◆◇◆DNPからのお知らせ◆◇◆
DNP独自の個体認証技術「ナノ人工物メトリクス」の論文が英国の科学情報誌『Scientific Reports』に掲載されました

【Scientific Report誌に掲載】

大日本印刷(DNP)・横浜国立大学・情報通信研究機構(NICT)・東京大学が昨年4月に共同開発した新たなセキュリティ技術「ナノ人工物メトリクス」に関する論文が、英国・ネイチャー・パブリッシング・グループ(NPG)社の科学情報誌『ScientificReports』(8月21日号)に掲載されました。

Scientific Reportsは、自然科学のさまざまな領域の論文を扱うオープンアクセスの電子ジャーナルで、今回の新しいセキュリティ技術を世界中の多様な分野の人に知ってもらうのにふさわしい場だと考えて投稿したところ、その論文が評価されて、掲載に至りました。

※関連情報は下記をご覧ください。
・論文 : http://www.nature.com/srep/2014/140821/srep06142/full/srep06142.html
・2013年4月2日発表のニュースリリース : http://www.dnp.co.jp/news/10082528_2482.html

【ここがポイント!】

ナノ人工物メトリクスは、半導体回路の製造などに用いる電子線リソグラフィープロセスを応用し、人工物の物理的な特徴を認識して個体認証する技術です。シリコン基板に塗布されたレジストの厚さや電子線露光時間などの条件を調整し、レジストのピラー(柱)の倒壊現象をランダムに発生させて個体ごとの特徴となる10ナノメートル以下の微細なパターンを形成し、個体認証に利用します。このパターンを再現することは極めて困難であるため、第三者による偽造防止などでの活用が期待されています。

このセキュリティ技術の開発は、総務省の戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)の一環として、横浜国立大学の松本勉研究室、NICTの成瀬誠主任研究員、東京大学の大津元一研究室と連携して進めてきましたが、SCOPE終了後も、4者は引き続き、当技術の実用化に向けて精力的に開発を進めています。

【今後について】

セキュリティ性が求められるカードやブランドプロテクションなどの分野で、2~3年後の当技術の実用化を目指します。