循環型社会
海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化等への対応を契機として、国内におけるプラスチックの資源循環を一層促進する重要性が高まっています。DNPは、「DNPグループ環境ビジョン2050」に掲げる循環型社会の実現に向けて、サプライチェーン全体における資源の効率的利用を進めています。
循環型社会 目標・実績
2050年目標 | ||
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バリューチェーン全体で資源を効率的に利用し循環させることで、 最大限の価値を提供する。 |
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項目 | 2030年度目標 | 2024年度実績 |
資源循環率向上 | 資源循環率70%を達成 | 2024年度資源循環率 : ★63.5% |
水使用量削減 | 水使用量売上高原単位を 2019年度比30%削減 |
2019年度比:7.7%減 2024年度原単位 : ★6.21m³/百万円 (2019年度原単位 : 6.73m³/百万円) |
信頼性を確保するため、LRQAリミテッドによる第三者保証を受けています。
第三者保証の対象となっている数値には★を付けています。
DNPは2024年4月、国際基準である「1.5℃目標」に適合するように、Scope1+2排出量削減目標の上方修正を行いました。2025年4月にはScope3排出量の目標をサプライヤーエンゲージメント目標から削減目標に切り替え、これらの目標でSBTの更新認定を取得しました。
また、資源循環率や水使用量削減等の目標も2024年4月に上方修正し、活動を進めています。
資源循環
大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済活動から、持続可能な形で資源を利用する「循環経済(サーキュラーエコノミー)」への移行をめざして、DNPでは「DNPグループ環境ビ ジョン2050」にて循環型社会(資源の効率的利用)の実現を掲げています。その実現に向けて、「不要物総排出量および最終処分場利用率の最小化」に努め、2021年度からは、 「資源循環率」を指標としてサーマルリカバリーを含めない形でリサイクルを推進し、資源の効率的利用を進めています。
水資源の有効利用
水資源は、国や地域によってリスクの程度が異なることから、DNPでは海外拠点を含めた製造拠点における水のリスク調査を行っています。また、水害リスクの高い地域では、洪水対策を行っています。