2016年3月7日

◆◇◆DNPからのお知らせ◆◇◆ 2016年の生活者トレンドをまとめた「メディアバリューレポートVol.73」を発行

スマートフォンの浸透によって気分と行動がつながる暮らしへ

【メディアバリューレポートVol.73について】

大日本印刷(DNP)は、スマートフォンの浸透を背景にした5つの最新トピックスを2016年の生活者トレンドとしてまとめた「メディアバリューレポートVol.73」を発行しました。

2015年10月に行ったDNPの調査では、15~79歳の男女平均のスマートフォン利用率は63.2%で年々上昇しており、なかでも10~20代では9割を超えています。スマートフォンの浸透によってSNSでのコミュニケーションも活性化し、生活者は、その時々の気分や状況に応じてモノやサービスを選び、自分にフィットする消費スタイルを生み出していることなどがわかりました。

詳細はこちらをご覧ください。

http://www.dnp.co.jp/cio/trend/article/10120495_19464.html

○写真や動画などを使った非言語コミュニケーションが広がる

スマートフォンでいつでも欲しい情報を手軽に得られるようになったことで、生活者は必要になってから情報を収集するようになり、特にSNS利用者にその傾向が強い(図1)。例えば、写真共有SNS「Instagram」では、写真の撮影場所や撮影時の気分、投稿者の世界観などを表現することが可能で、利用者は自分の気持ちや状況にフィットした写真にアクセスできる。いつでもどこでも自分が好きな写真や動画を利用するなど、言語以外の情報によるコミュニケーションが活性化している状況が見て取れる。

*検索可能なキーワードであるハッシュタグ(#~)に、さまざまな情報を記載することが可能。

○その瞬間の自分とのフィット感が決め手となる消費行動へ

自分の好きなものを好きな時に利用するスタイルは、コンテンツサービスだけでなくリアルなモノにも広がっている。スマートフォンでの音楽聴き放題や動画見放題の定額制サービスが普及しているほか、ファッションや家電製品を月定額でレンタルできるサービス、個人間でクルマを貸し借りするカーシェアリングサービスもスタートしている。レンタルやシェアのサービスが整ってきたことで、いいものを見定めて買い、できるだけ長く使う消費スタイルから、モノやサービスに対する瞬間的な欲求やその時々の気分など、自分の状況に応じたフィット感を重視した消費スタイルに移っていくと考えられる。

○「多様性」を前提とした商品・サービスの拡大へ

渋谷区で同性カップルの婚姻に相当する関係を認める条例が施行され、同性パートナーを保険の受取人や携帯キャリアプランの家族割の対象者にできるなど、多様性(ダイバーシティ)を当然のものとして受け入れ、それに対応した商品やサービスが増えるようになってきた。アメリカでは、女性の“美の多様性”への対応から、さまざまな人種のバービー人形が発売されており、今年は“ぽっちゃり”、“小柄”、“長身”の体型別の人形も加わった。また、日本トイザらスは男女別売り場の廃止を検討している。「性別」「人種」「体形」などのダイバーシティを前提とすることで、商品やサービスの新たな可能性が広がっていく。

その他にも、

○AI(人工知能)を活用したロボットや情報端末としての機能をもつコネクテッドカーなど、テクノロジーによる生活の変化

○訪日客が帰国後に日本の商品やサービスの情報を拡散することで現地での日本製品の商機が高まっていく状況など、

「メディアバリューレポートVol.73」では、変化する2016年の生活者のトレンドを考察しています。

【メディアバリューレポートについて】

DNPは、生活者の情報メディア利用と購買行動の変化を調査・分析する「メディアバリュー研究」を2001年に開始し、テーマごとの調査・分析結果をまとめた「メディアバリューレポート」を毎月発行しています。

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