2019年7月5日

環境配慮パッケージ「GREEN PACKAGING」でCO2削減2500tを突破

2018年度の1年間のDNP植物由来包材 バイオマテックの出荷量から算出

大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義斉 資本金:1,144億円 以下:DNP)が開発した「DNP植物由来包材 バイオマテック」の2018年度の1年間の出荷量からCO2の削減量を算定したところ、石油由来の包材を使用した場合よりもCO2の排出量が2,500t(トン)以上減少したという結果を得ました。これは、17.8万本の森林(杉など)が一年間で吸収するCO2量に相当します。

【「DNP植物由来包材 バイオマテック」について】

DNPは、「持続可能な原料調達」「CO₂の削減」「リサイクルの推進」という3つの価値を起点に、循環型社会の実現をめざしており、環境負荷の低減につながるパッケージシリーズ「GREEN PACKAGING」を展開しています。「CO2の削減」においては、製造工程はもちろん、使用や廃棄なども含む製品のライフサイクル全体での排出量削減を推進しています。

この「GREEN PACKAGING」の柱のひとつが、「DNP植物由来包材 バイオマテック」シリーズです。サトウキビから砂糖を精製した際の副産物(廃糖蜜)やとうもろこしなど、植物由来の原料を一部に使用して、石油資源の使用量を削減します。植物は生育の過程で、光合成によってCO2を空気中から取り込んでいるため、パッケージ使用後の焼却時に出るCO₂と相殺することが可能で(カーボンニュートラル)、製品のライフサイクル全体でのCO2の削減に有効です。

このバイオマテックは、石油由来のプラスチックフィルムと同等の物性を持ち合わせており、食品や日用品など誰もが手に取る商品に使用することができ、石油由来のプラスチックフィルムと比べて、CO2の排出量を製品のライフサイクル全体で約10%以上削減します。DNPは、2010年にバイオマテックPEフィルムを、2012年にバイオマテックPETフィルムを開発し、その後、シリーズのラインアップを増強しています。主な採用事例は、以下の通りです。

   

ライオン株式会社の「トップ スーパーナノックス」(左)、
味の素株式会社の「アミノバイタル®アミノプロテイン」(中央)と、「から揚げの日の油」(右)

日本ハム株式会社の「彩りキッチン」シリーズ

【今後の展開】

DNPは、今後もバイオマテックをはじめとした環境に配慮したパッケージの開発を進めていきます。

また、バイオマテックの拡販でさらに環境配慮を進め、2020年度には5,000t以上のCO2削減を目指します。


※バイオマテックは、大日本印刷株式会社の商標です。
※その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

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