2017年3月13日

国宝・彦根城の天秤櫓での特別展示にインタラクティブ映像などを制作

築城410年祭「井伊家 家宝の魅力と江戸期の世界」展

大日本印刷株式会社(DNP)は、国宝・彦根城(滋賀県彦根市)の築城410年祭において、国宝・彦根城築城410年祭推進委員会が彦根城・天秤櫓で開催する「井伊家 家宝の魅力と江戸期の世界」展の企画を担当し、映像や画像を用いたインタラクティブな鑑賞システムなどを制作しました。

かつて世界が日本や彦根をどのように認識し、彦根が世界をどのように見ていたのか、歴史的価値の高い地球儀や地図から概観します。また、彦根城博物館が所蔵する彦根藩主井伊家伝来の数々の家宝の由来や細かい見どころについて、インタラクティブメディアを用いて紹介します。本企画展を通じて、彦根の魅力を発信するとともに、観光振興による継続的な地域経済の活性化につなげていきます。

【展示内容】

◇交差する眼差し―江戸期の彦根と世界

江戸時代に日本はどのように世界に知られていったのか、井伊家は世界にどのような目を向けていたのかを、当時の地球儀や地図から概観する映像番組を上映しています。また、江戸期にオランダでつくられた≪ホンディウスの地球儀≫の高精細なレプリカを展示し、その解説映像を4Kタブレット端末で視聴できます。この解説映像は、DNPがフランス国立図書館(BnF)とともに推進している同館所蔵の貴重な地球儀・天球儀の高精細3Dデジタル化プロジェクト*1で作成したデータを活用しています。≪ホンディウスの地球儀≫の3D画像を自由に拡大・回転させながら、見どころの解説がご覧いただけます。

江戸期に西欧で製作された地球儀や地図では、日本についての情報が増え、より正しく細かく描かれるようになった。近江(Vomi)の国名が記されているのもわかる。(参考:BnF×DNPミュージアムラボ「フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展」http://museumlab.jp/bnf/presentation/works02.html
≪ホンディウスの地球儀(部分)≫ 1600年 フランス国立図書館蔵
3D Version of digitized data: ©DNP Dai Nippon Printing Co., Ltd. 2015- origin of source: BnF

 

◇みどころルーペを利用した彦根名品の解説

近世初期風俗画の傑作として知られる彦根城博物館所蔵「彦根?風」や、彦根藩主井伊家伝来の名宝、「彦根更紗」と呼ばれるインド更紗裂の一大コレクションの魅力について、タッチパネルディスプレイを使って作品の細部や技巧、質感などを拡大して観察できるDNP開発の美術鑑賞システム「みどころルーペ」でご鑑賞いただけます。

 

 

 

上)国宝・彦根屏風
中)彦根藩主井伊家伝来の名宝
下)彦根更紗を知る

 

■国宝・彦根城築城410年祭 特別展 開催概要

展示名  : 「井伊家 家宝の魅力と江戸期の世界」

開催期間: 平成29年3月18日(土)~7月2日(日)

開催時間: 8時30分~17時

場所   : 彦根城天秤櫓

主催   : 国宝・彦根城築城410年祭推進委員会

制作   : 大日本印刷株式会社

 

*1 高精細3D デジタル化プロジェクト :http://www.museumlab.jp/bnf/about/3d.html

 

※みどころルーペは、株式会社DNPアートコミュニケーションズの提供
※画像はすべてイメージです。
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

 

 

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