2016年4月20日
◆◇◆DNPからのお知らせ◆◇◆ 「情報接触スタイル2016」をまとめた「メディアバリューレポートVol.74」を発行
コンテンツ起点に情報と触れる「ネットコンテンツ派」の登場
大日本印刷(DNP)は、生活者のメディア利用に関する傾向をまとめた「メディアバリューレポートVol.74 情報接触スタイル2016」を発行しました。DNPは、毎年実施している定点調査の結果から、26の情報メディアに対する生活者の普段の利用頻度をもとにクラスター分析を行い、「情報接触スタイル」として発表してきました。最新の「情報接触スタイル2016」は、2015年10月に実施したDNPの調査結果を反映したもので、SNSや音楽・動画コンテンツなどを起点として情報メディアを利用する新しいスタイルの生活者「ネットコンテンツ派」が登場しています。この「ネットコンテンツ派」を中心に、若い世代に広がりつつある情報との付き合い方やメディア利用の変化についてまとめました。
詳細はこちらをご覧ください。 |
*『情報接触スタイル2016』の詳細はこちら。 http://www.dnp.co.jp/cio/trend/project/mediavalue/teiten/cluster2016.html
○ コンテンツの魅力に価値を置く「ネットコンテンツ派」
「情報接触スタイル2016」では、スマートフォンの利用率が高く、情報収集に利用するメディアの数が少ない「ネットコンテンツ派」が登場(図1)。未婚の20代男性が多い「ネットコンテンツ派」は、まず動画やゲーム、趣味の情報などの“コンテンツ”に魅力を感じ、それらを楽しむ手段として情報メディアを選択して活用している。
また「ネットコンテンツ派」は、動画共有サイト(携帯)の利用目的として、「自分の好きな情報を得る」を挙げた割合が他のクラスターよりも高い(図2)。「ネットコンテンツ派」は、自分が良いと思うことや好きな情報を共有し、分かり合える相手との共感が得られることを意識する傾向があり、トレンドなどの情報収集だけではなく、“好き”なことに重点を置いた情報との付き合い方が生まれている。
○共感でつながる生活者とのコミュニケーション
「ネットコンテンツ派」は買い物においても、話題の商品や売れ筋の商品より、自分の感性に合い、自分になじみがある商品を選ぶ傾向がある。彼らの感性や好みに合わせて、商品やブランドとの出会いをつくっていくことが今後の彼らの消費を活性化させるきっかけとなる。
コンテンツへの共感を起点にした情報との付き合い方が広まることで、生活者の“好き”はより一層多様に枝分かれして深まっていく。そのようななかで企業には、それぞれの世界観や感性にフィットするように商品やメッセージの伝え方をアレンジし、きめ細かなコミュニケーションの企画・設計を行っていくことがますます求められる。
【メディアバリューレポートについて】
DNPは、生活者の情報メディア利用と購買行動の変化を調査・分析する「メディアバリュー研究」を2001年に開始し、テーマごとの調査・分析結果をまとめた「メディアバリューレポート」を隔月発行しています。
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