを実践し、パッケージを通じて製品の付加価値向上に取り組んでいます。

*原則1 必要な情報のわかりやすい表現、原則2 簡単で直感的な使用性、原則3 使用の際の柔軟性・安全性、原則4適量な重量・サイズ、原則5 無理のない力や動作での使用感

 

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