DNP防錆性フィルム

導入事例・活用シーン

DNP防錆性フィルムの具体的なご利用シーンをご紹介します。

導入事例

お話を伺った竹内金属箔粉工業株式 営業部 部長 菊地太樹様
    お話を伺った営業部 部長 菊地 太樹様

大学や企業の研究所、官営の研究機関などからのオーダーに応え金属箔やその加工品などを納入されている同社では、金属箔納入時の梱包用としてDNP防錆性フィルムをご採用くださっています。
品質管理へのこだわりと採用の経緯、導入後に社内に起こった変化などお話を伺いました。




活用シーン

CASE❶ 防錆対策で製品不良率を抑制

自動車部品は、倉庫に長期保管されるケースや海上輸送される際など、製品が錆びないよう対策が必要になります。従来は防錆油を使用されるケースが多かったのですが、環境負荷の観点から防錆油不使用での納品を求められるケースが増えてきており、防錆油なしの防錆方法の確立が必要になります。
従来より防錆油とセットで使用してた気化性防錆フィルムやPE袋と乾燥剤で包装する方法もありますが、防錆皮膜にムラが生じた場合や、仕向け地や保管場所の湿度が著しく高い場合には、錆が発生する可能性があります。
DNP防錆性フィルムは優れたガスバリア性能により、錆の主要因である酸素と水蒸気の侵入をブロックすることで製品を錆から防ぐため、仕向け地や保管場所の環境に関係なく、一定の防錆性能を発揮するため、安定した防錆包材としてさまざまな製品向けにご利用いただいております。

DNP防錆性フィルムと気化性防錆性フィルムの防錆機能の差を示すイメージ画像。DNP防錆性フィルムは優れたガスバリア性能によって錆の主要因である酸素と水蒸気の侵入をブロックすることで製品を錆から防ぎます。一方で、気化性防錆フィルムは気化性防錆材が揮発することで対象製品の表面に防錆皮膜を形成し、錆から守ります。




CASE➋ 防錆油の塗布や乾燥時間などの簡略化における生産性向上

金属性の中型や大型の部品を海外へ輸送する場合、海上輸送及び工程期間で数カ月保管が必要になるため、製品の隅々まで防錆油を塗布し、乾燥の上、アルミバリア包装と脱気が必要になります。防錆油を塗布する場合、ムラなく塗布する必要があり、連度の高い職人でも数時間を要する場合があります。また、製品によりますが、防錆油が乾燥するまでに数時間を要するケースもあります。
DNP防錆性フィルムは、防錆油を一切使用することがなく、フィルムで包むだけで包装作業が完結し、生産性向上に寄与します。また、開封後の脱脂・洗浄が不要なので、開封するだけで製品の使用が可能です。
従来の防錆油から、DNP防錆性フィルムへの変更だけでも生産性は大きく向上しますが、自動包装機による自動化を実現することで、更なる効率化が見込めます。

DNP防錆性フィルムと防錆油、気化性防錆性フィルムの使用前処理工程数の差を示すイメージ画像。DNP防錆性フィルムは、防錆フィルムで包むだけで包装作業が完結し、開封後の脱脂・洗浄が不要なので、開封するだけで製品の使用が可能なため、生産性の向上に寄与します。











未来のあたりまえをつくる。®