2018年3月15日

東京都新宿区の拠点再開発の中で広大な緑地創出に取り組む「市谷の杜」が「いきもの共生事業所(R)」認証を取得

大日本印刷株式会社(DNP)が東京都新宿区の本社敷地内で、都市における「新しい森づくり」として進めている「市谷の杜」が今回、生物多様性に配慮した緑地づくりや管理・利用などの取り組みを評価する一般社団法人 いきもの共生事業推進協議会(ABINC)の「いきもの共生事業所®」として認証されました。

【DNPの「市谷の杜」について】

DNPは、東京都新宿区の工場建替にともなう地区再開発プロジェクトの一環として、工場の大部分を地中化し、その地上部分に自然の森を作ることで広大な緑地を創出していく「市谷の杜」を2015年12月に竣工しました。
今回、「市谷の杜」の以下のような取り組みが高く評価されて、「いきもの共生事業所」に認証されました。

1.都心部での最大限の緑化面積と関東近県からの樹木の調達

約17,000m2の敷地面積の三分の一に及ぶ約6,000m2が、生物多様性に配慮した緑化面積となっています。武蔵野の雑木林をイメージして落葉広葉樹を中心に常緑樹を織り交ぜた、多様性あふれる自然の森で、植生は関東近県の地域性在来種から成り立っています。

2.社員によるこまめな「気付き記録」による維持管理

専門家に生物調査を依頼する一方で、従業員が観察に重点を置いた「気づき記録」を日常的に継続して行っています。この記録を植栽管理と連動させることで、管理のタイミングの適正化や効率化、課題の発見に役立てています。

■「いきもの共生事業所®認証(ABINC 認証)」について

企業活動を通じて“自然と人との共生”を促進するため、一般社団法人 いきもの共生事業推進協議会が、企業における生物多様性に配慮した緑地づくりや管理・利用などの取り組みを第三者評価・認証するものです。
一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)が作成した「いきもの共生事業所®推進ガイドライン」及び「土地利用通信簿®」を認証基準としています。


*一般社団法人 いきもの共生事業推進協議会(ABINC) : 生物多様性条約での長期目標「自然と共生する世界」の実現に向けたビジネスによる貢献を推進するため、自然環境と地域共同体への負荷をできるだけ社外に出そうとしてきた企業活動の流れを反転させ、志をともにする団体と協働して、いきものと人が共生できるしくみを「創造」し、科学的・技術的に「検証」し、「事業化」を推進することを目的として2013年に設立されました。http://www.abinc.or.jp/

※DNPの生物多様性への取り組み https://www.dnp.co.jp/sustainability/management/environment/index.html

※いきもの共生事業所®はJBIBの登録商標です。

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