2017年6月27日

アスティエ・ド・ヴィラットの書籍「MA VIE A PARIS(私のパリ生活)」を活版印刷で製造

大日本印刷のオリジナル書体「秀英体」を使用、書店やH.P.DECOなどで販売

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島 義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、フランスの陶器ブランド「アスティエ・ド・ヴィラット」が2016年1月に刊行した書籍「MA VIE A PARIS(私のパリ生活)」の日本語版を活版印刷で製造しました。2017年6月より順次、国内の書店や「H.P.DECO(エイチ・ピー・デコ)」等で販売されます。この日本語版には、美しく読みやすい書体として定評のあるDNPのオリジナル書体「秀英体」を使用しています。


photo Sophie Delaporte

【日本語版発売の背景】

1996年創業のアスティエ・ド・ヴィラットは、パリ市内で唯一の陶器工房を持つ、日本でも人気の高いブランドで、陶器のほか、手仕事にこだわった雑貨や香水、文具なども扱っています。創業者のイヴァン・ペリコリ氏とブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット氏は活版印刷に愛着を持っており、パリ郊外に唯一残っていた活版印刷工房を2015年に購入しました。それをきっかけとして2016年1月に出版社「エディション アスティエ・ド・ヴィラット」を設立し、最初の刊行物として同月、活版印刷で製造した「MA VIE A PARIS」を出版しました。同年9月には英語版を刊行。今回発売する日本語版については、1876年の創業以来、活版印刷の実績を持つDNPがパートナーとなって製造および販売の協力を行っています。

【「MA VIE A PARIS(私のパリ生活)」の概要】

鍼灸師や水道管工事、歯医者といった日常生活に役立つ実用的な場所から、レストランやカフェ、ホテルといった観光客も知りたい場所まで、ペリコリ氏とアスティエ・ド・ヴィラット氏が親友に紹介する感覚でリストアップした300箇所以上のパリのお薦め場所を紹介するガイドブックです。アスティエ・ド・ヴィラット独自のセンスで切り取ったパリの日常が垣間見える内容となっています。
日本語版は、フランス語版・英語版とほぼ同じ装丁で、392頁・四六変形判の活字本です。製本は並製で、背表紙部分以外の本の裁断面全てに金箔が施された“三方金”仕様です。印刷にはDNPが保管している秀英体の母型をもとに有限会社佐々木活字店が鋳造した活字を使用しました。組版・印刷はFUPファーストユニバーサルプレス、製本は誠製本株式会社の協力を得て行いました。
DNPグループの丸善出版株式会社が発行元となり、アスティエ・ド・ヴィラットの商品を取り扱うアッシュ・ペー・フランス株式会社の店舗や、全国の書店などで販売します。

■ 書籍情報

タイトル

MA VIE A PARIS(私のパリ生活)

著者

ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット、イヴァン・ペリコリ、ヴィクトワール・ルイ

翻訳者

藤田美香、高崎順子

出版社

丸善出版

サイズ

182×134 (mm)

ページ数

392ページ

ISBNコード

978-4-621-30147-0

価格

本体8,000円(税抜き)

■ 取扱い店舗(2017年6月現在)

  • H.P.DECO(東京都渋谷区)
  • H.P.DECO丸の内(東京都千代田区)
  • アッシュペーブチック(兵庫県神戸市)
  • H.P.DECO好奇心の小部屋 二子玉川店(東京都世田谷区)、横浜店(神奈川県横浜市)、福岡店(福岡県福岡市)
  • オンラインショッピングストア H.P.F,MALL http://www.hpfmall.com/
  • DNPプラザ(東京都新宿区)
  • ハイブリッド総合書店「honto」の本の通販ストア https://honto.jp/netstore/pd-book_28361408.html
* 全国書店でもご注文いただけます

【活版印刷・製本の工程】

① 鋳造

鉛などの金属を溶かし、活字の型である母型に流し込み、一本ずつ活字を作ります。

② 文選(ぶんせん)

活字が収められている棚から、原稿に従って文字を一本ずつ選び取ります。

③ 組版(くみはん)

句読点や記号、罫線などを追加し、段落や行間を整えます。指定されたレイアウト通りにページができあがったら、凧糸で縛ります。

④ 印刷

組みあがった版を印刷機にセットし、印刷を行います。

⑤ 製本

印刷物を糸でかがり、接着剤などで綴じ、表紙をつけて本の形にします。

【DNPの活版印刷と書体の取組み】

DNPの前身である秀英舎は、明治維新から間もない1876年に創業し、当時最先端だったグーテンベルク式の活版印刷技術を用いた活字販売・印刷事業を展開しました。DNPは活字の鋳造と組版を2003年3月に終えていますが、活版印刷のほぼ全工程にわたる設備を現在も社内に保管しています。東アジアの漢字文化圏で出版物を製造するには、すべての漢字の多様な書体やサイズごとに活字を作る必要があるため、膨大な数の活字と、その活字の鋳造や印刷するための設備が求められます。現在東アジア全体でも、DNPと同規模の設備を保管している企業はほとんどありません。
また、今回「MA VIE A PARIS(私のパリ生活)」の日本語版で使用した「秀英体」は、DNPが秀英舎の時代から100年以上にわたって開発を続けているオリジナル書体です。築地体と並んで和文活字の二大潮流のひとつとされる秀英体は、美しく読みやすい書体として多くの書籍や辞典に使われるなど、編集者やデザイナー、読者から高い評価を得ています。DNPは2006年より秀英体のリニューアルに取り組んでおり、その成果である最新の書体を、DTP(Desk Top Publishing)環境のほか、電子書籍ビューアー等にライセンス提供しています。

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