◆◇◆DNPからのお知らせ◆◇◆ オリジナル書体『秀英体』の5書体のデジタルフォントをウェブフォントサービス「FONTPLUS」に追加でライセンス提供
大日本印刷(DNP)は、明治時代から続くDNPのオリジナル書体「秀英体」の魅力をさらに高める5書体のデジタルフォントを、ソフトバンク・テクノロジー(SBT)のウェブフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」に追加でライセンス提供し、2月25日より利用が可能となりました。「FONTPLUS」へのライセンス提供は、2015年2月の提供に続くもので、全てで20書体の利用が可能になります。
【今回「FONTPLUS」に追加した5つの「秀英体」デジタルフォント】
○「秀英角ゴシック金 M」「秀英角ゴシック銀 M」
「秀英角ゴシック」は、ゴシック体としての視認性の高さと本文用としての読みやすさを意識して開発した書体です。仮名(かな)のデザインの違いで「金」と「銀」の2種類があり、用途に応じて使い分けることができます。これまで「L(ライト:細字)」と「B(ボールド:太字)」の2つの太さ(ウエイト)がありましたが、ユーザー評価に基づき、電子書籍等の画面でも幅広い世代に読みやすいウエイト「M(LとBの中間の太さ)」を追加しました。
○「秀英アンチック」「秀英四号かな」「秀英四号太かな」
辞書の見出しやコミックの吹き出し(せりふ)に使用されてきた「秀英アンチック」、現在の秀英明朝のルーツとなる「秀英四号かな」、見出しや児童書の本文に用いられていた「秀英四号太かな」の3書体を復刻しました。これらの“アンチックとかな書体”について、ウェブ用フォントとしてのバランスや画面上での読みやすさなどを考慮して、「秀英アンチック」は「秀英角ゴシック金B」、「秀英四号かな」は「秀英明朝 M」、「秀英四号太かな」は「秀英初号明朝」のそれぞれの漢字や英数字・記号と組み合わせた総合書体として提供します。
【今後の展開】
DNPは、秀英体の利用範囲をさらに広げていくため、ウェブサイトを管理するシステムとウェブフォントサービス*との連携、電子書籍やデジタルサイネージ(電子看板)用のウェブフォント技術の展開などを進め、多様な分野へのライセンス提供を行っていきます。