2016年2月25日

◆◇◆DNPからのお知らせ◆◇◆ オリジナル書体『秀英体』の5書体のデジタルフォントをウェブフォントサービス「FONTPLUS」に追加でライセンス提供

大日本印刷(DNP)は、明治時代から続くDNPのオリジナル書体「秀英体」の魅力をさらに高める5書体のデジタルフォントを、ソフトバンク・テクノロジー(SBT)のウェブフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」に追加でライセンス提供し、2月25日より利用が可能となりました。「FONTPLUS」へのライセンス提供は、2015年2月の提供に続くもので、全てで20書体の利用が可能になります。

【今回「FONTPLUS」に追加した5つの「秀英体」デジタルフォント】

○「秀英角ゴシック金 M」「秀英角ゴシック銀 M」

「秀英角ゴシック」は、ゴシック体としての視認性の高さと本文用としての読みやすさを意識して開発した書体です。仮名(かな)のデザインの違いで「金」と「銀」の2種類があり、用途に応じて使い分けることができます。これまで「L(ライト:細字)」と「B(ボールド:太字)」の2つの太さ(ウエイト)がありましたが、ユーザー評価に基づき、電子書籍等の画面でも幅広い世代に読みやすいウエイト「M(LとBの中間の太さ)」を追加しました。

○「秀英アンチック」「秀英四号かな」「秀英四号太かな」

辞書の見出しやコミックの吹き出し(せりふ)に使用されてきた「秀英アンチック」、現在の秀英明朝のルーツとなる「秀英四号かな」、見出しや児童書の本文に用いられていた「秀英四号太かな」の3書体を復刻しました。これらの“アンチックとかな書体”について、ウェブ用フォントとしてのバランスや画面上での読みやすさなどを考慮して、「秀英アンチック」は「秀英角ゴシック金B」、「秀英四号かな」は「秀英明朝 M」、「秀英四号太かな」は「秀英初号明朝」のそれぞれの漢字や英数字・記号と組み合わせた総合書体として提供します。

【今後の展開】

DNPは、秀英体の利用範囲をさらに広げていくため、ウェブサイトを管理するシステムとウェブフォントサービス*との連携、電子書籍やデジタルサイネージ(電子看板)用のウェブフォント技術の展開などを進め、多様な分野へのライセンス提供を行っていきます。

 
*ウェブフォントサービスとは : ウェブサイトを閲覧している生活者に、インターネットを介してフォントを配信するサービスです。生活者の端末にフォントがインストールされていなくても、ウェブサイトの制作者が指定したフォントをブラウザで表示することができます。ウェブサイトのテキストデータを検索対象にできるほか、文字の拡大・縮小や音声読み上げなどの機能も利用できます。SBTのウェブフォントサービス「FONTPLUS」により、ウェブサイトの制作者は「秀英体フォント」を利用できるようになり、より表現力に優れたウェブサイトを構築できます。
※「FONTPLUS」の詳細はこちらをご覧ください。→ http://webfont.fontplus.jp/
*秀英体とは : DNPが明治時代から開発を続けているオリジナルの書体で、優美でしなやかな線画を持ち、美しく読みやすい書体として多くの書籍や辞典に使われるなど、編集者やデザイナーだけでなく、読者からも高い評価を得ています。DNPは、2006年の創業130周年の記念事業の一環として、秀英体のリニューアル事業「平成の大改刻」に取り組み、デジタルフォントである秀英細・中・太明朝の改訂、金属活字時代の秀英初号明朝のデジタル化、新書体である角ゴシックや丸ゴシックの開発などを行ってきました。その成果である最新の書体は、より多くの方が利用できるよう、2009年からDTP(DeskTop Publishing)環境のほか、電子書籍ビューアーやワープロソフト等にライセンス提供しています。
※「秀英体」の詳細はこちらをご覧ください。→ http://www.dnp.co.jp/shueitai/
 
大日本印刷株式会社  本社:東京  社長:北島義俊  資本金:1,144億円
ソフトバンク・テクノロジー株式会社  本社:東京  社長:阿多親市  資本金:645百万円
 
※「秀英」及び「秀英体」は、大日本印刷株式会社の登録商標です。
※その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

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