DNPの出張授業/ワークショップ活動(2020年度実施報告)

DNPは、社会貢献活動の重点テーマのひとつに「次世代育成」を掲げています。次の時代を担う子どもたちの知的好奇心を刺激し、学習への興味や社会課題への関心を高めることを目的に、「出張授業/ワークショップ」のプログラムを柱とした取り組みを行っています。

2020年度は、児童をはじめ学校関係の皆様の健康と安全を最優先とし、新型コロナウイルスの感染防止に努めながら、社会情勢を踏まえた新たな要素を取り入れ、東京都で2校、神奈川県で1校の計3校の小学校で実施し、101名が参加しました。

東京都の小学校では、コロナ禍で難しくなった社会科見学(工場見学)を出張授業の形で実現できないかとの相談を受け、映像コンテンツのほか、印刷工程での中間的な生産物などを学校に持参して実施しました。印刷物の製造工程を紹介する動画では、重量1トンにもなる大きな紙のロールをロボットが運んでくる様子や、印刷や製本が目にもとまらない速さで行われる様子に、子どもたちから驚きの声が上がりました。また、本になる前の中間生産物として、大判の紙に複数のページを一緒に印刷した「刷り出し(すりだし)」という実物サンプルを紹介。何度か折ることで、複数のページが順番に並ぶように工夫していることを説明し、児童のみなさんにもチャレンジしていただきました。

 授業で上映した印刷物の製造工程を紹介する映像コンテンツ


また、神奈川県の小学校では、その学校に自分の子どもが通っている社員が中心となり、東京2020大会の競技種目のピクトグラムを題材とした「ピクトチャレンジ」というゲーム形式の体験型授業を、オンラインワークショップの形にアレンジして実施しました。このゲームは、全ての競技名が書かれたシートに、一つひとつピクトグラムが印刷されたシールを絵柄を手がかりに貼っていき、制限時間内の正解数を競うものです。馴染みのない競技名や似たような絵柄に試行錯誤しながら、大いに盛り上がりました。参加した児童の保護者からは、「ピクトグラムを通じて、オリンピック・パラリンピックの競技に興味を持ったようです」「保護者も一緒に楽しめる企画で、夢中になりました」など、たくさんの意見が寄せられました。

 校長先生もピクトチャレンジに挑戦!

【DNPの出張授業/ワークショップ活動のポイント】

1.社員参加型

社員の自発性・積極性・社会への感度を育み、社員自身のいきいきとした働き方につながる活動でもあると捉え、社員に対する参加機会の提供や教材の貸出などを行っています。

2.事業活動へのフィードバック

企業・団体・生活者からの声を大切にし、DNPの事業活動へのフィードバックや、新たな製品・サービスの開発のヒントとして活かしていきます。

3.社会的要請への対応

DNPは、「出張授業/ワークショップ」を「次世代育成支援対策推進法」に基づく行動計画の一環として実施しています。

4.主なプログラム

「色の不思議」

印刷の色表現のしくみを、教材を使って理解する体験型学習

「本づくりの不思議」

リングで綴じるノートづくりを通じて、本をつくる流れや印刷の不思議などを学習

「世界の美術で遊んじゃおう!」

AR等の最先端技術を活用して、新しい美術鑑賞を体験

「世界最古の地球儀を作っちゃおう!」

現存する世界最古と言われる地球儀をモデルとした「地球儀づくり」を通じて文化遺産を後世に伝える大切さを学習

「ピクトチャレンジ」

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の競技種目の「ピクトグラム」を題材としたゲーム形式の体験型授業。DNPはオフィシャルパートナー(印刷サービスカテゴリー)として、当プログラムを独自に考案。


 新宿区立戸塚第二小学校[2020年12月15日実施]DNPの会社案内の刷り出しを使い、折るとページが順番に並ぶ工夫がされていることを体験。

 川崎市立上丸子小学校[2020年11月28日実施]学校のPTA室と各家庭をネット会議システムでつなぎ、社員が講師となってワークショップを行いました。